
NERDONE / GORILLA TANK Rampage Toys Paint :Wonder Festival 2015 [Winter]
ワンフェスから約1ヶ月経ちますが、まだまだ戦利品の紹介続きます。
今回は、ランペイジトイズさんの卓で名前も知らずにゲットしたゴリラタンクです。
インスタグラムで卓設営画像を見て、すごく気になったんですが、多分残ってないだろうな〜、と思ってたら残っててゲットできました。
地元に帰って戦利品報告を友人にしたんですが、一番物議を醸しだした作品だと思います。その気持ち、わかるんですけど自分自身はメチャ気に入ってます! 凄く良いと言い切れる自分が、なんだか誇らしい。
その後、友人達からコレが行けるんなら、コレも行けんじゃね? 的に色んなソフビを勧められるようになるんですが、違うんだな〜。違いを明瞭に答えられないので、その辺りもこの記事で、自分の中で納得できる説明ができたら良いなぁと思います。
ナードワンさんの作品である事を、不勉強で人から教わったんですが、最近良く見るモツロスという作品も手がけられている方だとは思いませんでした。
MEDICOM TOY - 「M.O.T.U.L.O.S.」(モツロス)
*頭部の違いをゴリラとメカゴリラという名称で分けて呼んでいます。正式名称があるのかもしれませんが、調べる時間がちょっと取れなかったので、折を見て修正したいと思います。ご指摘あればよろしくお願いします。
◯全体(メカゴリラバーション)

全高は25センチです。肩幅があるので、それ以上に大きく感じます。

アグレッシブな前傾姿勢。

冬にちなんでか、イエティ風のカラーリングですね。シルバーに塗装された部分が冷たそうです。
ランペイジトイズさんによる塗装は、夏に見た偶像怪獣の塗装をみると、このゴリラタンク用にあえて、こういう塗装にされているんだと思います。
参照: http://gold.ap.teacup.com/leo2006/img/1408028410.jpg (写真左)

良い背中。
シルエットから漂ってくる、チープ感といいますか、何ともいえないアナーキーな感じが堪りません。

「だーッ!!」

「ウホッ!」
動かしても仁王立ちにしても、微妙に絵にならない……(笑)。
不完全性ゆえの味わい深さというか……。
すげー失礼な事言ってませんか、私?
◯頭部(メカゴリラ)

インパクトあるメカゴリラの頭部。
口からビームを発射しそうですね。
ちょっとダ〇チ◯◯フを連想する……。

お馬鹿っぽくて良いですね(笑)。

耳は回路むき出し。

頭頂部が少し尖っているのが、ゴリラっぽくて良いです。
◯胸部

厚い胸板。
ここにカンチャクがありますが、少しだけ可動させることができます。

背中。
造形中、机に触れていたかのように真っ直ぐです。
◯脚部

器用そうな足。
親指が判別できるだけで、あとの指はほとんど同じ造形になってます。
それで良いんです。

サイン書き損じてる事すらも、愛おしい!
◯腕

見よ、この見事なレンコン……じゃない腕を!
左手はグーパン。

右手は手を開いています。

開いてる方にフチ子さんを。

「ぎょえーッ!」
「ぱ、ぱんつ!!」

「イヤーッ!」

「わーい」
◯タンク(ゴリラバージョン)

生首が乗っかったタンクです。
顔面センターっていうのかな? 愛嬌ある顔立ちです。
戦車なのに、カミツキと轢くくらいしか攻撃手段なさそうで、実にアイロニカルです。

シリアルナンバー付き。
全何体か正確にはわかりませんが、自分が見た中で一番大きな数字が「5」でした。別に数が少ないから良いというつもりは……でも、買えて良かったです。
RTはRAMPAGE TOYSの略かな?

栗みたいなシェイプが可愛いですね。

キャタピラの造形が巧みで、やっぱりゴリラの造形はわかっててやってるんだと思いました。
どうしてコーヒーカップが? と思うかもしれませんが、もとはコップのフチ子をディスプレイするために買ったイッタラのカップです。丁度良かったので。
実は、フチが分厚くて用をなさず、大量のフチ子が沈む陰気な沼となっております。

底にトランスフォーマー風のマークが。
カタカナで「ナードワン」って書いてますね。
ランペイジトイズさんは外国の方なので、多分読めなかったんでしょうね。サインが逆です(笑)。

首の所に塗り残しがあります。
普通なら「おいおい!」ってところなんですが、意図した塗り残しなのでは? と許せてしまいますね。
◯組み換え
頭部はご想像どおり、組み換えが可能です。
メカゴリラがタダのゴリラに、生首ゴリラのタンクがメカゴリラタンクになるので、面白みに欠けるのでは……と思いましたが、組み換えてみてビックリ!

ムチャクチャ良い!
特にゴリラは、バランスが凄く良いです。
組み換えのため、成型材の内側を見たんですが、スリーエー(お持ちの方はわかると思うのですが、Tシャツのコンテナの中のような感じです)か?! って思うくらい中が、でろでろで厚みバラバラでした。日本製のソフビでは初めてでした。この点も、この作品なら味わいと思えますね。
◯全体(ゴリラバージョン)

現在はこの組み合わせで飾ってます。

可愛くみえるのは、耳の位置が目より高いので、幼く見えるんですね。
顔のパーツも大きいですし。
◯タンク(メカゴリラバージョン)

ちゃんと大砲を備えています。

「た、大尉! 連邦の新型はタンクです! ゴ、ゴリラの!」

「ひいいいッ!」
「そこ搭乗口なの?!」
◯まとめ
記事の冒頭で提示にした「他のソフビとの違い」については、説明になっていないかもしれませんね。
改めて考えてみると、ゴリラをモチーフにしたソフビは沢山ありますよね。多分、映画のキングコングから玩具として定番なのでしょう。そもそも人間に似てますし、好まれるモチーフなのだと思います。
そんな沢山のソフビを見ていると、ゴリラタンクよりも造形の巧みな作品もあります。でもゴリラタンクがそんな風に、誰が見ても上手いという風に見えたら、現在ゴリラタンクが持っているキラメキは、くすんでしまうと思うんです。
アートにおけるアウトサイダーアートのような感じで、正統派玩具(ディズニーキャラクターやアニメ・コミックタイアップ作品のような)におけるカウンター・アンチテーゼとしてインディーズ系ソフビがあるとすれば、ゴリラタンクはその点を強烈に体現しているのではないでしょうか。
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