UAMOU / Dazed Uamou Silver Lamé & Bastard - GID Red Painted Mouth
今回の記事で紹介するのはウアモウです。ソフビを集めてなくても、知ってる人は知っている有名キャラクターだと思うんですが、なかなか手に入れる機会がありませんでした(昔、お土産としてOneUpさんで、蓄光のスカル柄のウアモウを買った事があります)。
森フェスとワンフェスの旅の途中でアトリエ兼店舗のスタジオウアモウさんに訪れる事ができゲットできました。
森フェス&WF2015冬の旅:1 / 前日の秋葉原,上野,渋谷 - smogbom
ウアモウと言うキャラクターの誕生の経緯は、アーティストの高木綾子さんが14歳の時に書いた絵から誕生したそうです。その際は名前がなく、ロンドン留学中に自費出版で販売したコミック「Uamou From Another Plane(-遠い星からやってきたウアモウ-)」で名づけられたそうです。
コミックは、Kindleでも販売していて、購入して読んでみました。
サイレントムービーのように文字のない漫画で、絵本のようでもありました。詳細に描かれた背景と単純な輪郭線のようなキャラクターとの対比が面白いですね。
UAMOU FROM ANOTHER PLANET【Kindle版】 (ソニー・デジタル)
- 作者: 高木綾子
- 出版社/メーカー: ソニー・デジタルエンタテインメント
- 発売日: 2014/09/15
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
詳しい経緯はこちらのインタビュー記事が詳しいです。
若手女性クリエイター発のキャラクター「ウアモウ」が"育つ"まで - 「作品」としてのキャラクター展開 (1) リアル店舗を持つ希有な個人発キャラクター「ウアモウ」とは? | マイナビニュース
ウアモウはパートナーのおばけちゃん(Boo)のセットで、シルバーラメを選択。同時に紹介するバスタードは去年生まれたばかりの新キャラクターみたいです。
◯ウアモウ&おばけちゃん
ご覧の通り、ぎっしりと詰まった銀ラメが綺麗です。
アーティストご自身も女性で、さらに玩具コレクターということで、女性の嗜好についても考慮しておられるのかもしれません。
また、ご両親共にジュエリー職人ということで、その影響もあるのかも知れませんね。サイズ感とか。
ウアモウは2パーツ構成、おばけちゃんは1パーツです。
大きさは、それぞれ約7.5センチ、約2センチです。
ウアモウには幾つか表情のパターンがあり、今回購入したのは「Dazed(あっけを取られた顔)」です。ちなみに上記のコミック中にも登場する表情です。
ラメで見えにくいんですけど、ウアモウって口があることをこのソフビで知りました。
ウアモウって名前の「モウ」ってところから、牛のキャラクターだとずっと思っていたんですが(笑)、実は悪魔と言う意味の中国語「ウォモウ」から由来するようです。
その名前に反して、ピュアな心を持つ宇宙人の男の子で、角のような耳がアンテナになっていて、テレパシーで会話するそうです。
おばけちゃん(Boo)はその名の通り、おばけで女の子。
コミックで語られるのですが、とある未踏の惑星に不時着したウアモウと出会い、相棒となります。
写真のように角に引っ掛けて手乗りインコならぬ、角乗りおばけに。
◯バスタード
コミックに登場したウアモウとおばけちゃんと違い、コチラは立体にて登場したキャラクターです。
アイテムの説明欄に「バスタードはみんなの悪口ばかり、いたずら大好きな困った子です。」とあります。アンパンマンのばいきんマンや、ドラえもんのジャイアンみたいな、愛すべきカタキ役・トラブルメーカーって感じでしょうか?
ボディも実は新規で作られています。ボテッと膨らんだお腹が特徴的。一回り体格が良いのも強そうです。
バスタード=野蛮人ということで、本能に忠実なキャラクターなのかもしれませんね。
ネーミングの響きから、凶暴そうに見える口を赤く塗装されたモノを選択しました。
蓄光を選んだので、赤い口と相性バッチリだと個人的には思っています。
この蓄光、もしかしたら家の蓄光玩具の中で一番光ってるかもしれません。
昔は2パーツのソフビにしてはちょっとお高価だなぁ、って思っていたんですが、今は全くそう思いません……。やっと価値が分かるようになったのか、と言えますけど我が家の財政的には、マズイ方向であります。
◯まとめ
ウアモウは、様々なカラーや仕様でソフビ化されています。
参照:UAMOU SHOP
最初の立体化は高木綾子さんが留学中のロンドンで、自らの手で原型を仕上げられたポリストーン製のものだったそうです。
日本帰国後は原型をプロの原型師に託し、自身はスケッチ等によるデザインに専念。
ご自身が玩具コレクターということですが、同時にアーティストであるということで、この事に抵抗はなかったのでしょうか? でも、現在のアーティストさんってスタジオを構えてコンセプト・デザインを書いてあとは外注というパターンも多いですし、それほど抵抗なかったのかもしれませんね。
この件を知って思った事は、アーティスト本人による手仕事である事が、作品の出来不出来に関わらず、一定の付加価値を持っているように売る方法に疑問、という事です。
僕自身、そういったプレミアム性に踊らされている記憶があるので、強くは言えないのですが、もし機械によるものであっても、ハンドメイドよりも安価で綺麗であったら、そちらの方が良い評価を得るべきなんです。
手仕事が高い評価を得る場合は、機械ができないことが出来たときだけです。それはただ単に、機械以上に正確で綺麗であるという意味以外にも、機械には出せない味であるとか、人特有の揺らぎのようなものも指します。
#こけし 木地山系 / 阿部平四郎工人 1尺 - smogbom