今日はスーフェスでした。
夜勤明けでなければ、嬉々として馳せ参じたところですが、今からではお昼に到着したところで欲しい物が無かったらガッカリですし、2月のワンフェスに資金を残すことにしました。
まだ、仕事のシフトがでてないのですが、見切り発車で本日抽選申し込み開始のワンフェスのダイレクトパス抽選も応募しました。
夏は丁度シフトが出る時期にダイレクトパスの販売開始なので、余裕をもって新幹線の乗車チケットと宿泊先を決めれるのですが、冬は2月の頭なのでキツイです。
今日の鬱憤が晴らせることを祈ります!!
今回は、(冒頭の話題と変わって)西山敏彦工人の節分の鬼をモチーフにした、えじこになります。
以前レビューした、おばけえじこと同じ工人による作品です。
#こけし 土湯系 / 西山敏彦工人 おばけえじこ 白坊主 - smogbom
前回と同じく、キャロルさんオリジナル作品になります。
今回購入したのは、最初に青色を買って、悩んで赤も追加購入しました。
まだ数点在庫があります。
◯ティルト機能
頭部はえじこの蓋になっていて、頭部の底は丸くなっているので、傾けることができます。
大きさは角まで合わせて約9センチ。
購入してませんが、首のあるタイプもあり、そちらは10センチくらいありそうです。
◯赤鬼
赤鬼は威嚇の表情。
こってりと塗られた胴体とまだらになった頭部の塗りが面白いですね。頭部はクレヨンで塗った幼い子の絵のような奔放さで和みます。
褌の▲はなんなのか、僕にはちょっとわかりませんでした。
絶対空域ってやつでしょうか?
◯青鬼
青鬼は、頼れる感じの良い奴とという表情。
赤鬼より少し大きめです。工芸品でありながら、ひとつひとつ微妙に異なる不揃い感も民藝の魅力ですね。
ふんどしがショッキングピンクです。色の選択はいわゆる伝統こけしにはない選択で新鮮です。塗料自体も合成顔料なのではないでしょうか?
◯えじこの中身
頭を取ります。
中は空洞です。
それぞれ、金棒、恵方巻き、子供鬼が入っています。
子供鬼は角も生えていませんので、鬼と言うにはちょっと無理があるんじゃないの? って思いながら笑ってしまいました。
ところで、「子供」と「子ども」表記の問題があることをご存知でしょうか。
「供」の字に「お供え物」や「お供する」という差別的な印象があるため、子「ども」と平仮名表記にするという人達がいます。現在では、子供というのは当て字で、「供」にはそう言う意味がないとするのが一般の見方のようです(全文表示 | 「子ども」は「子供」で統一します 文科省「差別表現でない」と公文書で使用 : J-CASTニュース)。
恥ずかしいことに、今の今まで、僕は当て字に過ぎないと知りながらも、子供表記で嫌な思いをする人がいるなら、あえてすることはない、と「子ども」表記でやってきました。今回、記事にする上で、えじこの裏に「子供鬼」と書かれていて、どちらの表記をすればいいのか、ジレンマに陥り、調べて現在は決着が付いていることを知りました。なので、これからは「子供」表記で貫くことにしました。
そういえば、これも流説(誤り)でしかないのですが、こけしの語源は「子消し」ということが一部では信じられているそうです。日本語は同音異義語が多いので、恐いですね。言霊ってこういうところからも信じられてるんでしょうねぇ……。
◯まとめ
表情も違い、角も金銀で、いい感じのペアになりました。
他にもメタリックカラーの、普通のこけしにはあまり使われない彩色のものもありました。
常日頃、人とは異なる選択にアイデンティティを得ていると思っている「イタイ」僕ですが、赤鬼と青鬼と言う定番過ぎる色の組み合わせを考えると、自分の凡庸さが透けて見えて来る気もします。ですが、作品そのものの出来栄えと可愛らしさについては、何の引け目もございません。
良い物を手に入れた。我ながら天晴!
去年から始めた民藝品蒐集ですが、せっかく隣県に専門店があるので、手軽にパッと行きたいです。そのうちそのうち……と思っていたら、雪が降ってしまいました。
まず、初売りの日を仕事で逃してしまったのが惜しかったです。
Apple初詣に足を洗ったので、今後はキャロル初詣を年中行事にしようと思ってます。