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お盆は北海道【1・2日目 知床へ】

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母親が、北海道の人でして、今年の6月に亡くなった祖父のお葬式に出れなかったこともあり、お盆に24年ぶりに一人で訪れました。取れた休暇は4日間です。目的は、線香をあげに行くつもりだったので、観光は出来ないと考えていました。・・・そのわりには、バックパックにビブラムのファイブフィンガーズを忍ばせましたが・・・。

 

◯1日目 〜半日かかって親元へ

親元は、遠軽という北海道でも北部の街です。刑務所で有名な網走の近くです。株主優待のチケットが取れたので、飛行機代は案外安くつきましたが、着の空港が新千歳空港で、遠軽とはかなり離れています。具体的に言うと、電車で4時間30分程です。

中部国際空港に12時30分の便で向かい、新千歳空港まで2時間半。例によって夜勤明けだったので、ぐっすり眠り、あっという間に北海道につきました。

新千歳の気温は24度。北海道の人たちが言う”内地”(本州)とは10度くらい気温が低く、とても過ごしやすかったです。・・・ところで、”内地”って言葉、ちょっと隔たりを感じて、寂しかったですね。そう言う気持ちは無いのかも知れませんが・・・。

新千歳空港は、数年前に建て替えられたらしく、ショッピング等の施設が充実していました。電車には、少し時間があったので、帰りに買うつもりのお土産を物色しつつ、折角の北海道だし、とミソラーメンを食べて時間を過ごしました。

電車の時間が近づいたので、JRの駅へ。のんびりしていたら、なんと、遠軽への電車はこれが最終便でした。みどりの窓口で切符を購入しましたが、もう少し混雑していたら、明日まで札幌で一泊する羽目になっているところでした。

電車の中でもぐっすりと眠り、21時ごろに遠軽に到着。

親元には、事前に連絡をいれていましたが、お盆の忙しい時期にも関わらず、叔父さんとその息子・・・僕のいとこが、駅まで迎えに来てくれました。24年ぶりと言うこともあり(そもそも、いとこは生まれていなかったし)、今の僕の姿が想像付かなかったらしく、声を掛けても反応してくれるのに間があって、距離と時間の隔たりを感じずにはいられませんでした。

 

いとこの子の車で、お家へ。ご家族と挨拶しました。しばらくぶりに会うことができました。忘れずに、おじいちゃんに挨拶。仏壇に拝み、到着と厄介になる旨を報告しました。

親元には、今日、明日泊まらせて頂き、明後日の朝、札幌に発ち、少し観光して新千歳へというプランでした。というのも、帰りの便が10時と言う早い時間だったため、どうしても前乗りして空港に向かうようにしなければならなかったのです。それに、親元は飲食店を営んでいて、お盆の時期は正に、かきいれ時です。忙しいでしょうし、あまりのんびりするのも悪いな、というのもありました。

 

この日はペルセウス流星群が最盛期ということで、期待していましたが、旅行中、北海道はずっと曇りでした。雨はほとんど降らなかったのは幸いでしたけれど。

 

◯2日目 〜知床観光

朝の6時に起床すると、おばあちゃんの弟、僕の大叔父さんが会いに来てくれるとの事でした。また、観光にも連れて行って行ってくれるとのこと!!

リクエストあるか? に、知床! と答えました。

安易に答えましたが、僕はまだ、北海道の広さを実感していなかったのです・・・。

 

上川(カミカワ)に住んでいる大叔父がやって来るのを待つ間、朝食を戴きます。ご飯、味噌汁、すじこ、とろろ芋、肉じゃがに、極めつけは、カレイの煮つけまるまる一匹! いつもの朝食は菓子パンを摘む程度でしたので、しっかりとした朝食で朝からお腹イッパイでした。

 

知床には、大叔父と僕の母方のおばあちゃんとで向かいました。鞄に忍ばせておいたファイブフィンガーズを履き、一応の準備をします。大叔父、おばあちゃんとも高齢なので、本格的なトレッキングは無理ですし、出発する時間も遅すぎます。基本的に車での観光になりました。

 

出発する際に知ったのですが、遠軽から知床まで、実に160キロ、3時間ほどの道のりです。

◯原生花園(げんせいかえん)

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知床へ向かう途中、大叔父さんは、色々な名勝・景勝地に連れて行ってくれました。

場所があまりに多かったので、記憶に抜けている部分もありますが、写真が残っている場所を載せていきます。

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オホーツク海に面した原生花園と言う場所です。

今は花の時期が終わってしまって、やや殺風景ですが、最盛期は原生の野花が咲き乱れる場所だそうです。

他にも、ここには、野生の馬が生息しています。

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この写真は、大叔父さんが撮ってくれたものです。

 

 ◯オシンコシンの滝

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普段より、水量が多いそうです。なかなか、スケールの大きな滝でした。

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埋め立てによって作られた道路で、ココを走る時、大叔父さんは、奥の亀岩の間の河口でアキアジがよく釣れる、教えてくれました。アキアジと聞いて、そう言う名前のアジなんだろうな、と思っていたら、何のことない、産卵に帰ってくる鮭の事でした。

 

◯知床世界遺産センター

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世界遺産・知床の玄関口となります。

ココで食事したかったのですが、あまりにも人が多かったので、コンビニで、おにぎりと、とうきび(とうもろこし)を買って食べました。コンビニが、本州にはないセイコーマートでしたので、僕としては、面白い体験でした。

 

◯ゴジラ岩

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◯知床五湖へ

本格的に、世界遺産知床へ。峠道が続きます。きれいな白樺の森です。もともとは、開拓民が開墾、植林していったそうですが、冬があまりにも過酷だったため、打ち捨てられてしまったそうです。結果、陸の孤島となり、その豊かな自然は守られ、自然世界遺産となったようです。

残念ながら知床五湖の駐車場はキャパオーバーで一時間待ちとのことだったので、Uターンしました。こんな感じで、この旅はいきあたりばったりの、プラン変更上等でした。

そうそう、キタキツネに三回も遭遇しました。

 

◯羅臼岳(らうすたけ)・岩尾別温泉・ホテル地の涯(ちのはて)

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登ることは、装備的にも時間的にも無理ですが、登山口だけでも、と撮影しました。

ここは、岩尾別温泉・ホテル地の涯(ちのはて)です。なんともロマン溢れるホテルの名前です。なんでも、皇太子様・皇太子妃様が、新婚当初お忍びで来られたそうです。

沢の方に降りると、囲いも何もない状態で温泉が湧いていて、自由に入る事ができます。勿論、混浴です。少し足場が悪いので、二人にホテルのロビーに待って貰って、ほんの10分、マッパになって入りました。

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 奥にもう一つ浴槽(?)があり、そちらは人がたくさんいましたが、僕がお湯を戴いたほうは、通路に面していることもあってか、一人も入っておらず、独り占めしてお湯を楽しみました。温度もぬるめで、やさしいお湯でした。

秘湯中の秘湯という感じで、良い体験しました。

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◯知床峠

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こんな感じで、山の眺望はまったくと言ってほどでした。このまま峠を抜け、知床半島の反対側、羅臼へ向かい、半島をぐるりと経由する形で、帰路へと着きました。

 

振り返ってみると、もっと写真を撮るべきでした。記念撮影は結構あるんですけれど、それはブログに挙げられないし、車の中からでも、道中を撮っておけば良かったです。

 

3・4日目に続く。