先日、お伊勢参りしてきました。
小学生の頃、多分お参りしたことがあったと思うのですが、記憶が定かではなく大変興味深かったので記事にします。
記事の中のウンチクは、ほぼウィキペディア先生からご教授いただきました。
◯概論
まず、衝撃的なのは、伊勢神宮の正式名称です。
地名も何もナシの「神宮」こそが正式な名前なのです。なんでも伊勢神宮は、日本の神社の頂点であり、通常の神社にある神階が存在しません。
伊勢神宮は皇室の祖神であり、日本民族の総氏神である太陽を神格化した天照大御神を祀る内宮(ないくう)と、衣食住の守り神である豊受大御神を祀る外宮に分かれています。
今回は、内宮をお参りしました。
◯表参道
参道はキチンと整備されていて、土産物や名物のお店が立ち並んでいて賑わっておりました。
情緒ある店舗が並んでいます。
干物屋さん。凄くいい香りでした。
看板も年季が入ってます。
◯お参り
伊勢神宮では、かの有名な式年遷宮によって建物や橋、鳥居などが20年ごとに建て替えられます。およそ1300年という長きにわたり(途中中断を余儀なくされた時代もあった模様)、脈々と続けられてきました。
世界的にも珍しい建築様式のようです。
なぜ20年毎に建て替えなければならないかと言うと、建材がヒノキの白木なので老朽化しやすく耐用年数が低いのです。
当時、建材に漆などを塗って耐久性を上げる技術もありました(同時期の法隆寺は木造世界最古の建造物として現在も残っています)が、伊勢神宮がこのような建築方式をとっているのかは謎のようです。
推測される理由としては、(1)弥生建築様式の保存のため、(2)神道の精神「常若(常に新しく清浄であること)」を求めたため、(3)大きな行事に合わせたため、(4)天皇が住む皇宮の建て替えに合わせたため……等が考えられているようです。
ウンチクは置いといて、木がデカく太くて梢にささやく風が気持ち良い道です。
俗物たる僕は、棟の部分の金属が純金なのか非常に気になります。
一度の遷宮で使用されるヒノキは一万本以上とされています。
伊勢神宮には建て替え用の木材確保のための山がありますが、長い歴史の中で敷地内の材木では足らず、今では日本各地の材料が使われているようです。2013年の遷宮においてはヒノキそのものが不足し、史上はじめてヒノキ以外の木材が使われたようです。
伊勢神宮に使われるような良いヒノキ材が無かったということでしょうね。
神社には、お寺のように像がある訳ではなく、何もない空間に神が降りたとみなす、と聞いたような。
こちらの建物は式年遷宮しないみたいですね。
厩だそうです。
馬はいませんでした。
流鏑馬中かしらん?
結構年配の猫がいました。
お昼は、名物の伊勢うどんを食べました。
こしのないフワフワとした食感の麺に薬味と、溜まり醤油っぽいタレを絡めて食べます。手軽に食べられて、駅とかに出したらウケそう。美味しかったです。そして、意外と腹持ち良いです。
この後、おかげ横丁という参道の脇道を散策しました。意外と伝統玩具とか売ってない!
玩具と言えば、参道でちょっとしたオモチャを購入したのですが、落としてしまうハプニングがありました。
連れてってくださった方に、コイツ大丈夫か? って思われたかな……。
◯後編予告
三重が産んだ狂気の玩具コレクター!
その私設博物館に潜入!
乞うご期待!