7月の26日、27日と東京遠征に出かけました。メインは27日のオモチャの見本市(公式にはガレージキットの発表・技術更新の為の場みたいです)であるワンダーフェスティバルです。
前日の26日も、大好きなトイメーカーであるThreeAの日本初の単独個展が、渋谷パルコのギャラリーXで25日から開催(公式サイト)されていたり、トイデザイナーのKAIJINさんのミニ個展が新宿のマルイで開催されていたり、オモチャ以外にも目黒区美術館でミッドセンチュリー時代のハーマンミラー社で辣腕を振るった家具デザイナー、ジョージ・ネルソンの個展をやっていたりと、イベント目白押し!
そんなわけで今回は前日の旅行記を書いていきます。
参考→前年の様子初めてのワンフェス。ワンダーフェスティバル2013[夏] - smogbom
◯旅費覚書
結構、コンパクトに済んだ印象なので、メモとして残しておきます。
普通に新幹線で米原・東京を往復すると、移動費だけで25,000円近くかかりますが、一ヶ月前からの宿泊込のプランを予約したので20,800円で済みました。ホテルの場所も重要で、それより安いプランもあったのですが、会場までの移動代で高く付いたりするので、チェックすべきポイントです。数千円の節約でオモチャ1個2個買えますので、マジ重要。
都内の移動は、バス、JR、地下鉄が一日乗り放題になる「東京フリーきっぷ」を購入しました。いままで、電車代をケチってひと駅くらいなら歩いていたのですが、今回は到着が遅い上、行きたい所が多かったので、スピーディーな移動が求められました。
まあ、結果的には、1580円の切符代をペイするほど移動しなかったので、必要なかったですね。
ワンフェスにはダイレクトパスという2000名限定の優先入場整理券を購入しましたが、まあ、ごにょごにょごにょで高く付いたのでした。
それプラス、通常入場券であるガイドブック(通常2,000円)を買い忘れていたので、長浜黒壁にある海洋堂(は、ワンフェスの主催企業)で購入しようと思ったのですが、扱いなし! 結局、ちょい割高でオクで落札しました。
当日会場や前日東京の一部書店で買えるのですが、お目当てのブースの位置の把握のためにガイドブックを読み込み、印をつけたり移動経路を書き込むことは非常に需要です。幕張メッセという戦場で戦術を立てないモノは敗者となります。……というわけで、早くガイドブックが必要だった訳です。
◯前日の順路
目一杯旅行を楽しむためには、これも凄く需要です。
今回、僕が夜勤明けということもあり、到着の時間が午後からでしたので、問題ないのですが、東京の物販店(オモチャ販売)は11時とか12時開店とかが非常に多いです。閉まるのは普通に20時とか21時なので、この8、9時間で如何にしてエンジョイ! するか。
本来なら、21時までやっている3A LGOT展とKAIJIN展は後回しにして、秋葉原や上野、中野、アウトドアのショップなどを先に巡りたかったのですが、25日の3A LGOT展のオープニング状況を見ると、目当てのアイテムが潤沢だとは到底思えません。これは、先に渋谷に行くべき、と判断しました。そして、すでに開催からだいぶ時間が経っている、KAIJIN展は欲しいものは売り切れが予測していましたし、その後の受注生産が予告されていたので、この際後回し。目黒の美術館、中野、アウトドアショップ、最後は新宿、そして宿にチェックインという流れで行こう、と思いました。
米原駅は新幹線が停まる駅とは思えないほど、何もなく寂れてます。駐車場しかないってぐらいで、いつもはもっと人を呼ぶために商業施設とか誘致しろよ、と思っているんですが、今回は、駐車場がなくて新幹線に乗り遅れそうになりました。米原駅はもっと駐車場を作るべきだね!!
新幹線の中は体力回復の貴重な時間。売り切れの恐怖に焦らされ、散財の予感に猛る気持ちを鎮め、座席で3時間ほど眠りました。
◯LET'S GROW OLD TOGETHER!
品川で新幹線を降りて、渋谷のパルコ地下一階のギャラリースペースへ向かいます。今回は、Twitter、インスタグラムを使って情報収拾に余念ありませんでした。前日のツイートで、まだ完売の会場限定品はないようでしたので、急いで向かいます。
会場は、予想よりこじんまりとした感じです。
展示物には目もくれず、レジに向かいます。ボードにあったのは、お目当ての3AGOラインの8インチDIYノム・デ・プリューム完売の文字でした。
すげーショックな自分にショックでした。自分が思っている以上に、僕はThreeAが好きだったみたいです。折角なので、手榴弾型ケース付きTシャツを購入し、会場の写真を撮って後にします。
ショックで集中できずに滞在時間10分。
▼この写真なんて、折角の生(これは複製だったかな?)絵をきっちり撮らずに何がしたいのやら。
極めつけは、フルスケールJDFスクウェアチャート撮り忘れているってことです!
何しに行ったんだ!
★鬱憤レベル上昇……0→2
僕は旅に出ると、次の日の服や下着は決まって現地調達します。渋谷のODBOXでは、アメリカのガレージメーカーのアウトドアグッズを扱っているので、見に行きましたが衣料に関しては、メジャーアウトドアメーカーのモノを扱っていて、まだ色んなとこ見るので、いいだろうと思って買いませんでした。
朝ごはんも食べてなくて、小腹が空いたので、すぐ近くのお粥屋さんに。僕は、オカズのない・味のない・柔らかいご飯が苦手なんですが、中華粥は超好きなんです。ウメェウメェ食べてましたが、時間ないじゃん!!
次の目的地へ。
◯目黒区美術館へ
行ってきました、ジョージ・ネルソン展。
家具デザイナーとして、かのイームズ夫妻、エーロ・サーリネン、イサム・ノグチら(それ以外知らない・汗)と共にミッドセンチュリー黄金期を代表する人物です。
インテリアにご興味をお持ちなら、このシルエットを見るだけで、ああ、見たことある! ってきっと思うはず。
会場構成は、建築家・ライター・デザイナー・教育者という副題に照らしあわせたものになっています。僕は家具デザイナーとしてしか知りませんでしたが、コーポレーションアイディンティティの重要性を早い時期から着目していて、グラフィックデザインにも取り組んでいたことは衝撃的でした。
普通のデザイナーなら目を背けている、戦争とデザインについての考察は、もっと詳しく調べたいと思いました。デザインで人を殺す。恐ろしいけれど、人の営みを考えていく上では関係ないでは済みません。
もちろん、家具の展示も充実しています。主に住宅向け家具とオフィス家具が展示されていました。住宅家具は2段の床が作られていて、下から覗くことができ、普段写真に写らない所が見ることができます。そんなところまで美しくデザインされていて、超シビレました。
ここでは、大好きな展示会図録を購入しました。
★鬱憤レベル下落……2→1
◯中野ブロードウェイへ
上野のスタジオウアモウさんで、3日間限定のリフレッシュメントさんとの合同個展をやっていました。そちらに向かおうか迷いましたが、明日のワンフェスを早く切り上げれば行けそうだったので、今日は中野ブロードウェイへ向かいました。
まんだらけさんとONEUPさんで地元の友だちのお土産と、最近、ソフビ塗装に目覚めたので、無塗装のランジアスを発見し購入。
レジの下に隠されるように、欲しかったKAIJINさんのスペースレーサー2のパイロット「ボクとミミ」を発見! 残念ながらロボットの方はありませんでしたが、個展会場では売り切れと読んでいたので、迷わず購入。こりゃツイてる、とホクホクで店を出ました。
中野でお気に入りの担々麺を食べます。2回めだけど、やっぱり美味しい!
……ってやっぱり時間ないのに、今回は美食は捨てたって言ってたのに! 慌てて駅へ。
タイムロスが大きかったので、アウトドアショップ巡りは、三鷹駅から少し歩かなくてはならないハイカーズデポさんではなく、吉祥寺のVic2さんへ……向かおうとして、切符が無いことに気付きました!
東京フリーきっぷ、たった数百円分使って回収し忘れた!
千円ポッチの損だけど、情けなくって意気消沈。しかも、計算したら、別に東京フリーきっぷ買わなくてもいい程度の移動費しかかからないことが判明!
ぐぎぎぎ!
鬱憤レベル上昇……1→2
◯アウトドア用品お買い物
明日着るTシャツと短パンを購入。それと、8月の休みに三重の山でキャンプする予定で、夏はヤマヒルが多いらしいので、長ズボンも購入。
オモチャよりも、投入金額が多くなりました。オモチャ買いに来たのに、なんか釈然としない。
★鬱憤レベル上昇……2→3
◯KAIJINミニエキシビションへ
個展会場となったマルイのfewmanyさんなんですが、カイジュウブルーさんと共に、3回くらい行こうとしてますが、辿りつけてません。今回はなんとか辿りつきました。
ミニエキシビジョンの名の通り、こじんまりとした個展でしたが、作家本人による一点ものカスタムペイント品が燦然と列び、見応え充分です。
でも、写真撮ってません。
なぜなら、まんだらけさんで購入した「ボクとミミ」の最後の1個がレジ横にあって、ショックだったから……。
ってゆうか、受注生産発表されたんだから、それ待てばよかったじゃん!!
★鬱憤レベル上昇……3→4
◯宿へ
麻布十番にある本日の宿へ。
ピカピカの……とはいえませんが、居心地のいい宿でした。
個室にお風呂が着いてなかった(チェックしとけよ!)ので、大浴場で本日の猛暑でかいた汗を流し、今日の戦利品を検めます。
少ない……。
フツフツと湧き上がる衝動。
明日は弾ける。
きっと弾ける。
ワンフェスでの支払いは原則現金のみです。
今からお金を下ろして大金を持つのが怖かったので、明日お金を下ろすことにしました。
もう一度ガイドブックを読み直し、計画を練ります。目当てのディーラーさんのサイトやTwitterの更新をチェックします。
最初に並ぶつもりだったのは、ミロクゴッコさんでした。予想外のことでしたが、卓がいい場所を取れたので、より多くの人に手にとってもらうため、10時20分から販売開始と告知されます。
ワンフェス開場は10時ジャストから。つまり20分間、無防備な状態を晒すことになります。これはどうすればいいのでしょうか?! 頭も性格の悪いワタシは、意図が読めず、ヤキモキしてしまいます。いつも完売してますやん!
実はこれ、素晴らしい判断だったんです。ミロクゴッコさんは、すぐに長い行列形成してしまうほど人気ですから、転売の餌食になってしまいます。なので、20分という空白時間を設けることで、本当に欲しい人だけが残り、商売目的の人は時間ロスを嫌って他の所に列ぶという寸法なんですね。多分。
そんな事知らずに、一人ヤキモキする私に罰が下されたのでしょうか……。
当日、最大の大ポカをやらかします。
鬱憤レベル上昇……4→MAX!!
(ーーーー続きます!!!!!)