smogbom

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『王ドロボウJING』原画展 in BOOKMARK浅草橋にも行って来た!!

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ゴッコマニア、C3の次に行った場所がこちら。

前回記事:

smoglog.hatenablog.com

 

君は、かつてコミックボンボンに連載されていた熊倉裕一さんの「王ドロボウJING」を知っているだろうか!!

ドロボウの王、王ドロボウの腕白少年「ジン」と相棒で女好きの鳥「キール」を主人公にしたコミックボンボンという小学生をターゲットにしていた漫画誌らしい冒険活劇でした。一話からリアルタイムで遭遇した僕は、完全に虜になりました。

連載当初からコミックボンボンらしからぬ抜き出た画力でしたが、連載を重ねるごとにそれはグングンと伸びていき、連載誌の枠を超えて大人の愛読者も多かったそうです。僕も小学校を卒業してもコミックを購入して絵を真似たりしました。

コミックボンボン版は7巻で完結し、マガジンZ誌上にて「KING OF BANDIT JING」としてリスタートしこちらも7巻で一端終了しました。その後、新作の「Q&A」がスタートするものの、病気療養の為休載となり、掲載誌も休刊となってしまい、その後10年にわたり出版社すら安否不明となっていたそうです。

今回、電子書籍版とネットアニメの配信を祝して、原画展が開催されました。

参照:『王ドロボウJING』原画展 in BOOKMARK浅草橋 | cafereo

開催は残念ながら3日まででした。会期中に書いてしまえばよかった……。

 

自分が行ったときは、ほぼ女性の方しか見に来ていませんでした。

グッズ販売もありましたが、毎日販売分を分けているものの、早々に完売すると言う状態で、自分が行ったときには何も買えませんでした。

 

 

作品について

https://www.instagram.com/p/BYhazD2DS1m/

輝くものは星さえも、尊きものは命すら森羅万象たちまち盗む……と言われるドロボウの王様「王ドロボウ」の少年ジンと、相棒の鳥でジンの右腕と合体することで必殺技の「キールロワイヤル」を放つことができるキールの冒険の話です。

エピソードごとにボンドガールならぬジンガールと言うヒロインが登場し、女好きな相棒のキールが一目惚れをするんですが、ヒロインたちはジンの方に惚れてしまいます(例外あり)。

舞台設定が特徴的で、ドロボウしか集まらないドロボウの都や、時間に支配された街、芸術の街、音楽の街、恋愛をすると税金を支払わなくてはいけない街など登場します。異常な密度で描かれた個性的な街の情景が素晴らしいです。

絵が上手いと、画集的というか漫画じゃなくても良いじゃんとなりがちなんですが、演出が映画的で、漫画として楽しめます(とくに王ドロボウJING)。

キングオブバンデット時代になると、話の展開はワンパターンになっていきます。敵に追われて哲学問答して、「えーっと……?」という感じで終わってしまう。

休載状態のまま一旦終了となってしまったので、謎や回収されなかった伏線があります。

最大の謎は王ドロボウについて、凄いドロボウと言う以外ルーツなど何も明かされませんでした。どうして母ちゃんと別れ、母ちゃんはどうして死んでしまったのか。送られた銃はなんだったのか。回収されなかった伏線はシェリーの再登場でしょうか。

 

撮影可能だったもの

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アニメの特典フィギュアっぽいですね。

アニメ版については、ファンに申し訳ないですが、控えめにいってもクズな出来でした。DVD2巻の時の都アドニスで見てられなくなったので、その後は知りませんけど。オーディオコメンタリーで監督が、「ジンとキールはどうやって合体しているんだろう、それが不思議だな」って言ってるんですけど、その不思議だなって気持ちを不思議なままにしておくのが良いんじゃないですか! 尺を稼ぐためにバンクシステムでキールロワイヤル(必殺技)の部分を毎回流す杓子定規なアニメのイケてない流儀、最高にかっこ悪かった。アニメは一番お金の掛かった原作の販促という持論が固まった作品です。一番好きなエピソード「JING ON AIR」をアニメ化しなかったのだけは褒めて差し上げます。

 

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赤い風車と恋愛税編のイラスト。

風車というと第七監獄編のカンパリの故郷を思い出しますが、関係はあったのでしょうか。

 

展示物について

前期後期で展示がかわったそうです。

「Q&A」の原画もあって、はじめて見ました。

「Q&A」も簡単に読めるようにして欲しいですね。

個人的に「王ドロボウJING」時代の方がエピソードも絵も演出も好きなので、もっと多いと良かったです。

 

病気療養後まったく音沙汰なしだった、熊倉裕一さんの安否が確認できたことは嬉しく思ったものの、新作のイラストなどの展示はなく、「漫画家熊倉裕一復活!!」と言うファンが最も期待するニュースとはならなかったのは正直残念でしたが、こればっかりはしょうがないかな〜。

でも、こうやって原画展が開かれるほど根強い人気があることが嬉しく思いました。