今回紹介するのは、飛騨高山にて9月26日まで開催されるアート・トイの個展モンスター&ミスフィッツ3展を見に行った際、主催者のおもちゃ屋さんである留之助商店に訪れ、購入したソフビです。
個展のキュレーターとして来日されたアーティスト本人がお店に持ち込んだそうで、カウンターにさりげなく置いてありましたが、その時は日本円での値段もついてませんでした。ひと目見て気に入ってしまったので、その場で値段をつけて貰って購入しました。
作者はフランス人でコミック(有名なBD=バンド・デシネってやつでしょうか)アーティストでもあるスタン・マヌキアンさん。今回のモンスター&ミスフィッツ3展にも作品を出品されていましたが、正直なところ、午前中に見た時は完全にスルーしていました。コンドーを買った後、慌てて見に行きましたが、ピンときませんでした。コンドーは凄く気に入ったのですが・・・。
発売元は、ストレンジャー・ファクトリー。無学なもので、知らない会社でした。調べてみたところ、アメリカにあるギャラリー兼ショップのようです。英語が読めないので、確かではありませんが、個展のもう一人の主催者であるサーカス・ポスタラスによる直営っぽいです。
ヘッダーカードを見るに、原型を手がけた人物が、こんどうさとしさんといって、このカイジュウの名前のコンドーも、この方からきているっぽいですね。
製造は東京葛飾のオビツ製作所。メイドインジャパンです。
◯全体
一ツ目。
ちょっと目の上の塗装マスクがズレているような気がしないでもないのですが、許容範囲かな?
かなり、おもしろい体型しています。両手は触手です。
造形と塗装によるウロコの質感が素晴らしいです。少ない手数で最大限の効果。江戸前だね!
しっぽや両腕が鋭く尖っています。つまり、子ども用のおもちゃでは無いということです。いい大人のジェントルなおもちゃ。トレビアン。
◯頭部
勝手な妄想ですが、ゴジラのように光線を履いたりするんじゃないと思います。大きな一ツ目で催眠攻撃したあと、触手でじわじわ絞るんですよ、きっと・・・。
◯腕
すごく、愛嬌あります。
◯背中
ここだけなんか、機械的ですね。異物感バリバリ。これも味かなあ。
◯お気に入りのポーズ
なんという可愛らしさ。頭部が大きいプロポーションなので、座らせるとドッシリして見た目の据わりが良くなります。
以上、コンドーでした。
あの日、飛騨高山に行かなければ手に入らなかったでしょう。そういう出会いも含めて感慨深いおもちゃとなりました。