やっぱり、まだ届かない、自転車。
自転車へ向かった物欲は、違う方向へ向かい、こんな物を購入してみました。
エバニューのチタンアルコールストーブセットです。
アルコールストーブというのは、燃料用アルコールを燃やして、アウトドアでお湯を沸かしたり、調理に使ったりする道具です。
アウトドアでは、このような道具をストーブとかバーナーとか言うらしいのですが、アルコールストーブの他にも、ホワイトガソリンを使うもの、ガスを使うものがあります。
その中で、僕がアルコールストーブを選んだ理由は、
1.構造が単純。メンテナンスフリーで壊れにくい。
2.軽量で小さい。
3.燃料が簡単に入手出来て、ランニングコストも安い。
以上の美点を高く評価して、このタイプのストーブに決めました。
反面、他のストーブと比べて劣っている点は、
1.火力が弱い。
2.火力調整が難しい。
等が上げられます。
数あるアルコールストーブの中で、エバニューのこのセットを選んだ理由はズバリ、マイフェイバリット金属であるチタン製だったからです!
・・・と、まあ、そうなのですが、先程、数ある、と書きましたが、僕がアルコールストーブを検索すると、上位に出るのは自作ストーブか、トランギアの真鍮製のものか、コレしか引っかかりませんでした。
そのため、いわいるガレージメーカーものの、魑魅魍魎然とした、キワモノのアルコールストーブの存在は知りませんでした。
シャラプロジェクトやフリーライトのアルコールストーブは、僕の心の琴線に触れるものがあります。
それらを知らなかったことは、残念なことですが、ガレージカンパニーないし、ガレージメーカーというものを知ったことで、その発生の元となったウルトラライトハイキングの概念に対しての誤解が解けました。
そして、新しい物欲が生まれました。そのことは、また別のエントリで書きたいと思います。
さて、日本が誇るエバニューのチタン製品です。アマゾンで購入しました。箱の中身は空っぽかと思うくらい軽いです。さすがはチタン。
箱をあけます。案の定、スカスカです。過剰包装です。さすがはアマゾン。
一緒に燃料用のアルコール用のナルゲンボトルも買いました。250mlでこのサイズ。何日、山にこもるつもりだ。
燃料用アルコールは、薬屋に普通に売っていうるとのことですが、ドラッグストアにも、消毒用のアルコールの棚に有りました。500mlで350円くらいでした。
さて、本題。
ストーブセットの中身はこのとおり。
収納用のメッシュポーチ、550mlのお鍋、アルコールストーブ本体、下部スタンド、上部スタンド、燃焼効率を高めるパワープレート。
オレンジ色のものは、お鍋に収納時に傷つかないようにする緩衝材です。
ストーブ本体だけでも使用出来ますが、全てのセットを組み立ててみます。
ジャン!!
おおおおーーー!!
いきなり外で使って使い方がわからず、右往左往することは目に見えています。IHヒーターと石油ストーブの上の薬缶から吹き出す蒸気、家族の失笑を尻目に一度、燃焼させて見ることにします。
水は、たっぷり500ml注ぎます。
燃料は、良くわからないので、とりあえず30ml注ぎました。
上部スタンドの火口は小さく、ライターでの着火は難しそうです。今回はチャッカマンで着火しました。山ではマッチがいいかもしれません。
アルコールの燃焼による火は見えにくい、と聞きます。青い炎がゆらゆらと頼りなく燃え広がります。
こんな火力で大丈夫なのか?
慌ててはいけません。本燃焼はここから、本体やパワープレートが温まり、アルコールが効率よく気化することで始まります。
20秒くらいで、炎が盛大に立ち上ります。
ちょっと圧巻です。
そして、あっと言う間に燃え尽きてしまいました。
本燃焼から約4分でした。
予想以上の燃費の悪さ。
これは考えされました。
お湯の方はと言いますと、沸騰はしていませんが、これでインスタントコーヒーを作るには十分、と言う温度に達していました。
紅茶を作るにしては、温度、低かったですね。
こんなかんじで綺麗に収まります。火によってチタンが焼けて色が青くなりました。ガンガン使い込んでいきたいです。
効率よくお湯を作る、と言う分には大変結構な道具に思いました。
しかし、これで調理となると、ちょっと燃焼時間が短すぎるような?
うーん、燃焼効率を高めるパワープレート無しの状態なら、燃焼時間を長く出来るのでは・・・?
いろいろな創意工夫が必要になりそうです。
というわけで、次のエントリは、アルコールストーブで調理してみたいと思います。
もちろん、家の中で。
まだ、寒いしね。