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米原くんはつよつよギャルから離れられない ‐ 男子サイテーと蔑まれようとも

今週のお題「同級生」

このシチュエーションをありがとうございます&ありがとうございます!!!

『米原くんはつよつよギャルから離れられない(著:川村 拓、発行:角川ドラゴンコミックスエイジ)』は、いわゆる『からかい上手の高木さん』や『イジらないで、長瀞さん』的な奥手男子に積極的な女子がチョッカイを出すシチュエーションものである(同じに並べて違ったらスマン)。既刊1巻。

 よつよなギャルたちの誘惑から逃れられないトリガーハッピーラブコメ!

うちのクラスには例年にはいなかった女子が二人もいる。(しかも可愛い)

そしてこの二人はなぜか僕のことが全力で大好きらしい…。

そのせいか僕は残り35人の男子から嫉妬されているのだ。

これ以上35人の男子から疎まれないためにも、女子二人から嫌われようとする米原くん。

しかし、そんな行動はなんのその、嫌われる行動をすればするほど距離を近づけてくるギャル二人。

そんなつよつよギャルの誘惑から逃げ切って、平穏な学園生活を送ることができるのか!?

引用‐「米原くんはつよつよギャルから離れられない1」川村拓 [ドラゴンコミックスエイジ] - KADOKAWA

 

 

女性全員から侮蔑と嫌悪を向けられても、健全な男子なら夢のようなシチュエーションではなかろうか?! 

自分よりも高身長でスタイル抜群、明るくて倫理観がぶっ壊れている(二股OK)ヒロインに迫られ、他の男からの嫉妬の炎に自己肯定感がマシマシ。

 ……もちろん、フィクションの世界だってことは自覚してるよ。妄想の世界でくらい自由にさせてくれよ……。

ああ、なんて素晴らしいんだろう。弱者男性歓喜!

このシチュエーションの発想は、まさに変態的……いや、天才的だ!!!

 

『からかい上手の高木さん』や『イジらないで、長瀞さん』的なヒットも望めるポテンシャルを感じているが、1巻後半から早くもマンネリを感じるのも否めない。

女子二人に迫られるエッなシチュエーションがワンパターン化してしまっている気がする。どんどんスケベにしていけば良いと思うが、掲載誌的にもう限界間近って感じがするのである。

 

テコ入れしている感もあるが、ギャグ要因としてヤンキーを登場させたのは、少し悪手に感じられる。読者層的に誰がゴツいヤンキーの大ゴマを望むのか。

 

今のところ、主人公と二人のヒロインが何故好きなのかってのは、100%ルックスなので、もっと内面に迫っていくか、ヒロインの差別化を進めていくなどすると良いかもしれない。あるいは、圧倒的画力で黙らせるか。

 

2巻以降に手を伸ばすかは、今後の世間の評価次第といったところだろう。

正直、この1巻だけで、ご飯が一升進むでごわす(ずんだもんミーム)!!

 

 

 

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