smogbom

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NFT(非代替性トークン)って何なん?-にわかが語る

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なんとな~く暗号資産、仮想通貨的なお金儲けの話でしょう、と思ってて詳しく調べていなかったNFT(Non-Fungible Token)について、気になるアーティストが作品を発表しそうなので、調べてみました。例のごとくにわかなので、間違ってたらツッコミしてください。

NFTは、やっぱり仮想通貨などでお馴染みのブロックチェーン技術を使った仕組みで、複製にコストかからず、改変可能で劣化のないデジタルデータの所有権を証明する仕組みのようです。


例えば、デジタルミュージックの場合、かつてあったコピーガードとの違いは、NFTミュージックの購入者は、曲のマスターデータを持ってるのと同じで、所有者は自由にリッピング可能ですが、第三者は所有者にはなれません。

所有者になれるということは、譲渡も可能と言うことで、この辺りが登記目的で注目されている点のようです。
今まで所有者という概念がなかったようなもの………Twitterで最初のツイートが競売にかけられて、僕の生涯収入以上の値段で落札……が売買されているようです。人生ってなんだろう。

 

しかし、この仕組みそのものは、汎用性が高く、デジタル著作物のあらゆる製品に適応可能のように思います。
プログラム、漫画、イラスト、アート、3D彫刻、映画、デジタルトレーニングカード、小説。
NFT漫画であれば、漫画村のような事件はなかったでしょう(逆に、こういう違法コピーが横行したからこそ、誕生した仕組みなのかもしれません)。

 

まだ新しい技術ということで、信頼性に足るのか、また法整備も不十分なようで、企業の反応は様々。
音楽や出版は、違法コピーが取り締まれるが、一度買ったら基本売れなかったライブラリを売ることができるようになるので、先のコピーガードのように、既得利権を守ることだけは腐心するような企業は、受け入れ難い技術かもしれません。

 

ゲームオンラインストアのSteamは、NFTの仕組みを持つゲームは販売不可という明確な方針を打ち出してニュースになりましたね。
自分たちのストアの枠外で金銭がやり取りされるのは面白くない、ということでしょうか。自社製のデジタルトレーディングカードゲーム「アーティファクト」が大ゴケしてなかったら、普通に採用していそうですが(笑)。

 

まとめますと、NFTというのは、コピーし放題、改変し放題だったデジタルデータを、売買可能な現実世界の物と同じように取り扱える仕組みです。
この仕組みは、一部の富裕層のマネーゲームに使われるものではなく、広く一般的に使われるものとなりそうな予感がします。