ソフビそのものについて、僕の独断と偏見でアレコレ勝手に語る、ソフビ雑記のコーナーです。
約半年ぶりにコーナーを再開。久々に過去記事を読んだら、テキスト書いているスモッグってやつが偉そうで、「誰だよ、オメーはよッ!」ってイラッとしちゃった(笑)。
でも、これくらい自信ありげに書かなきゃ、だれも納得してくれないし、議論してくれないですよね。今後も生き恥さらしていくぜ!!
さて、コーナーを再開した経緯ですが、最近ホットな音声SNSアプリ「Clubhouse」にて、著名な現代アーティストの村上隆さんとインスティンクトイさんを中心としたソフビ対談が日夜行われているらしいく、それについてネチネチといろいろ想いが募ったので記事にしてみました。
らしい……というのは、当方、メインがアンドロイド(アプリがiOS版しかない)端末かつ、招待制で友達いないボッチなんで、対談そのものを聞けておりません。
一応テック・ガジェットも好きなんで、インフルエンサーや芸能人を中心に流行っているということは早期にキャッチできていたんですけど……。
知ってます?! クラブハウスって、招待したい人の電話番号で誘致するので、ネット界隈の知り合いとかだと招待のハードルが高いし、招待するとき「あなたのコミュニティのエクスペリエンスを高めるに相応しい人を紹介してください」的な、意識高そうな文章が出るらしいです。
しかも、利用規約を破ってしまうと、紹介してくれた親までBANされてしまう連帯責任制。うげー、嫌いな雰囲気です。
そんな訳で、伝え広がってくる、Clubhouseを聞いた人の反応を僕は知ってる程度なんですけど。
僕自身は、現代アートとソフビの接近について、正直、あんまり好ましいと思ってません……。誤解しないでほしいのは、スピーカーの方を批判したいわけじゃないです。
インスティンクトイさんは当然今でもファンだし、ミーハーなところあるんで、村上隆さんもわからないなりにすごいなーって思ってます。村上隆の芸術道場っていうポッドキャスト聞いてましたもの。
でも、言い方が悪いですけど、Clubhouseのなーんか意識高い系の雰囲気と、本当に言い方悪いですけど、村上隆さんという世界でもトップの現代アートの巨匠に群がるシンパがウェ~イ! ウェ~イ! ってやってる中で、ソフビが語られてるのって、日陰モノの僕にとって、めちゃくちゃ居心地悪いんですよ(怒らないでね、笑うところだよ)。
あー、これってメジャーデビュー前からファンでした的な古残ぶるってヤツ? ひ、否定はできない……。
でも、僕が考えるに、村上隆さんが関心を抱いてる、ソフビの世界って、こういう偏屈者のアンダーグラウンドな世界だと思うんですよ。
村上隆さんは、スーパーフラットで、オタク・サブカルの日陰の世界をアートのきらびやかな世界に持ち込んだのですけど、今回も同じ構図なんじゃないかな、って思ってます。
この道が完璧に交わるのか、それともあくまで違うジャンルに帰結するのか、まだわかりませんけど、たぶん現代アート化したソフビを僕が買えるとは思いませんし、値段(価値)は立派だけど、僕には意味がよーわからん、ってモノを欲しいとは思いません。これって、ソフビに関心のない人が感じる感想だとおもうので、すでに別物と思ってしまっているのかもしれません。意識している時点で、気になってるのは否定できないんですけど……。
お二方や、Clubhouseでソフビが脚光を浴びて、議論されていることそのものは、業界にとって、すごく良いことだとは思います。対談によって、作家さんやコレクターが刺激を受けるのは良いことだと思いました。それが拒否反応だったとしてもです。そのモヤモヤとしたものが創作の原動力の一部となり、我々が好きなソフビになるんだと、僕は思ってます。だから、今後もすげぇ作品がどんどん出てくるはずです。
ソフビ雑記、不定期ですが、もう少し続きます。
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