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コナミのゲーミングPCは誰が買うの?(追記あり)

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不信感でいっぱい。

今回は非常にネガティブな内容なので、ご注意ください。

コナミが展開するeスポーツゲーミングブランドARESPEARより、満を持してゲーミングPCが登場しました。この界隈は盛り上がっていますし、老舗ゲーム会社でもあるコナミから登場ということで、注目していました。

ラインナップされた3モデルの内容をみると……「な、なんだこの圧倒的なコスパの悪さは……!」と、コナミブランドを盾にゲーミングPC初心者を食い物にするような、ちょっと酷い構成になっています。オリジナルPCケースやサウンドカードが標準装備など、他にはない部分もありますけど、それでも割高感が否めません。構成内容について、ラインナップのCPUはintel製ですが、一世代昔のものになっています。また、どんなマザボが使われているのか、どの会社のグラフィックボードなのか、詳細不明なのも非常にわかりにくい点です。誰か人柱になってもらって、詳細を知りたい気持ちはありますが、現状はおすすめできる内容ではないと感じています。

参照:eスポーツデバイス「ARESPEAR」公式サイト

スタンダードクラスg具体的に内容を見ていきましょう。

スタンダードクラスというARESPEAR C300の構成は以下の通り。

参照:

www.konamistyle.jp

  • CPU インテル® Core™ i5-9400F プロセッサー
  • ビデオカード NVIDIA® GeForce® GTX 1650
  • メモリ 8GB(8GBx1)DDR4-2666
  •  SSD 512GB(PCIe NVMe/M.2)

 i5-9400F は、画像出力なしのミドルクラスCPUで、コスパの良い製品として知られています。価格でRyzen3 3300Xとライバルって感じかな……Ryzenは現行モデルというのもありますが、カテゴリ的にはローエンドモデルなんですよね。 i5-9400F は、コア数では勝ってるけど、ゲーミングではコア数が多い方が有利ではないようですし。

 

グラボは GTX 1650。現行で一番安いグラボ……スタンダードというかエントリーモデルという感じに思いました。Steamでは、旧モデルの1060がシェアトップなので、全然戦えるグラボだと思いますが……。

メモリも8ギガ一枚というのもどうなんでしょう。問題ないと思いますが……ケチだなぁ。

この構成を見ると、CPU以外のパーツメーカーはどの商品なのかわかりません。グラボもいろいろなメーカーがあり、性能もマチマチ。

ざっと計算して、同程度の構成よりも5〜6万円くらい高価かなぁと思いました。オリジナルケースだけは代替不可能なので、ケースにそれだけの価値があるかどうか。これだけ価格差があれば、ワンランク上の性能のBTOでもPCが購入可能ですから、僕はそっちを取るかな。

逆にこの値段で納得できる構成は、CPUがi7(もちろん現行)、グラボがGTX 1660ti、メモリ16GBかなぁ。

 

高性能モデルのC700にLEDライティング機能付きのモデルもありますけど、今回はこちらを無視します。構成は以下のとおり。

www.konamistyle.jp

  • CPU インテル® Core™ i7-9700 プロセッサー
  • ビデオカード NVIDIA® GeForce® RTX 2070 SUPER™
  • メモリ 16GB(8GBx2)DDR4-2666
  • SSD 512GB(PCIe NVMe/M.2) HDD 1TB(SATA) 

内容的に酷いのはこちらの方。構成はミドルクラスですが、価格はハイエンドクラス。同じ構成の自作PCよりたぶん10万円以上高価です。自作やBTOで構成を工夫して考えれば、ビデオカードは2080tiだって装備できるくらいのお金を奪ってきています。これを買おうとしている人は、本当に考えてから買った方が良いと思います。これ企画した人は、何を考えているんでしょうか。怒りすら覚えます。言葉悪いので、言いたくないけど、ぼったくり商品だと感じました。

 

高品質パーツ採用やデザインを売りに展開するゲーミングPCブランドは、エイリアンウェアやレイザーなどありますけど、ARESPEARももしかしたら、その線があったと思うんですよね。現状、このゲーミングPCは、コナミというブランドを信じた人、コナミが大好きでたまらないという人向けでしょう。知らずに購入したとしたら、本当に可愛そうです。実際、もういきなり評判悪いです。お金もちのブロガー、ユーチューバーが購入して、馬鹿にするという目的にしか使われなさそう……。今後も展開していくつもりなら、心を入れ替えた方が良いと思います。こんな商品しか企画できないなんて、本当に残念です。

 

追記:発売日が9月28日に確定。本当にこの構成でこの価格で販売する気みたいです。RTX30XXシリーズが出た今、正気なのか?!

さらに追記:表記がころころと変化しています。先日に見た時は、9月28日でしたが、再び2020年9月下旬から順次お届け予定に。もう10月だけど。そして注文できませんになりました。完売した風にしたのか、良心の呵責か、ビジネス的判断で、アップデートするつもりなのか……。

さらにさらに追記:発売日から一週間経ちましたが、メディアの実機紹介以外で存在が確認できません……。世の中には物好きな人(侮蔑の意味ではなく!)がいますから、一台も売れてないってことはないと思うんだけど……。さすがに値段攻めすぎだったのかな。

さらにさらにさらに追記:ツイッターにて購入者を発見。ご本人は満足していらっしゃる様子です。構成など詳細を教えて欲しい。

さらにさらにさらにさらに追記:メディアからもレビュー記事が出てきました。忖度あるのか、切れ味悪い微妙な評価していますね。コナミっぽさとは……ふんわりしているなぁ。ケーブル取りまとめの綺麗さを褒めているレビューなんて初めて見ましたw なんだか苦しんで記事書いてませんか(笑)。やはり割り高なのは、認めていますね。なぜかパーツ詳細は伏せられていて、ケースと高級電源をことさら強調しています。プロユースとして、耐久性とか安定性を重視した構成というのは納得だけど、尚更どんなパーツで構成されているのか知らせるの大事だと思うけど……。パーツで値段を調べられて、暴利だ! って拡散されてしまうことを恐れたのかなぁ。記事の裏の裏を読むと、次回作は頼むぜ、マジで! って感じでしょうか。

参照記事:【Hothotレビュー】コナミが作ったゲーミングパソコン「ARESPEAR C700+」。“コナミっぽさ”を醸し出すはじまりの1台 - PC Watch

 

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