メガドライブミニに収録されているソフトをゆっくり紹介しているコーナーです。29本目の収録タイトルは、リアルタイムストラテジーゲームのロードモナーク とことん戦闘伝説。
初めて知ったタイトルですが、もともとは1991年3月PC-9800シリーズ用に発売した、ファルコムの10周年記念作品ロードモナークから続くシリーズです。本作は、ロードモナーク及び続編アドバンスド ロードモナークのマップを収録。更に32のストーリーが追加されています。
開発は、ファルコムではなく大宮ソフトが担当しています。大宮ソフトと言えば、TCGとボードゲームを融合したカルドセプトの開発で有名ですね。
城と城との戦いを描く人気リアルタイム・シミュレーションを大宮ソフトが独自の味付けでアレンジした、傑作陣取りゲームです。
物語中盤以降で登場するあっと驚くギミックの数々はシリーズのファンも必見です。
舞台はモナーク王国。次期国王であるアルフレッド王子が、己の能力を示すために、盗賊退治に繰り出します。王道的ストーリー。しかし、大人になってしまった僕は、失業者を盗賊にしている時点で、国の運営がうまく行っていないということじゃないか、なんて無粋にツッコんでしまいます。つまり、王様も王子も無能。……なんて言っていたら話が進まない。
ステージ選択制です。大きな道の各所に盗賊や外国の敵がいるなんて、この国はもう末期なんじゃ……(まだ言ってる)。
バトルに突入して、見下ろしマップになります。
味方の陣地を広げていって、敵のキング(K)を打ち取れば勝利です。
陣地を広げるには、金が必要。民草から税として金を巻き上げます(言い方!)。
国家運営の秘訣は、民は生かさず殺さず……らしいです。不満が爆発しないように、税率は微調整します。
プレイヤーは、リアルでは国が消費税をアップすることに文句を言うくせに、きっとゲームの中では、躊躇なく巻き上げていくんでしょうね!
マップは倍率を変えることができます。
ゲームの進行はけっこうスローリーですね。序盤のせいかギミックもありません。
陣地が広がり、そろそろ敵との直接衝突が始まりそう。
マップ倍率をあげると、キャラクターがしっかり描画されます。
味方と敵の描写にかなりバイアスかかってますね。正義の騎士の国と蛮族的な。
ついに敵のキングは目前。
イベントシーンが入りました。
敵の王が討たれ、王子の勝利。
うーん、これが正しいことなのか、時代背景を抜きにすると考えさせられるな……。