十年以上愛用していたMacでしたが、自分の使用用途には合わなくなってきたため、WindowsPCにスイッチ、初の自作パソコンをパーツ選びから組み立てまでやりました。
PCそのものは1月に組み上がったものの、キックスターターでバックしたキーボードがつい先日まで届かず、ようやく完成となりましたので、総評を記事にしたいとおもいます。
初めて組み立てた自作PCで、あとから考えるとこうしておけば……と思うところもありますが、自作PCなので徐々に良くしていこうと思います。これから自作パソコンを作る人の参考になれば幸いです。
評価は☆で5段階評価したいと思います。
PCスペック
CPU:Ryzen5 2600x(付属クーラー使用)
マザボ:GIGABYTE X470 AORUS ULTRA GAMING ATX
メモリ:CORSAIR DDR4-3200MHz VENGEANCE RGB PRO 16GB [8GB×2枚]
グラボ:MSI Radeon RX Vega 56 Air Boost 8G OC(中古)
電源:オウルテックSeasonic FOCUS+ 750W
ストレージ:Samsung SSD 250GB 860 EVO 250GB+1TB
ケース:Fractal Design Define C
自作パソコン組み立てて良かったか:評価☆5
これは本当に良かった! 組み立てる前は、Windowsは文字が汚いとか、使い勝手が自分に合わないとか、果たしてちゃんと組み立てれるかとか、不安でしかたがなかったんですが、ほとんど杞憂に終わりました。確かに文字は汚い。こうしてブログ更新で文字を打つ度に、僕に僅かに残った美意識が死んでいくのを自覚します。しかし、Windows10は、XPの起動画面の「ようこそ」の酷いフォント、意図のかけらもない配置を見たときの、首を吊りたくなるほどの絶望感はありません。
使い勝手も昔に比べるとかなり良い。直感的に、わりと自然に動く。設定画面は項目のカテゴライズが結構カオスで、自分にはわからない部分もあります。
組み立てに関しては、とてもおもしろかったです。緊張感はありました。どういう組み合わせにしようか、今後どうアップデートしていこうか、好奇心が広がって、趣味が増えました。PCパーツの新商品のニュースが楽しみになる未来が僕に待っていようとは。
パーツ選びについて:総合評価☆4
やっぱり最初の自作PCということもあり、うまく行かなかったところもあります。フォームファクタ選びなど、アップデートでは解消できないしくじりもあります。アップデートできるといっても、余計な投資になっているわけですし。概ね満足していますが、これはこうすれば良かったとかありますね。時期的にあと一ヶ月まっていれば……ということもありますが、自作PCは欲しい時が買い時ですから、まあしょうがないですね。
以下、パーツ個別評価です。
CPU:Ryzen5 2600x(付属クーラー使用):評価☆5
現時点で一番良い選択だったと思います。
ゲーミング用途なので、シングルコアの性能が高いXモデル、でもRyzen7ほどマルチコア性能はいらない……ので。
ただ、比較できないので、実は無印2600で事足りてたかもしれません。
しかし、Ryzenのコストパフォーマンスは異常ですね。
2600Xですが、たった三ヶ月で4,000円ほど安くなりました。
しばらくAM4ソケットが使い回せるので、アップデートのコスパも良いです。
AMD CPU Ryzen 5 2600X with Wraith Spire cooler YD260XBCAFBOX
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マザボ:GIGABYTE X470 AORUS ULTRA GAMING ATX:評価☆4
性能そのものは満足しているんですが、フォームファクタをATXにしたのは、やはり失敗でした。大きい。拡張性はそこまでいらない。mATXだったら、組み立て作業性も悪くなかったんじゃないでしょうか。
マザボはおいそれと買い換えるものでもないですし、しばらく机を圧迫するこの筐体と付き合うことになりそうです。
いつかminiITXで、超小型の高性能ゲーミングPC作りたいです。
GIGABYTE X470 AORUS ULTRA GAMING ATX ゲーミングマザーボード [AMD X470チップセット搭載] MB4379
- 出版社/メーカー: Gigabyte
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メモリ:CORSAIR DDR4-3200MHz VENGEANCE RGB PRO 16GB:評価☆3
Ryzenは設計上、メモリは駆動速度の高いもの、できれば3000メガヘルツ以上が望ましい、というネット上のアドバイスを鵜呑みにしました。いや、それは本当に正しいです。実際、2133メガヘルツ駆動から、3200メガヘルツ駆動に切り替えると、ゲームのフレームレートは10fps以上アップします。ボトルネックが解消されるのは確かですし、ゲーム以外でも、スリープからの復帰がずいぶん早くなりました。
しかし、知らなかった、今世代のRyzenが公式サポートするのは、2933MHzまでなんです。別に宝の持ち腐れになってしまいますが、2933MHzに落として使えばいいんでしょうけど。しかも、2933MHz以上って電圧が1.35V以上になり、そのぶんマザーボードには負荷がかかると言われています。なーんですが、僕が購入した数週間後に1.2Vで動く2933MHz駆動メモリが登場しました。泣きっ面に蜂なことに、最近メモリが安い! あとピカピカ光らなくても良いです。
CORSAIR DDR4-3200MHz デスクトップPC用 メモリモジュール VENGEANCE RGB PRO シリーズ 16GB [8GB×2枚] CMW16GX4M2C3200C16W
- 出版社/メーカー: Corsair
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まあ、これが相性良いのかわからないですが。
キングストン HX429C17FB2K2/16 8GBx2枚 DDR4 2933MHz CL17 1.2V HyperX Fury Black OC Unbuffered DIMM PC4-23400
- 出版社/メーカー: Kingston Technology Company, Inc.
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あと、Ryzenは高駆動のメモリを使う場合、四枚差しより二枚のほうが安定するみたいです。今の所16GBで問題ないですが。
サポート対象外、マザボにも負荷のかかるであろう3200MHz駆動を続けてもいいのか……壊れたら、また新しく作れるじゃん、ラッキー♪ ……半分本気です。
グラボ:MSI Radeon RX Vega 56 Air Boost 8G OC(中古) :評価☆3
これもタイミングがね……。これも、いいグラボみたいなんですけどね。
一、二年後に買い換えるつもりで中古を3.7万円くらいで購入しましたが、もう半月まてば、RTX2060が登場していました。く~悔しい! 値段ほぼ据え置きでレイトレ機能ついて、省エネだったのになぁ……。
それより安価な1660tiで急場しのぎという手もありましたね。どちらも、おま国価格でちょっと高いですが。
MSI Radeon RX Vega 56 Air Boost 8G OC グラフィックスボード VD6516
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ZOTAC GAMING GeForce RTX 2060 Twin Fan グラフィックスボード VD6860 ZTRTX2060-6GGDR6TWIN
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GIGABYTE NVIDIA GeForce GTX 1660Ti 搭載 グラフィックボード 6GB WINDFORCE 2X ファンモデル GV-N166TOC-6GD
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電源:オウルテックSeasonic FOCUS+ 750W :評価☆5
正直、電源の良し悪しは評価できないんですけど、問題なく動いてるし、不満ありません。十年つかうつもりで十年保証のやつ買いました。
CPUもグラボも電力割と食うので、余裕を持った容量にしたつもりです。
オウルテック 10年間新品交換保証 80PLUS GOLD取得 コンパクトサイズ ATX 電源 ユニット フルモジュラー Skylake対応 Seasonic FOCUS+ シリーズ 750W
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ケース:Fractal Design Define C :評価☆5
フォームファクタの選択は失敗しましたが、ATX規格でできる限り小さく、静かで、防塵性の高いケースとなると、これ一択でした。
さらにホコリ防止フィルタをつけて万全にしました。
吸込口はここだけなんで、ほこりは大丈夫かなぁ。
Fractal Design Define C Black ATX用PCケース スチール CS6471 FD-CA-DEF-C-BK
- 出版社/メーカー: Fractal Design
- 発売日: 2016/11/19
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作業性を考えると、色は白のほうが見やすいです。
でも、このモデルに白色ないんですよね~。
周辺機器の評価
モニタ、マウス、キーボード、ゲームパッドの評価です。
モニタ:I-O DATA GigaCrysta 23.8Inch WQHD :評価☆3
概ね満足なんですが、作業性を考慮してWQHDモニタにしたんですけど、FHDでよかったですね、これは。
まず作業では、ハイDPI化で文字が少しでも綺麗になればいいな、と思ってたんですが、Windowsの文字の汚さを甘く見ていました。ぜんぜん綺麗にならない。
ゲーミング用途においては、処理が重くなって、中途半端に高いグラボが必要になってしまった。フルHDだったら1060で十分だったのになぁ。
また中途半端に良いモニターを買ってしまったので、アップデートし辛い。
I-O DATA ゲーミングモニター 27インチ GigaCrysta RPG向き WQHD ADS HDMI×3 DP×1 リモコン付 高さ調整 回転 EX-LDGCQ271DB
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マウス(トラックボール):エレコム DEFT M-DT1URBK:評価☆5
トラックボールは最高です。机が汚くても、狭くても使えます。
僕はトラックボール信者です。
エレコム 有線マウス トラックボール 人差し指用 8ボタン ブラック M-DT2URBK
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キーボード:The Van Keyboards KUMO:評価☆5
最高。イカしてる!
何度かキーマップ更新して、現状こうなりました。
レイヤー0のスペースの横の「~」は、なぜか、かな入力と英字入力をスイッチングします。よくわかりませんが、エンターキーの隣の「INT2」はかな入力になるキーなので、Macのキーボードに似た感じになりました。
記号はキーマップどおりに打てないことが多いです。@なんかは、なぜか「”」になるし。()は一文字配置がズレてるんですよね。なんでだろ?
でも問題ありません。「」とか記号は、キーではなく言葉で打つようになりました。あっと、かっこ、あんど……等で変換。「!」はよく使うので、専用のキーを用意しました。
40%キーボードはすぐに慣れます。ただ、短時間で違うキーボードとこのキーボードを行き来きするのは至難の業です。
レイヤーを使い分けるのですが、意外とキーマップが頭の中に残ります。無刻印キーキャップでもイケるかもしれない。
他の自作キーボードが欲しくなるのは罠でした。
ゲームパッド:Steamコントローラ:評価☆5
個人的にはこの個性的なコントローラが大好きです。
タッチパッド方式で銃のエイムとかすごくやりにくいんですが、出来なくもない。
グリップ形状がめちゃくちゃ良くて、僕は好きだな~。
今後のアップデート
この記事は長くなりすぎました。そろそろ〆たいです。
夏にむけて、暑さ対策で付属CPUクーラーから社外品のクーラーに変えたいと思っています。空冷で。おそらく最強の空冷CPUクーラーのこちらを考えています。
[Noctua正規代理店] NH-D15 SE-AM4 - AMD AM4用 プレミアムグレード 140mm デュアルタワー CPUクーラー [NH-D15 SE-AM4]
- 出版社/メーカー: Noctua
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ケースファンも追加したいです。
あと、CPUとGPUのグリス塗り直し。
グリスはクマグリスを購入済みです。
ドイツ Thermal Grizzly社製 オーバークロック用特別設計高性能熱伝導グリス Kryonaut 1g
- 出版社/メーカー: 親和産業
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Ryzen5 2600Xで自作PCを組むバックナンバー