3月に名古屋で開催された「おもいおもい」展にて展示販売されていた「あふろらいおん」です。今から3年程前に、これより大きな「あふろらいおん」が彫刻されて、2016年に小さな作品が複数個彫られた模様です。イラストでも発表されているようです。
このライオン、実はメスなんです。
作品の説明書きには、こうあります。
タテガミのないメスライオンは、若気の至りで被ったアフロを脱ぐタイミングを見失ったまま大人になった…。
ライオンのオスというのは、百獣の王ともいわれますが、縄張り争い以外では基本的にだらけているだけで、狩りや子育てなどはメス任せという生態です。このメスライオンは何を思ってアフロを被ったのか。家事や育児を放棄して、自由気ままに一人で生きる道を選んだのか。それが「強がる」という事なんでしょうか。「可愛い」だけでは終わらせない、フェミニズム(女性の社会・政治・法律上の権利拡張を主張する考え方。男女同権論。女権拡張論)を提起した作品となっていると思います。
全高約8.5センチ。
僕が個展に行った時は、展示販売されていたのがこの作品以外にもう一つありました。手彫ですので微妙に細部が異なり、もう一つの方はすこし仁王立ちのようなスタンスで、顔も心なしか自信満々といった感じに思いました。
さて、僕の購入した「あふろらいおん」は、内股気味で表情はどこか遠くをぼーっと見ている感じ。購入しなかった方を「ツンデレ」とするなら、こちらは「不思議ちゃん」という感じでしょうか。
青いワンピースを着ています。
まんまるなアフロ。
カバと。
犬と。
我関せず、のこの表情。
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