Mirock Toy / DEN MIROCKMARU[Summer Soul Color]
*記事の訂正(2015/09/14):サマソーカラーとはSummersaltではなく、サマーソウルの事でした。歌の曲名だそうです。申し訳ありませんでした!
ワンフェス戦利品その12。
ミロクトイさん新作4種の最後となります。
メディコムトイのガチャVAGで登場したオタスケミロクマルのオリジンがここに!?
オーパーツ(場違いな工芸品)を見ている錯覚になります。
ミロクマルは大昔に作られた、からくりだったのでしょうか? 漫画のキテレツ大百科に出てくるコロ助のように古文書を元に再現されたとか。それとも実在の人物だったのか?
妄想が膨らむ逸品となっています。
ピントが甘くスミマセン。
オベリスクのようにも、木の洞のようにも見える光背(……とは言わないのかも)に、天を指差すミロクマルがいます。
上の写真は、正面の向きを間違っていて、ミロクトイさんのサイトやインスタを見ると、ちゃんとミロクマルが正面を向くようにしてあるんですよね。
大きさは約15センチ。新作の4つの中で一番背が高いです。
VAGのミロクマルとほぼ同じ大きさ。
*並べたのは、自分がカスタムペイントしたものです。
腕はロボットのような意匠がありますが、お腹のラジカセっぽい意匠は不明瞭になっていて、時代がわからない感じにしてあります。
背面にも見どころがあり、VAGのミロクマルにもあった邪鬼の造形がこちらにもあります。大きさと荒々しさから、こっちの方が強そうです。
ゲームや漫画でも昔の妖怪の方が力が強かったというのは、定石の設定なのでニヤリ。
インタビューなどを読んでの勝手な推測ですが、Dr.ミロクシリーズはミロクトイさんご自身が好きだったロボットアニメなどの影響と、ソフビファンの嗜好に擦り寄るカタチで展開している作品のようです。
対して、今回の4種は純粋にミロクトイさんの作家性を全開にしたアートピースと言えそうです。……かと言ってDr.ミロクシリーズがそうではないのか、とは言えません。ミロクマルがどちらかと言えばDr.ミロクシリーズ寄りのキャラクター(組み換えできることから)なので、Dr.ミロクシリーズと今回の新作シリーズとの橋渡し的なキャラクターとして登場していることに、2つのシリーズが明確に分かれていないことが示されているように思います。
端的に言ってしまえば、どちらの作風も僕は好きよって事です!
次回、ワンフェス戦利品レビュー最終回。
◯関連記事
初めて手にしたミロクトイ。超うれしかった!!