5月のある日の朝、僕の心は沈んでいました。
「ああ、今日はデザインフェスタだ」
夜勤終わりでした。帰りに寄ったコンビニでインスタグラムを、チェックしていると、彼の地では早くも行列を形成している模様……。
どこでもドアもなければ、空間転移能力もない身の上なので、我慢するしかありません。
なにげなーく、ミンネを覗いてみると、最初の販売から、しばらくお休みされていたハヤシダイスケさんの販売が再開されているではありませんか!!
これは天命なのだ、と硬く絞っていたつもりの財布の紐が、ゆるりと解かれてしまうのも仕方のないことでした。……ですよね。
実際のところは、そろそろ再開されるんじゃないかなぁ……とチェックしていたんですけど(笑)。
今回は、創作こけしと初めて購入となる紙粘土を使った作品、それに次回の記事で絵画作品を紹介します。
前回購入分:
◯創作こけし
前回購入した創作こけしとは、また趣きの違う作品となります。
薄墨と塗料が水性っぽい透明感のあるものを使われているように感じます。
大きさに関しては、同じで3寸(9センチ)程度です。
裏面の方が色がいっぱいという、面白い配色ですね。
髪の描画も自由奔放。
アルカイックスマイルと言っていいのか、すごく複雑な表情をしております。
◯キマりこけし
こちらは紙粘土で作られていております。
やはり素材の柔らかさ、軽さからして木地こけしや陶器作品と比べると、人気は劣るのかもしれません。素材の脆さも敬遠される理由かもしれませんね。
でも、今回手にしてみて、描画に関しては紙粘土が一番良いと思いました。天然素材の木地に描画すると、どうしても意図しないにじみが出ますし、陶器作品も細かな描画には向かない素材のような気がします。
代わって紙粘土作品なのですが、ハヤシダイスケさんご本人も”平面の紙と同じ気持ちで描くことができる”と仰ってますように、非常に伸び伸びとキメ細やかに描画されているのが見て取れます。
紙粘土そのものの、ホワッとした柔らかさも表情のコントラストの対比が良い感じです。
胴体は、僕はどことなく、コンクリートの高層ビルの窓を連想しました。
◯おまけ
この小さな小さな達磨?
こちらも紙粘土。
こんなに小さいのに、このキメ細やかさ!
お顔は達磨というより、益荒男って感じです。
次回に続きます。