さあさあ、長い長いワンフェス戦利品紹介が終わりました!
本日から最近(といっても一ヶ月前)に購入したオモチャを紹介していきます!
奈良でイラストレーター業を営みながら、怪獣ソフビが好きすぎて、自らソフビメーカーを起ち上げてしまった、コジカトイズさんから恐竜獣シリーズ チラボの無塗装黒形成色です。
暴れん坊怪獣チラボ:一見、愛嬌のある顔をしているが、実はいきなり暴れだす。好奇心が旺盛で動くものに近寄る性質がある。(中略)体長55M/体重2万5千t
公式サイトも、流石はデザインが本業ということで、非常に洗練された印象です。「コジカトイズ」ではなく、「cojica toys」で検索しないと一番上に出てこないのが、勿体無い!!
さて、チラボなのです。まさしく、今更かよ!! とソフビコレクター界の先陣を切る諸兄様方にお叱りを受けるかもしれませんが、本当に今になって、その魅力に取り憑かれてしまいました。
原因は、この無塗装のチラボです。
コジカトイズさんのインスタグラムで、「黒成型が余ったのだけれど、無塗装版の需要ありますか?」というポストを拝見して、ビビッと来て「欲しいです!」とコメントしてしまった次第です。
ワンフェスの一週間くらい前だったような。発売告知はされないままでしたが、ワンフェス後も財布にお金を残しておきました。一度販売が告知されて、少し延期して8月10日に販売。結果的に販売数をオーバーして抽選販売となりましたが、幸運な事に購入できました。
◯未組み立てでオーダー!
オーダー出す際に、未組み立てでの発送を希望するかしないかのチェックボックスがあり、僕は塗装するつもりだったので、チェックをいれました。
説明書がついてくる分、よりレアなのではないでしょうか。
◯素敵なヘッダー
このノスタルジックな風合いのイラストも素敵なのですが、ヘッダーの台紙が凄く分厚いです。コジカトイズさんの地元の印刷会社で、特別にこの仕様でお願いして作ってもらっているそうです。普通、両面真っ白になってしまうのに、灰色の中の材が露出するようにあえて作られています。
◯我慢できない、一度組み立てる!
届くと、組み立ててみたくなります。未塗装ソフビは、未塗装のまま飾って楽しみ、塗装して楽しみ、塗装した状態で飾る楽しむと、何度も何度も楽しむ事ができますね。
コジカトイズさんのソフビは、ご自身もおっしゃってましたが、カンチャクがかなりキツメになっています。温めると凄く柔らかくなるのですが、常温だと自分が持っているソフビの中だと一番硬くシッカリした作りをしていて、組み立てるのに勝手が分からず、難しかったです。僕自身が未組み立てを選択したので、自業自得ですが。ソフビ愛好歴の短さが露呈しました。
どうも未塗装自体が今回限りである可能性が高いのですが、次回の未塗装・未組み立てを購入される場合は、ご参考ください。
自分にはどうしても嵌めることができなかったので、カンチャク穴を加工することにしました。難しい場合は、穴を少し広げてくださいとのアドバイス頂いたので……。ご迷惑を掛けてしまいましたね。今回で勝手は掴んだので、次回があれば、上手くやれると思います。
外から見えない所とは言え、完成された作品に手を加える(塗装もそうなんですが)というのは、罪悪感がありますが、苦労して組み立てた瞬間、「ああ、これがオイラのチラボだ……」っていう愛着が非常に湧きました。
結構大胆に広げたけど…いい感じ!! pic.twitter.com/D1S771GiJL
— スモッグ (@smoglog) 2014年8月14日
手の部分は、温めて下から押して断面を出す! うおおっ! 緊張する! pic.twitter.com/vu8pYhSNsM
— スモッグ (@smoglog) 2014年8月14日
無塗装も大好きなので、今回の事でもう無塗装はやらない、ってならない事を祈ります。
少し前振りが長くなりましたが、全体像をみていきましょう!
【2014/9/13追記 :コジカトイズさんよりTwitterにコメント頂きまして、今後も無塗装版を出す予定がある、との事です。塗装版と合わせて楽しみですね!】
◯全体
未塗装版を見て、その造形の巧みさ・面白さが理解できました。改めて塗装版を見てみても、どうしてこの魅力が分からなかったんだろう、と首を傾げます。アンテナ感度悪すぎ!
凄く失礼な言い方ですが、チラボの第一印象って怪獣というには、あまりにも恐竜すぎるって思ってたんです。でも、これってスゴイことですよね。
怪獣ソフビの元となる怪獣映画の元祖が「キングコング」で、日本の怪獣映画「ゴジラ」「ガメラ」「ラドン」「モスラ」など、初期の怪獣達ってみんな、現実世界にいる動物達を、すっごく大きくしたというパターンなんです。
キングコングの公開が1933年です。約80年もの時を経て、怪獣はずっと多様化し、複雑化していきました。そんな中であえてシンプルな怪獣の王道に立ち返る勇気。多分、そこにはコジカトイズさん自身の怪獣ソフビの想いや、デザイナーとしてのシンプルさを追求する職業的な性があったのかもしれません。
◯顔
細い首との対比が強烈ですね。
鋭い牙、顎の盛り上がった筋肉。
歯はダイヤモンドの200倍硬い。顎の力も強力で100tのコンクリート塊を粉々にしてしまう。
◯手
本当に可愛い手ですよ。何に使うんでしょうね。
可愛いといっても、体長55メートルですから、人間なんて鷲掴みにするのは簡単でしょう。
◯足
手に比べて桁違いに逞しい両足。
太い足で相手を抑えこみ、強力な顎でかぶりつく。
◯背中
ゴツゴツとした突起に覆われた固そうな背中をしています。やはり、スプレーで塗装するのに適していそうな感じですが、筆塗りしたい……。ってか筆塗りしかできない。
◯尻尾
動きが付けられています。
写真が悪くて、ぼってっとして見えますが、実物は先はしゅっとしてスマート。でも太くて強そうです。
◯足の裏
様式美を感じますね。
◯動かしてみる
首のカンチャクは、僕は動かすのはアリだと思いました。実に愛嬌あります。下顎が接触するので、塗装する場合、塗装ハゲが発生するかもしれませんが……。
愚かな人間ども、踏みつけてくれるわ!!
グワッ!
このお座りポーズが一番気に入っています。高い所に置くと、いい感じ!