普段は無稼働の置物系のおもちゃは購入しないのですが、幸運を招く招き猫ならぬ、禍いを招く禍い猫、ミスフォーチュンキャットということで、怖いもの見たさに駆られて購入しました。
禍い猫そのものの格子は、ファーグさん(PLAYGE)が担当し、さらにアンドリュー・ベルさんが禍い猫シリーズのひとつのバリエーションとして、最終的な仕上げをデザインしたみたいです。
招き猫そのものを知っている日本人としては、ゲンの悪いおもちゃなのですが、僕はこのおもちゃが、家の悪い禍いを吸い付けてくれる、言わば、御購(みあがいもの)と解釈して、お迎えすることにしました。
◯全体
おおきさは10センチほどの小ぶりなオモチャです。
縁取られらた装飾や、数珠などどことなく、インドやバリあたりの仏教美術を思わせます。また、作者のアンドリュー・ベルさんのマハカラ・ダニーというオモチャに同じようなモチーフを見出すことができます。
頭部に突き刺さっった剣から滴り落ちる血の塗装だけは、なんか合っていない気がしますね。
◯細部
三つ目、三つ耳の化け猫です。
漆が長い年月を経て撫でられ削れた感じが塗装によって、上手に表現されています。
製造はスリーゼロなので、スリーエーでお馴染みのカスマスクのアイコンが付いています。
髑髏(骸骨やドクロではなく、”しゃれこうべ”と呼ぶほうが、このオモチャには相応しいように思います)は、このように窪みに当てることで取り付けます。ここは、溝を彫って、凸凹できちんとハメれる仕様で良かったと思うのですが・・・無くしそうですし。