*今回は留之助商店さんに習って、おもちゃのことを「モチャ」と表記します。
それは、先週の土曜日の24時のことでした。
この日その時間、留之助商店とサーカスポスタラスのソフビの新作の発注開始でした。
もうすでにレビューしたスティンジー・ジャックを購入する際に、日にちを間違ってしまい、あわや購入出来ない事態に陥りそうでした。今回はしっかり、24時ジャストに購入するぞ、と意気込んでいました。
が、この日は飲み会。そんなことを忘れ、浮かれて飲んでいました。お酒に弱いので、ビールを一杯と、シャンディ・ガフを半分でパッパラバーです。
思い出した時には、飲み会が終わり、帰路の途中。時間を確認すると、0:33でした。
アチャーッと、飲み会の反省会で盛り上がる中、スマートフォンを操ります。
・・・ブックマークしておいた、オーダーフォームのページに進みません。どうやら、サーバーがダウンしている様子。のちのち分かるのですが、アクセスが集中して負荷でサーバーがダウンしてしまったようなのです。
今回のライナップは、スティンジー・ジャックの第二のカラーウェイと新作のカリオペ・ジャッカロープです。今回は前回より数が少なく、たしか各40個。本当なら各120個なのですが、11月の頭にあったアメリカのトイショーのために確保してあり、販売済みとのこと。
手に入らないかもしれないと思うと、是が非でも欲しくなってしまう、損な性分の私。こうなれば、直接!(コピーライトNINNTENNDO)と、メールで注文しました。
今回は、スティンジー・ジャックの第二のカラーウェイを懐具合から、泣く泣くスルーし、新作のカリオペ・ジャッカロープを購入しました。
スティンジー・ジャックをデザインした、ブラント・ピータースさんの奥さんであるキャシー・オリヴァスさんがデザイン。夫婦揃ってアーティストなんですね。
今回もヘッダーガードに、サインがしてありました。
スティンジー・ジャックの時とは違い、このキャラクターのバックボーンはわかりません。実は、このソフビのシリーズの購入を決定づけたのは、このモチャの原型見本を見た時でした。アーティストに〇〇に似ているというのは非情に失礼ですが、奈良美智さんの初期のころの睨み顔の少女のように見えたんですね。
届いてみると、奈良美智さんの女の子のすごくストレートな感じの眼差しとは違う、どこか超自然的な含みをもった視線にヤラれました。
児童文学のメリー・ポピンズに、子どもというのは、生まれる前には、生命、宇宙、そして万物についての(究極の疑問の)答えを知っていて、けれど、喋ることができず、それを伝えることが出来ない。成長するにつれて、喋れるようになると、その疑問の答えを知っていた事を忘れていく・・・みたいな話があったような気がするのですが、そんな、なんでも知っているかのような感じがするのです。
正面、側面、背面。
前回より数百円、しれっと値上がりしましたが、塗装マスク数が増えたそうです。
顔の部分とか、5色くらい塗り分けられていますものね。
エアブラシで吹いたように、淡く色づく、ふくふくほっぺと、くちびる。
プロペラの付いたトンガリ帽子と、たれ耳は別パーツで形成されています。
ヘッダーカードのイラストを見ると、頭部の突起から樹木が生えるようです。
トンガリ帽子のプロペラのメカニカルな部分との対比が面白い。
胴体のジッパー部分。なんだか、傷の縫合箇所にも見えるし、奥は宇宙とつながっている、とか言われても有りかもしれない。
お尻から飛び出した、綿毛のようなしっぽ。
服の造形は、スティンジー・ジャックと似ています。さすが夫婦。
可動箇所は、頭、足と少ないですが、結構表情を変える事ができます。
ちょっとだらしない感じにしたり。
足を組ませたり。
最後にスティンジー・ジャッックと並べて。
意外と、カリオペ・ジャッカロープのほうが大きかったり。
さらに。
ドライヤーで頭部の結合部分を温め、素材を柔らかくして・・・
頭部交換!
ブラント・ピータースとキャシー・オリヴァスご夫妻の要望で実現したようです。
カリオペ・ジャッカロープを造形した時に提案されたのか、こちらのほうが取り外し易かったです。
スティンジー・ジャッックは、何気に手に取る回数が多く、とても気に入ったモチャなので、今回のカリオペ・ジャッカロープの販売をとても楽しみにしていました。
こちらも、気に入ったカラーウェイがあれば購入したいと考えています。