iPhone5のレビューもこれで最後です。
最後に新しくなったイヤフォン、EarPodsをレビューしたいと思います。
EarPodsは、Appleによると3年もの年月をかけ、幾人もの人々の耳の形をスキャニングしたそうです。そうすることで、今までのイヤフォンから劇的にフィットする形状になったそうです。
僕は、少し耳の穴の形状が人より大きいらしく、昔の純正イヤフォンだと、3歩も歩くとポロリと落ちてしまい、難儀しておりました。このため、新しいイヤフォンにはすごく期待しておりました。
また、Appleが言うには数万円クラスの高級イヤフォンに迫る音質とのことで、これにも期待していました。単品で2800円のイヤフォンが、専門メーカーのフラッグシップモデルに迫る音質とは、コレいかに!?
◯フィット感
形状をみると、如何にもエルゴノミクス全開!! といった、有機的な形状をしています。合わせ目がうっすらと見えるのが、少し美しく無いけれど。
本体の丸みを帯びた形に合わせてか、リモコンの形状も、ややファニーな形に。大きくなったのと合わせて前のほうが良かったかな。マイクが中に隠れたのはいいな。
装着してみると、少しがっかりしました。この、今にもポロリと落ちそうな頼りない装着感は、昔のイヤフォンのままだったからです。アメリカ版ギズモードの酷評の通り、使い物にならないイヤフォンなのでしょうか?
残念な第一印象だったのですが、そのまま犬の散歩に行くと、全然落ちないではありませんか! 凄い。少なくとも、僕の耳にはフィット(感触は心細いけれど)しました。コードを下にビンと引っ張っても抜けません。
◯音質
コレについては好き好きもあるでしょう。本当に僕の私的感想です。
ほとんど変わらない。 が、個人的感想です。
うお~~スゲーーーいい音になった! とか言えるほど繊細な聴覚を僕は持っていないみたいです。若干、音が柔らかくなったかな? とか思いますが、全然自信無いです。
それから、Appleがいうように、数万円クラスの高級イヤフォンに迫るのかというと、イヤフォンではありませんが、バング&オルフセンのFORM2とバウアース&ウィルキンスのP5が手元にありますが、どうでしょう、聴き比べてみました。
足元にも及ぼぬわ!!
・・・っていうか、凌駕されてしまったら、正直、がっかりしてしまうところでした。よかった、よかった。
◯EarPods編 まとめ
本体との同梱のイヤフォンとしてはとてもイイものではないでしょうか。
デザインの魅力としては、iPod登場時のような強いアイコン性のようなものは、もう無いですし、わざわざ買ってまで試してみたいというほどのものでは無いような気がします。
ただし、シュアーなどのカナル型と言われる、耳の中にねじ込むタイプの密閉感や、水中の中に居るみたいな感じが嫌な人にとって、音質はともかく選択肢の一つとしてはアリかな、とは思います。