少し間があきましたが、iOS6の使用感などを。
デフォルトアプリ以外でも続々と対応していっていますが、iPhone5の上下には黒い帯が付いています。
iOSのヒューマン・インターフェース・ガイドラインに「iPhone5で広くなったスペースに、バナー置きたい誘惑を我慢しろ」って追記あってワロタ。
— 深津 貴之 / THE GUILD / note (@fladdict) 2012年9月20日
・・・多分バナー置かれると思いますが。まあ、スクロールするとパカパカ追尾してくるバナー以外なら許します。あれはイカン。結果を求めすぎて目が見えていない。広告は本来、認知数と好感度上げてナンボ。けれど、webの世界ではクリック数でナンボ・・・。
全てを仔細に確認したわけではないので、抜けている箇所もあるとは思いますが、気になった点をあげていきたいと思います。
◯ロック画面
iOS5(iPhone4)
iOS6(iPhone5)
このとおり、画面がでかくなりました。これは、OSの違いと言うより、製品の違いなのですが。デフォルトの壁紙はチョイスが微妙に感じるのですが・・・。新しいディスプレイは彩度が40%鮮やかになったそうで、その鮮やかさを一番感じるのは、青色なんですが、それでかな? でも、ちょっと鮮やかすぎて、テレビなら、彩度を落としたくなるぐらい不自然です・・・。
◯カレンダー
iOS5(iPhone4)
iOS6(iPhone5)
やっと、曜日の部分が中心線からずれているのが改善されました。誠に嬉しい。
予定がない日に「イベントがありません」と悲しい表示が出るのも無くなったみたいです。
Facebookとの統合で、友だちの誕生日も表示されるようになりました。
◯TwitterとFacebookの統合
iOS5(iPhone4)
iOS6(iPhone5)
上は、Safariでの一例ですが、他にもカレンダーや、通知センター、写真などでそのままアップロードが出来、便利です。
ただし、連絡先、テメーはダメだ。
恐らく、日本語環境の為のミスだと思われるのですが、Facebook上に読みのデータがないため、電話帳にFacebookの友達のデータが元々登録しておいた分と2重で登録されてしまいます。
iPod touchの最初のモデルに続いて、Appleはダサい仕事をしましたね。電子書籍で物議をかもした某社長のような悲しい態度を取らないようにしていただきたい。向こうはなんだかAppleをリスペクトしているみたいだけれど、格が違うところを見せて欲しいです。
◯新しいストア
ストアが新しくなりました。
Mac版に準拠したクリーンなイメージ。
でも、僕は使いやすいと思わないですね。
巻物(スクロール)、本の世界は横に流れるイメージですが、電子の世界では何だか使いにくい。
電子書籍のページめくりがなぜフリックではなくタッチなのか。
検索結果や、ランキングの表示など、一覧で見せて欲しいところが見難い。
改善して欲しいですが、難しいしょうね・・・。
iOS5(iPhone4)
iOS6(iPhone5)
細かいところですが、上の写真の「オーディオ」の部分がはみ出ていてAppleらしくない。
ドイツ語とか単語の長い国のバージョンではどうなのだろう。
こういう無頓着さは日本語環境だけのような気がする・・・。
◯ミュージック(iPod)
iOS5(iPhone4)
iOS6(iPhone5)
ストアに準拠したクリーンなイメージに。
割りと好きな感じですが、どうして電話帳もこの感じにしなかったのか?
全体としては、いまいち整合性が取れていない感じ。上の連中の仲が悪いのかな?
あと、カバーフローへの表示変更は、前のバージョンの方が自然だったように感じます。
◯メール
画像はないのですが、VIPという指定した重要なメールをフォルダ分けする機能が付きました。僕は使わないかな。
メールの再読み込みは、Twitterクライアントなどで使われる下にぐいっと引っ張るジェスチャーに変わった(わかりにくい表現ですね)のですが、この時、再読み込みのアイコンが、引っ張られるに従って水滴のように変形します。このモーションが素晴らしく気持ちいい。こういう、手触り感というか触りたくなるアニメーションを作らせたら、Appleは天下一品ですね。意味もなく触ってしまいます。
本文に長押しで画像を何枚も貼り付けられるようになったのも、嬉しい変更点です。
◯マップ
iPhone4,4Sからのアップグレード組にとって最大の鬼門であろう、Apple自社製の地図アプリ。まさしく、クズ。紛れも無いベータ版でした。
だって、詳細地図にすると、文字が一つもなくて地図の中で迷子になれるという、素敵な仕様なんですもの。
楽しみだった3D表示の出来はいいですが、日本では未対応。
iOS6(iPhone5)
グーグルは、iOS対応のマップアプリを作っていないといっていますが、そんなはずは無いと信じたいところです。
◯iOS6編 まとめ
以上、まだ眼に付いていない細かいところもあると思いますが、こんな感じでまとめに入りたいと思います。
第一印象としまして、ハードウェアと比べて、完成度は今一歩といった感じ。
多分、そこには細かいバージョンアップで修正できるという、見方によっては甘えともとれるソフトウェア上の利点もあるでしょう。
また、ジョナサン・アイブ率いるデザイナー部署と違い、ソフトウェアは多くのグループにわかれていて、統制が取れきれていないのだと思いました。言いたくは無いけれど、強力なカリスマの不在が響いているのではないかと思います・・・。