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Analogue Pocketのプレオーダーが年末までに出荷完了! 他ニュース

FPGAという特殊なチップを使って、ソフトウェアエミュレーションではなく、実機と同等の動き(かわりに実機カートリッジを必要とする)を可能とする携帯ゲーム機ゲームボーイ、ゲームボーイカラー、ゲームボーイアドバンス他互換機Analogue Pocketの二期ロット、三期ロット出荷情報についての更新、他ニュースについての記事です。

 

Analogue Pocketのプレオーダーが年末までに出荷完了!

僕が運良く入手できた初期ロットは、昨年12月に出荷されました。それから約一年、二期ロット、三期ロットは、今年の年末までに、その95%が出荷完了予定と報告されました。

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POINPY(ポインピー)-プレイ環境以外にケチつけられない出来

サイバーパンク・エッジランナーズのためにNetflixを契約して、「あ!! そういえばアレがプレイできるぞ!」 とNetflix契約者の内、利用者は1%以下とも噂されるNetflixゲームストアのPOINPYをダウンロードしてみました。

Netflixアプリ内ではなく、別アプリをインスコして、Netflixアカウントで認証するスタイルなんですね……。

POINPYは、Downwellを開発したもっぴん氏による新作ゲームです。ゲームデザイン、手触りの良さ、レベルデザインの巧妙さなど、新時代の天才ゲームクリエイターの一人として彗星のごとく現れた個人製作者でした。その後任天堂に入社し、横井軍平、岩田聡、宮本茂のような同社の看板になっていくのかな……と思っていましたが、数年で個人製作者の道へと再び舵を切り、再スタート後に大注目の新作となります。

リリースプラットフォームがNetflixと知って、インディーゲームを追っかけてる多くの人間が「ズコーッ!」 となったのは想像に難くありません。

従来のNetflixユーザーからしたら、鬼才ゲームクリエイターの新作と言われても訴求力がないし、ゲーム好きからしたらアクセスしにくいプラットフォームに囲い込みやがって、となりますので、逆にヘイトが溜まりそうな感じ。映像コンテンツに興味がなかった人を呼び込むマーケティングなのは理解できますが、うーん、Netflixの広告付きで、無料プレイ可能とか、そういう方式のほうがアプローチできるのでは。

今は、注目作のサイバーパンク・エッジランナーズを観るついでに、という感じでプレイしてみると良いと思います。

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META Quest Pro予約開始、所感-商品名、値段(円安のアホ)、性能が……

※記事に公式サイトの画像を使用しています。

メタ(旧フェイスブック)がVRヘッドセットの新しいフラグシップモデルを予約販売開始しました。プロジェクト・カンブリアというコードネームで、Questの継続機ではない、完全な上位機種として開発されていたモデルです。

GO、Quest2とフェイスブックに魂を売ってしまった自分としては、VRとMRの両方を兼ね備える、未来の機器として購入を検討していた製品です。

1000ドルを降らないとされていた製品でしたが、発表された価格は1500ドル。

ほう……日本円で約230,000円……。

……し、しかし、ありがたいことに、僕のブログは、Quest2と関連アクセサリのアフィリエイトで10万円くらい稼ぐことができました。機能・性能によっては、追加の予算を出すのもやぶさかではありません。この記事で検討してみましょう。

 


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サイバーパンク・エッジランナーズの感想

ドケチな僕をNetflixに契約させた、サイバーパンク・エッジランナーズ全10話を視聴完了しました。最初はたった10話だし、サクッと観れてええやん! と思っていましたが、1、2エピソードを視聴して、そんな短時間で終わってしまうのが心惜しい気持ちでいっぱいになりました。

サイバーパンク・エッジランナーズは、ポーランドのCDプロジェクトRED開発によるビデオゲーム「サイバーパンク2077」の前日譚となるスピンオフ作品で、日本のアニメ制作会社であるトリガーが制作しています。

原作ゲームは上層部による無理な開発スケジュール管理が祟って、今世紀最高のゲームを目指したものの、ローンチに大失敗してしまい、今後このゲームの枕詞として永遠に語られる不名誉な十字架を負ってしまっていました。これは後の涙ぐましい努力によるアップデートや追加DLC発表でも、なかなか払拭できない大きなダメージでしたが、このアニメシリーズの人気によって一気に息を吹き返した印象すらあります。

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Playdate情報Update54:ついにグループ3発送開始、今後のスケジュール

パニックから発売の最新携帯ゲーム機プレイデートについて、知名度はまったくないけど、多分どのメディアよりも更新回数の多い当ブログから、最近のニュースをお届けします。

  • ついにグループ3のシッピング開始
    • 現在の出荷計画
  • 現在パニックがやっていること
  • プレイデートをゲットされた方から、不具合? の報告(訂正)
  • #PlaydateDev情報(ツイッター情報)
  • バックナンバーはこちら

ついにグループ3のシッピング開始

深夜に予約者向けのメールが届きました。

このグループの1万台は、12月末までに完了の予定とのこと。

……あれ? 当初の予定では、グループ4と5は、2022年後半の予定でした。

この計画も遅れているようで、改められた予定では、2023年(早期)となっています。

この原因については、グループ4よりサプライチェーンの問題を回避するため、グループ4(およびそれ以降)のプレイデイト・システムでは、いくつかのパーツを、より入手しやすい類似のパーツと交換する予定です。基板設計の最終調整に予想以上の時間を要したため、グループ4は2023年初頭と数カ月ずれることになったそうです。

……あれ??? この内部構造の変更も、グループ1と2の2万台以降のパーツが調達できず、グループ3からって話だったような???? うーん、ちょっと話が食い違いますね……。 グループ3は、初期バージョンと同じってことで良いのかな??

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祝!! サイバーパンク2077新作あるってよ!

CD PROJEKT Groupが、同社で進行中のプロジェクト5本について公表しました。その中には、ウィッチャーの新三部作とスピンオフ作品、新規IPに加えて、ネットフリックススのアニメシリーズ「サイバーパンク・エッジランナーズ」で、ローンチ時の大失態を払拭する逆転大人気に転じたサイバーパンク2077の新作も含みます。

大型DLCが発表されるものの、計画中のDLCは一本だけとなっていた(確かもともとオンラインマルチ化とかあったような?)ので、このままサイバーパンクは一作で終わるのかな……と半ば思っていただけに、本当に嬉しい!!

今回は、前作での失敗をしっかり肝に命じて、ビッグマウスを控えて、十分な開発期間と人的リソースを確保して、ローンチを成功させてほしいですね!

 

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ゲームよもやま話-気になるタイトル, Stadiaサービス終了,RTX4080/90,ゲーミングUMPC関連

多分一週間くらいブログ更新をサボって、久しぶりにキータイプしたい欲求が出てきたので、ここ最近のゲーム関連のニュースをまとめてみる。

  • 気になるタイトル
  • Google Stadiaサービス終了
  • RTX4080/90発表
  • ゲーミングUMPC関連

気になるタイトル


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まずは、ニンテンドーダイレクトで紹介されたタイトルから、ファイアーエムブレムの新作について。自分は、前作の風花雪月を楽しみ、すごく好きだった作品だった。

要望としては、シナリオに関して大人がプレイするには、ビジュアルとしてわかりやすい正義と悪役が登場してきて、戦記モノとして幼稚な部分があるので、この部分をもうちょっとハードでシリアスにして欲しい欲求があった。なので、今回の新作トレーラーには正直落胆した。ファイアーエムブレムのキャラクターに、そこまで執着がないので、キャラクターを売りにするのは、ちょっと僕の好みと違った。多分、今回はスルーすると思う。

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Playdate情報Update53:ついにグループ3の発送まもなく!

パニックから発売の最新携帯ゲーム機プレイデートについて、知名度はまったくないけど、多分どのメディアよりも更新回数の多い当ブログから、最近のニュースをお届けします。

さて、Playdate情報Update記事も、そろそろ大詰めになってきました。

というのも、自分のプレイデートの発送が差し迫ってきたからです。

  • グループ3発送間近
  • TGSに実機展示
  • モジュラーシンセと繋ぐ
  • #PlaydateDev情報
  • 日本のアンボックス動画
  • バックナンバーはこちら

 

グループ3発送間近

前回、グループ2は発送開始が6月頭からだったので、1万台の発送には2ヶ月程度の時間を要した模様です。

グループ2の方向けに、8月あたりに、結構な数のプレイデートが日本の方に到着したことを観測しました。

例の発送業者のサーバーパンクの中でも、幸運な人はたくさんいたみたいですね! 裏山。

この流れから推測するに、発送完了は11月くらいまで必要かな、と思っています。

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ディスコエリジウムをクリア……したけど、多分ほとんどわかっちゃいない

Disco Elysium - The Final Cutを約25時間でクリアしました。2周目になにか引き継げる要素あると勝手に思っていて、最後はかなり雑にプレイしてしまいました。

ネタバレなしの感想にも書いたとおり、自分はあまり賢い人間ではないので、地理や政治や人種の話とか、深く理解できない部分も多かったですが、そんな僕でも素晴らしいエピソードや、キャラクターが多数ありました。とんでもない作品でした……とてつもないということはわかる……が、正直、自分はこのゲームの一端すら掴めていません。

なので、この記事は、レビュー記事としてはあまり参考になりません。

具体性のあるレビューとしては、下のネタバレなし記事のほうが参考になると思います。

smoglog.hatenablog.com

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怪作ディスコエリジウム所感-思考の世界に深く広がるオープンワールド(ネタバレなし)

日本語版がついに追加されたDisco Elysium - The Final CutをPC(ウルトラワイドモニター対応!)でプレイしています。

Switch、PS4、PS5版あり。


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このタイトルは、2019年に発売したディスコエリジウムに英語フルボイスと新コンテンツを収録した拡張版です。その年のゲーム・オブ・ザ・イヤーを含む名だたる賞を総なめにしてしまった非常に評価の高い作品でしたが、小規模スタジオ制作のインディータイトルであったこと、当時日本語がなかったことで、日本のメディアの中でもノーマークの作品だったようです。メディアも詳しく知らない作品が「この年のベストゲーム」の栄冠に輝いたことで、この年はかなり混乱したし、数少ない英語ができて遊べた人が「すげー面白いよ!」 ってドヤーしているのを「ぐぬぬ……!」 ってなっていた記憶を思い出します。

ジャンルはRPGですが、いわゆるドラクエやFFのような世界を股にかけ、敵を倒して経験値を得て、装備を強化して、強くなっていくようなシステムではなく、ビデオゲームがなかったころに、ゲーム進行役とプレイヤーが集まって、キャラシートを作成して、会話とダイスロールによって、戦士や盗賊、魔法使いなどの役割分担(ロール・プレイング)して遊ぶというテーブルトークRPGの方に近い作風です。

敵とのコマンドバトルのようなものもなく、会話と散策が主体となりますので、RPGと聞いて、ドラクエやFFのようなものを期待すると肩透かしをくらいますのでご注意を(たぶん、このタイトルが気になって購入検討している人は、前情報調べていると思いますが……)。

どちらかというと、テキストアドベンチャーゲームに近く、見下ろし画面のフィールド散策も行うので、エンカウントバトルのないRPGツクール作品に親しい立ち位置かと思いました。

重厚かつウェットに富んだテキストを楽しむゲームですが、100万ワードにも及ぶテキストは、一般辞書に収録されていない難解英単語を含み、初歩的なフランス語の教養を必要とした内容であったため、日本語化の望みは薄いとされていましたので、ローカライズされたこと自体が驚きでした。

だいたい15時間ほどプレイしての序盤以降のネタバレなし感想となります。

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ゼノブレイド3クリアした感想-シリーズ集大成の言葉に偽りなし…だが

※この記事はゴリゴリのネタバレ記事です

 

ネタバレなしの感想

smoglog.hatenablog.com

 

ゼノブレイド3を90時間ほどでクリアしました。

サブクエストやヒーロー覚醒イベントなどは結構残っていますが、次のゲームの発売日が迫っているので、ぼちぼちやる感じで、DLCの解禁を待とうと思っています。エキスパンションパス購入済み。

本作は、ゼノブレイドシリーズ最新作で、1と2の世界が融合した世界を舞台としており、シリーズ集大成と銘打っています。

その言葉に偽りはなく、UIがゼノブレイドらしからぬ洗練ぶりをみせており、非常に遊びやすく、シリーズを初めて手にする人にとっては、最もおすすめな作品かもしれません。シリーズが現行ハードで全部遊べることからも、本作から始めて、気に入ったのなら2やDEに手を出すと良いと思いました。フィールドの各所に、前作を彷彿とする要素が出てきて、ファンサービスとなっていますが、思い入れのある人が感動する……それくらいです。一部前作キャラのその後がわかってしまいますが、個人的には前作知らなくても問題ないレベルです。僕自身、ゼノブレイドは2からDEとプレイしましたが、スターウォーズ方式で、最新作から初めて、過去作で繋がりを知るという流れも面白いと思います。

物語の発端となる若き鬼才科学者クラウスの実験からはじまったゼノブレイドのエピソードが幕とのことですが、3本編において、クラウスはまったく出てこないし、匂わせもないため、独立した話として楽しむことができます。っていうか結構謎や投げっぱなしが多くて、消化不良の部分も多いです。ゾハル的モノリス出てこなかったですね。

 

  • 良い点
    • UIの洗練度
    • サブクエストがスムーズで面白い
    • 最大7人パーティー
    • 音楽
  • シリーズの指標(ベンチマーク)とも言えるクオリティだが、最新作としてもっと発展してほしかった
  • ストーリーとセリフについて
  • 総評
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Steam Deck日本でも予約開始-今届くなら買ってた

※公式サイトより画像キャプチャ。

世界最大のオンラインゲームストア「Steam」を運営する「Valve」より今年2月に米国、カナダ、EU、英国にて販売開始していたゲーミングUMPCの「Steam Deck」がついに予約開始されました。

 

IGNJPの記事によると、最初は日本も本国とローンチ時期一緒の予定だったそうですが、販売する会社がなかったせいで、遅れたそうです。うーん、でもこの話はちょっとにわかに信じがたい。Valveのハードウェアってデジカが担当していたんですが、今回日本で販売担当するKOMODOという会社、デジカの子会社なんですよね。そのために用意したみたいなんですけど、なんで? 別に今までどおりデジカでやればよかったのでは?? 普通に半導体不足で球数用意されなくて、貧乏な日本のマーケットが軽視されただけだと思う……。

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Analogue Pocket OS v1.1 [β] にアップデート!

FPGAという特殊なチップを使って、ソフトウェアエミュレーションではなく、実機と同等の動き(かわりに実機カートリッジを必要とする)を可能とする携帯ゲーム機ゲームボーイ、ゲームボーイカラー、ゲームボーイアドバンス他互換機Analogue PocketのOSをバージョンアップしみました。

Analogue Pocketについて

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OS v1.1 [β]について

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今回の目玉は、メモリーズという機能で、本体にセーブデータを残すことができます。これは、カートリッジのバックアップ用電池が切れていても、フラッシュメモリの書き換え上限に達していても可能なので、レトロゲーム愛好家にとっては、かなり嬉しい機能です。

Analogue Pocketは、現在公式ストアにて予約オーダーを受付中。2023年の出荷を予定しています。公式サイトのみ販売されているので、英語が苦手でも機械翻訳など使って購入しましょう。輸入代行している会社もありますけど、結構リスキーなので(いつ届くか、本当にオーダーしているのか)、十分注意の上、自己責任でお願いします。

参照-Analogue

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ゼノブレイド3を20時間遊んだ感想-シリーズ最高傑作、JRPGの最高到達点(ネタバレなし)

先日発売したゼノブレイド3をプレイ中で、2日で20時間程度プレイしました。

ゼノブレイドシリーズは、かつてスクウェアにてゼノギアスを発表後、独立して、ゼノサーガシリーズなどを展開し、現在は任天堂傘下にあるモノリスソフトによるRPGです。

昔ながらのリニアなストーリー展開と、オープンワールドレベルの広大なフィールドなどが好評の、RPGとして任天堂の看板タイトルと言っても過言ではないでしょう。

ゼノブレイドシリーズの良い点は、キャッチーなキャラクター、映画のようなカットシーン、奥深いバトル、面白いやりこみ要素が豊富と、たくさん上げることができますが、一方でユーザーインターフェイスや、チュートリアルなどのUXの部分が、信じられないくらいクオリティが低く、この点だけが、僕にとって大きなマイナスポイントでした。

 

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以前のレビューで、酷評していると、中には「その程度の文句をいうならスマホゲーでもあそんでろ」 みたいな反応をもらうことがありました。

いつものようにラーメンで例えると、ゼノブレイドシリーズは、味は最高なんだけど、店が不衛生で、頼み方がよくわからない、スタッフがメチャクチャ不親切な店という感じです。もちろん、そういう店が好きって人もいるでし、そのやり方で成功を収めている店もあります。それは否定しません。

でも僕は、それを直したほうが、きっともっと遊びやすいし、ユーザーの満足度を増して、売れますよ。そうしたら、売上が伸びて、きっと開発予算も増大して、次回作はもっとリッチなものになりますよ、って言いたいんです。けっして、ゼノブレイドが嫌いではないんです。スマホゲーが遊びたい訳ではない。

自分が初めてプレイしたゼノブレイド2、続いて遊んだゼノブレイドDEと、この欠点は少しの改善もみられなかったため、開発スタッフの能力がないのではなく、これが総監督の意向で、ゼノブレイドシリーズの方針なんだ、と落胆しました。

そんな訳でゼノブレイド3のユーザーエクスペリエンスに関しては、全然期待してなかったし、今回も叩く気満々でした。

最初に端的に感想を言うと、今作はシリーズ最高傑作であり、JPEGにおいても最高到達点の一つと数えて間違いない作品だと思っています。シリーズ未プレイの人にも、過去作プレイしてなくても、まずこの作品からオススメしたいです。

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