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筆や写楽 / KUMADORI-ロープライス・ハイスペックが魅力のペンタブレット

アナログ画材を展開していたRAYWOODが、日本発のデジタル画材ブランド「筆や写楽」を新たに創設し、新商品として2019年11月8日(金)よりロープライスペンタブレット「KUMADORI」をAmazon.co.jpにて発売しました。キャンペーンで半額だったので購入。そういうのに弱い。あんまり詳しく調べていなかったんですけど、人気あるみたい。ツイッターのトレンド入りしていましたし、現在Amazonでは売り切れ。

 詳しいスペック

■「KUMADORI」について

「KUMADORI」はアナログ画材を手掛けてきたRAYWOODが「筆や写楽」として初めてプロデュースする、デジタルイラスト用ペンタブレット。 スタンダードな板タブながら豊富なスペックを盛り込み、初心者の方にもお求めやすい価格でプロユースの製品をお届け。

イラスト・アニメの制作やデザイン、写真編集など、趣味のお絵描きからプロフェッショナルのアートワークまで、クリエイターの皆様をマルチにサポートします。 

■充実のスペック

・解像度5080lpi ペンでタブレット上に描いた線を、モニタ上で滑らかに、精密に再現します。 汚くぼやけたり、ギザギザしたりすることはありません。

・8192段階の筆圧感度 筆圧感度とはペンの強弱を読み取る機能。 弱く優しく、薄く描いてもしっかり反映されるので、淡く繊細な線やふんわりした優しい塗りもきれいに表現できます。

・読取速度 233PPS

・読取精度 ±0.3mm 1秒間に233回の信号送受信をペンとタブレットの間で行うことで、自然な描き心地に。 ペン先の位置を細かく、正確に読み取ります。 紙に描くのと同じ感覚で、ペン先がモニタ内でスムーズに動きます。

・±60度の傾き検知機能を搭載 傾き検出機能で、より実際のペンに近い筆使いが可能。 腕の動きに素早く反応します。 ペンを立てると細く、寝かせると太く幅のある線を簡単に描くことができます。

・読取可能高さ 10mm タブレットに下描きを乗せて、上からなぞる(トレース)することも可能です。

・28個の豊富なショートカットキー 使い方に応じてカスタム可能な12個のエクスプレスキー、16個のソフトキーを搭載。 アンドゥや拡大・縮小、レイヤーの追加などを自由に設定できるので、マウス操作が不要に。ショートカット誤動作防止のロックキーも付いています。

■広々快適、描きやすいワークスペース

作業スペースは10 * 6.25インチ(約25.4 * 16cm)、厚さ10mm。 B5に近いサイズのエリアで手を大きく動かせるので、ストロークや止め、ハネなどの細かいタッチも思いのまま。 重さは770g、薄くて軽いので持ち運んでスタジオや自宅で作業することも容易です。 ノートPCやタブレットPC、デスクトップPCなど、接続するPCの種類を問わず使いやすいサイズ感となっています。

■軽くて疲れにくい、充電不要のスタイラスペン

電磁誘導方式を採用したスタイラスペンは電池も充電も不要。 さらに17gという驚きの軽さを実現。 グリップ部分はシリコン素材でコーティングされているので握りやすく滑りづらい。 人間工学に基づいた設計で、長時間のヘビーユースでも疲れにくい仕様を実感できます。

ペンのサイドボタンには、消しゴムや右クリックなどの機能を登録可能。 ペン先の沈み込みは約0.5mmに抑え、極上の描き味を演出します。

■製品仕様

サイズ:
タブレット本体 36 * 24 * 1cm(重さ770g)
ペン 全長約16.5cm(重さ17g)
ワーキングエリア 10 * 6.25 inch(約25.4 * 16cm)
接続方法:micro USB
対応OS:Windows 7以降、macOS 10.10以降

 ところで、お前ペンタブいるの?

安物買いの銭失いと思われているかもしれませんけど、必要! 実はわたくし、下手の横好きだけど、イラストも描くのだ。10年ぐらい前は毎日描いていた。そりゃ、「おにいちゃんのイラスト、いつも同じ方向向いてるね」「おにいちゃんのイラスト、いつもバストアップばかりだね」系でしたが。うるせぇ! ほっとけ!!! ワコムの一番安いバンブーの小さなタブレットを買って、サーバーがクラッシュしてしまったせいで閉鎖してしまったラクガキ共和国(だったかな……?)にヘッポコイラストを投稿し、交流していました。あのころの方々は、今頃どうなっているんでしょうか。中には自称中学生っていうべらぼうに上手い方がおらっしゃって、きっとプロになってるに違いないって人もいましたねぇ……。

サイトの閉鎖と同時にペンタブも封印してしまいました。最近、ブロクに使うイラストを作成するのに引っ張り出したら、ペンの握りが加水分解していて、ベトベトで使えなくなってしまっていました。

どうやって描いているかというと、スマホで描いているんですけど、やっぱり描きにくい(素人にありがちな、道具のせいにするパターン)ので、購入した次第。完璧な、ラディカルな、購入動機である。

ところで、当時もpixivがあったし、アカウントも作ったのですが、そっちに移行しなかったのは、当時カオスランジという現代アーティストが、無断で投稿作品を使用して、それを水浸しにして展示するという、なかなか酷い作品をつくって炎上していた為でした。だから、今もpixivとカオスランジは嫌い。以上、おじさんの昔話。

 

内容物について

開けると、手紙が入っていました。

わりと小さな会社の製品のようです。

内容物は、本体、ケーブル類、マニュアル、保証書、替芯、ペン、ペンホルダー、手袋。

シンプルな内容物です。

 

設置。

でかい。全盛期ならともかく、毎日絵を描くような生活をしていない今の自分には確実に持て余す大きさでした。ちゃんと仕様を読まず、条件反射でポチった自分の落ち度ですが、これから購入する人は注意。

 

汚いけど、今まで愛用していたワコムのタブレット。ペンもないのになぜ残すのか。こうやって今のゴミ部屋は出来てしまったのです。最後にサイズ比較という役目を完遂してくれました。ありがとう、捨てます。

 

ケーブルは、マイクロUSB~USB‐Aタイプ。

コスパを売りにしている製品なので、この仕様は致し方ない。

 

ペンとペンホルダー。

ペンはとても軽くて握りやすい。

ペンホルダーのホールド感は、微妙でした。刺して使うこともできますが、グラグラなので、正しい使い方ではないのかもしれません。

 

ペンホルダーに中に替え芯がはいっています。

これとは別に10本くらい替芯があるので、追加購入できるようですが、芯については心配しなくても良いと思います。

 

ペンホルダーは芯抜きにも使えるようです。

 

ドライバーは、非常にシンプルで使いやすいです。

軽く触って思ったこと

以前使っていたペンタブと比べると、当時のプロユースモデル並みの性能ですが、違いは僕にはあまり良くわかりませんでした。

描画範囲が広いのは快適。しかし、自分の作業スペースではちと持て余す。

ショートカットキーが沢山あるのは嬉しいですね。

自分はペンのボタンが誤爆してしまうのが嫌いなので、全部殺してしまって、ショートカットキーだけに消しゴムやアンドゥを割り振るのが使い勝手良いと思いました。

ショートカットキーが左側にあるのは、左利きに非対応ということかな? 回転させればよいのですが、ドライバーに左利きモードがあってもよかったのでは。加えて、ケーブルの口が左側にあるのは個人的にはちょっと微妙かも。自分のPCレイアウトがパソコン本体が右側にあるので。

両利き対応モデルとして、次モデルは、ロゴを両側から読めるアンビグラムに変えてみてはいかがだろうか?

 

初心者からおすすめというのは、本当です。ただし、毎日絵を描く熱意のある方向けかもしれません。

しばらく使ってみて、また違う感想があれば、別記事にしたいと思います。