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TkoM (コムロタカヒロ) / ゲロリン[Vortex・OIL by 美術手帖限定]

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アクションフィギュアやソフビに影響を受けた彫刻家コムロタカヒロ(tkom)さんの個展「Vortex」を記念して、現代アート作品を取り扱うOIL by 美術手帖にて抽選販売された限定ガチャサイズのソフビ「Gerorin」です。100個限定(うちOIL by 美術手帖で30個が抽選販売されました)、全高約6.5センチ、2パーツ構成。8月末に抽選、発送はちょっと遅れて11月頭でした。

Vortex展はすでに終了しています。2メートル超えのマジックドラゴン見たかったです。700万円でしたっけ? 余裕で買えたけど、我慢しました(大嘘)。

パッケージです。

ガチャサイズとなっていますが、しっかりしたヘッダーも付属。

ミニソフビサイズです。ソフビの耐久性のおかげで、彫刻家の作品をポケットに。

 

自分の手持ち唯一のコムロさん作品のダブルシンクと。これとは別の新規造形のダブルシンクも抽選販売されておりました。

smoglog.hatenablog.com

 

ゲロリンという名前から察するに、カエルのクリーチャーのようです。

 

首のところでパーツ分割されている2パーツ構成ですが、腕や足の部分で分割線のような造形がされているのが面白いです。

 

コムロさんが、特撮怪獣を立体化しているのではなく、自分が思い描いたソフビ製品を立体化しているということが、このディテールから伺い知れます。

彼の作品世界は、おもちゃ箱であり、自分の想い描いた創世神話が存在するようです。

 

大きな頭部、不気味なイボイボに覆われた皮膚は恐ろしい感じですが、寸詰まりの体型と太く短い手足がユーモラスです。

 

牙の一本一本丁寧に筆塗りされています。

 

爪の塗装も細かい。

 

皮膚の表現が素晴らしいです。ツヤツヤプルプルしていそうなイボイボ、厚くてガサついていそうな皮膚の部分の対比。

 

意外にも作品の制作プロセスにCGを使用していることをインタビューで知りました。

参照‐意識はかたちになると信じてきた。彫刻家・コムロタカヒロ インタビュー|美術手帖

利点として、素材や物理的限界などの制約を受けないこと、時間をかけてシミュレートできることを言っています。

時間をかけてシミュレートというのは、CG世界だとコピペやアンドゥができるということですね。これは実際の彫刻するのでは難しい。「石に眠っているものの余分な部分を取り除くだけ」と言ったミケランジェロならともかく、制作途中でインスピレーションを得て、突き進んだところ、また別のインスピレーションを得たなんてときにやり直しなんて出来ませんし、どちらが良いのか見比べるなんてこともできません。サイジングなんて特に、後から変えるのは難しいですが、CGならどんな大きさにするのも可能です。マジックドラゴンもソフビサイズにすることもできます。

CGを使うと、手仕事ならではの曖昧なニュアンス……いわゆる「味」が失われるのではないか? という懸念もありますが、出力物をなめらかにすることや、最後の仕上げの部分は徹底的な手仕事らしいです。ゲロリンの皮膚の質感もそうやって仕上げられたのだと思います。仮に大きいサイズのゲロリンが制作されたとしても、ガチャサイズのゲロリンをそのまま大きくしたのではなく、大きいサイズ用の仕上げが施されるのだと思います。

 

今回の素体は蓄光でした。よく光ります。

 

 

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