先日、シンセサイザーをプレオーダーしました。
楽器はほとんど触ったことがありません。学校でハーモニカ・リコーダーくらい。中高生のとき例に習って、はしかに罹るようにアコースティック・ギターを触りましたが、コードFがおされられなくて、2時間くらいで断念した根性なしです。
ブログを初めて、お金が続く限りは毎年なにか新しいことを始めるということを、ゆるく誓っています。続いているもの、休止中のもの、やめてしまったもの、たくさんありますが、音楽というのも、いつかは挑戦してみたいジャンルでした。
シンセサイザーを選んだのは、演奏スキルがなくても、ポチポチ設定したら、あとは自動演奏してくれそうだから……調べた後では誤解も多分にありましたが、とっつきやすく感じたのが理由です。
オーダーする前に調べろよ、って突っ込まれそうですが、そもそもシンセサイザーってどんな楽器なんでしょう? キーボードがついてるもの、ついてないものあります。いろいろツマミがあります。どう使うんでしょうか? そんな疑問を、自分で調べながら解説していくのが、このシリーズの趣旨となります。
参考文献リストも上げますが、自分なりの独自解釈も多いので、間違いもあると思いますので、詳しい方は教えてください。
シンセサイザーと他の楽器の違い
楽器には、その楽器固有の音が存在します。ピアノにはピアノ、ギターにはギター、ドラムにはドラム。テクニックで、似たような音を出すことも可能ですが、例えばシンバルからギターの音を出すのは困難です。
でも、シンセサイザーは理論上はすべての音を出すことが可能です。理論上と但書したのは、技術的にはめちゃくちゃ難しいから。楽器の音を録音(サンプリング)することでも可能ですが、面白いことに現在では、シンセサイザーならではの、独特の電子音が逆に求められているみたいです。
音というのは、波形です。シンセサイザーは、電子の波形から音を生成します。
音を作り出す楽器、というのがシンセサイザーです。
シンセサイザーは音をどうやって生み出しているの?
ごくごく単純に言うと、たった3つの工程で出来ているみたいです。
音程→音色→音量。さらに厳密に言うとこんがらがるので、この3つで説明します。
シンセサイザー的に言うと、音程はオシレーターで生成され、音色はフィルター、音量はアンプで作られます。
音楽の素人には、この3つでもよくわかりません。
音程は音の高さで、音色は……うーん改めて聞かれるとわからないですね。音量は簡単ですね、音の強弱。
参考にした本に、音程は音の基本的な素材となり、素材の良さが最終的な音の良さにつながると書いてありました。
音楽素人の僕が理解できるように、料理で例えてみました。
音程が素材なら、料理で言うなら牛です。牛。
さあ最高級のA5ランクの牛だよぉ~。遠慮せずに頭から齧り付きなよ、鮮度抜群というか生きてるよぉ……って言われても、なかなかそのままでは美味しく食べれません。
そこで、フィルターで加工・下準備します。解体して、食べれない部分を取り除いて、小さくブロックに小分けして……。
最後にアンプで調理。焼いて煮て、蒸して、温かい料理? 冷たい料理? 素材の味を存分に活かした調理方法を選ぶ。
こんな感じでシンセサイザーの音はつくられていくんですね、たぶん。
次の章は、この3つのセクションを解説。
オシレーター(VCO)
音の基本波形をつくることろです。
その波形から、ノコギリ波とか、三角波とか矩形波とか名称があります。基本形は4つくらいと少ないです。
それぞれ、キリのいい音とか、やわらかい音とか特色があります。
シンセサイザーによっては、オシレーターが複数個ついていて、合成(シンセサイズ)することもできます。
フィルター(VCF)
オシレーターで作った音には、高音から低音まで全ての音が含まれています。フィルターというのは、その名の通り音の中の不要な部分をろ過することができます。
演奏中にこのツマミをグリグリすることでも、音が変化します。あのかっちょいい動作はそういう意味なんですね!
アンプ(VCA)
この機能が面白かった。
音量調整ってすごく単純だし、それでどんなふうに変化するのか、よくわかりませんでしたが、このアンプは瞬間瞬間ではなく、時間経過で変動する調節つまみです。
普通4つツマミがあり、音の出力があったら、最初の音量から最大音量になるまでの時間、そこから音が消えるまでの余韻の時間などを設定します。
これによって、ピアノのような音の出方、ギターのような音の出方が設定できるのです。
今回はここまで。
シンセサイザーバックナンバー
参考文献
本。
全部KindleUnlimitedで読めます。
シンセサイザーがわかる本 予備知識から歴史、方式、音の作り方まで
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You Tube。この方の動画がわかりやすかったです。記憶になかったのですが、チャンネル登録を済ませていました。やっぱりこの分野が昔から気になっていたようです。
【おしえて!おかどさ〜ん】シンセサイザーの基本その1 オシレーター編【Season2】