昨日、レビュー記事をアップした後、2時間ほどプレイしたらあっさりクリアできてしまいました。
追記でサラッとフォローしようとも思いましたが、文章量が多くなりそうなので、別記事にします。
smoglog.hatenablog.com前回記事はどちらかというとネガティブな記事になってしまいましたが、素晴らしい要素があるのに勿体無いなぁって気持ちがあったからです。
クリア後も残念ながらその印象は払拭できませんでした。
繰り返しになりますが、 グラフィックは素晴らしいのに、ゲームは大味。
店主、勇者、どちらのパートも、個人的にイマイチに感じました。
アイテムの値段、ダメージ、回復量、アップグレードの価格、武器の強さ等のバランスはもう少し詰めたほうが良かったと思います。
店舗経営シュミレーションとしての、こつこつ成長させていく、いわゆるスルメゲー的な面白さを期待したのですが、インフレしすぎなアイテム販売価格に他の要素が追いつかず、誘致した施設5つのうち2つは最後まで利用しませんでしたし、武器も結局剣と盾、ナックルの2つしか使いませんでした。
冒険パートも、この扉をあけるべきか、どのアイテムを持ち帰るべきか……という葛藤はあまりなく、荷物が一杯になったら、価格の安い順に商人のミラーにぶち込む、価格の高いものがスタックしたら、店に帰るを繰り返せば、すぐに大金持ちです。簡単にリノカ一番の店にすることができます。
武器は、改良に数日かかるシステムであれば、他の武器を使う動機になり、弱体化するのでダンジョン攻略に変化がおこったのでは。作ったグレードの武器が、あっさり骸骨から出てくるのも興ざめ、鍛冶屋で買った値段でしか売れないのも、材料集めてるぶん、こちらが損で興ざめでした。
ストーリーに関して。
一応、話としてはまとまっています。ダンジョンが発生した理由も明らかになりました。
しかし……ときに、不思議なことは不思議なままにしておいたほうが魅力的であることを証明するような凡庸なシナリオでした。
ダンジョンで命を落とした父など、ドラマティックにする要素はあったと思う。主人公が、この物語の主人公である必然性が薄かったです。彼だけがダンジョンを全て開放できた理由付けがない。
主人公は、村の人間にとって勇者だったんでしょうか? 少なくとも戦士たちの職を奪ったものとして、恨む人間も多いと思います。職を失った人たちは、どうなるんでしょうか? 野党なんかに身をやつすことになるのでは。この村では万引き犯は野放しになるような低いセキュリティ意識なので、酷い未来が待っていそう。なんせ、同じ犯人が堂々と二回も店に盗みに来るんですから!