毎週楽しみにしているゲーム報道メディアIGN JAPANのYouTube番組/ポッドキャストで紹介された書籍です。
紹介文としては、
1978年に産声をあげたゲーム音楽レコード、その40年以上にもわたる歴史を網羅した決定版
膨大な数のなかから選び抜かれた名盤950枚を紹介!
とあります。
僕は車で会社に出勤するのですが、移動時間が40分程度と結構長く、その間ポッドキャストの未再生エピソードが尽きると、Spotifyなどのストリーミング音楽サービスを聞くことが多いです。無料会員で普通のアーティストの曲を再生するとシャッフル再生で、自分の好みの曲ではないナンバーが流れることが多く、歌詞もなく聴き疲れしにくいゲーム音楽を再生することが、最近多くなってきました。ところが、ゲーム音楽の知識というのは殆ど無いので、遊んできたゲームタイトルで検索することが多く、他にいい曲ないのかな? と思っていたところなので、この本の発売はタイミングばっちりでした。
選曲の基準としては、サントラとしてディスク化されているタイトルを、ゲームの売上とは切り離して音楽そのものを評価し、メジャーなタイトルよりも埋もれたタイトルをピックアップしたそうです。たとえとして、ドラゴンクエストシリーズはIII以降は選ばれていないそうです。
本体は厚みのある全288ページ。
惜しむらくは、ペーパーバックであるのに、価格が結構することです。まあ、ゲーム音楽ってゲームありきなところがあるので、単体で好きという人は割合少ないでしょうね。ゲームサントラってバカ売れすることは少なくて、プレミアが付きやすいジャンルだし、そのガイド本なので、単価が高くなってしまうのは致し方ないことでしょう。
ペーパーバックでもイイんですが、帯付きだと、帯が中にしまえないのが個人的には嫌です。
本に収められたタイトルは、何万とあるゲーム・サントラの中からたった950タイトルとは言え、膨大な量です。
一応、年代順、企業順、ジャンル順に分けられています。タイトルの説明は200文字程度で、詳しい人向けの説明です。作曲者の名前などの情報を並べられたところで、僕にはぜんぜんわからない。素人には、ガイドというよりは、カタログに近いです。
全部をしっかり読むというよりは、ああ、知っているタイトルあるな……この好きなタイトルの作曲者はこちらも作っていたのか……みたいな感じでさらっと読む感じ。
記事の最初にも書きましたが、最近はゲーム・サントラがSpotifyなどでストリーミング配信されていますので、この本を適当なページで開き、気になったタイトルをお気に入り登録しておいて、車で聴く……みたいな使い方をしています。
つい先日、パソコンのスピーカーを新調したので、PC用のSpotifyをインストールしました。PC版では無料会員でもシャッフル再生されないので、ケースファンの音も気にならないし、こりゃいいわ~。ブログ執筆中は無音が多かったですが、今後は積極的にBGMをかけていこうと思います。
電子書籍形式で、ネット配信されているものは、ハイパーリンクがついていて、そのまま視聴できる……っていう形式だったら最高かも。
ゲーム音楽ディスクガイド──Diggin' In The Discs (ele-king books)
- 作者: 田中"hally"治久,DJフクタケ,糸田屯,井上尚昭(rps7575)
- 出版社/メーカー: Pヴァイン
- 発売日: 2019/05/31
- メディア: 単行本
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