ブログを始めてから、いくつかクラウドファンディングに出資しました。数えてみたら10個のクラウドファンディング由来のアイテムがあったので、まとめ記事にして、これからクラウドファンディングに出資してみたい人に、どういう感じなのか、こんな企画者は気をつけようなど、こういう心持ちになるとストレス貯めずに済むなど記します。
クラウドファンディング(英語: Crowdfunding)とは、不特定多数の人が通常インターネット経由で他の人々や組織に財源の提供や協力などを行うことを指す、群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語である。ソーシャルファンディングとも呼ばれる。
- 残念な気持ちにならないためのクラウドファンディング心構え
- クラウドファンディング製品紹介
- 海外クラウドファンディングへの壁がなくなった-バッカニア3Dプリンタ
- SITPACK-アイディアは優れていたが、実際は……残念すぎる代行業者
- epoquesewnコインケース- 軽い気持ちで出資、結果として良かった!
- 1000toys(千値練)/ 出雲重機:Probe 20WT[1/12スケール]-次は……
- MANGATRIX / 上山徹郎: LAMPO プレミアム版-絶版図書の限定復刻
- Hera Publishing / 出雲重機 INDUSTRIAL DIVINITIES 2017
- cheero / BBmini -セット価格に釣られるが、二個はいらない……
- The NUÁ(ヌーア) -あんまり使えてません。
- 植田明志作品集 - 風の跡 MARK OF WIND[sipka刊]
- The Van Keyboards / 自作メカニカルキーボード「KUMO」遂に海外クラウドファンディングサイトキックスターターで!!
- 記事まとめ
残念な気持ちにならないためのクラウドファンディング心構え
僕も結構クラウドファンディングでは、商品が予定どおりに届かない・進捗報告がまったくない・出資者を差し置いて先に商品が一般販売されるなどの問題があり、荒ぶったことが多々あります。
多くのクラウドファンディングでは、出資の見返りとして、通常販売よりも早期に割引価格で商品やサービスを手にすることができます。
ここで残念な気持ちにならないように気をつけなければならないのは、クラウドファンディングは商品を買うのではなく、あくまで出資が主となる、ということです。自分自身、最近になるまでわかっていなかったのですが、クラウドファンディングにおいては、その商品やサービスが欲しいって気持ちよりも、このすごいアイディアを考えた企画者の人の応援をしてあげたい、という気持ちで出資するほうが、心が穏やかでいられます。海外でクラウドファンディング大成功した企画の代行なんかは、残念な出資体験になることが多いと感じました。
そもそも優れた製品やサービスだったら、わざわざクラウドファンディングしなくても、いつかは一般販売されます。一般販売よりも早く安く手に入るといっても、ほとんど誤差です。むしろ値段はクラウドファンディング時よりも安く手に入るかもしれない。レビューでいち早く手にしたいとか助平心があって出資したとしても、クラウドファンディングアイテムなんて、トンガリすぎててPV伸びることは稀です。とんでもなく酷いアイテムだったとか、トラブったとかでバズることはあるかもしれませんが……。
繰り返しますが、クラウドファンディングするにあたっての心構えとしては、純粋な企画者への応援か、ニッチすぎるアイテムでこの機会を逃すとゲットできないというものか、冷やかし……そんな感じで出資すると良いです。
クラウドファンディング製品紹介
海外クラウドファンディングへの壁がなくなった-バッカニア3Dプリンタ
すみません、こちら正確には僕がクラウドファンディングしたものではなく、クラウドファンディング代行の会社から購入したものです。
クラウドファンディングサイトはキックスターターで、当時は日本語化されていませんでした。PayPalにも登録してなかったので、輸入代行業者に頼んだのですが、これが法律のグレーゾーンを狙ったような感じで、あわや相手都合によるキャンセルで、キャンセル料を支払わされる事態に。
最終的に裁判で訴える方もあらわれて、その影響なのか、僕のところには製品が届きました。この企業は現在も名前を変えて同様のことをやっているみたいなので、輸入代行にはご注意ください。現在も裁判中のようなので、ここでは過去記事を喧騒するようなことはしません。ブログとしては一番バズった記事なので、ある意味、美味しかったですね(笑)。
この騒動のやりとりで、僕はグーグル翻訳で海外企業とやりとりすることに慣れてしまい、海外通販や海外クラウドファンディングに抵抗がなくなりました。
肝心のアイテムは……実は製品のスペックは、当初謳っていたものには達しておらず、こちらも海外で訴訟されていると聞きました。出力用のソフトウェアも公開を停止しており、この前誤ってソフトを消してしまったユーザーさんにソフトウェアのコピーが欲しいとお願いされて、お渡ししました。
僕の使用状況としては、いくつか出力したのち、テーブルの接着不良でヘッドが詰まることが二度続けておこり、そこから可動しておりません……。
SITPACK-アイディアは優れていたが、実際は……残念すぎる代行業者
これはいまだかつて最低のクラウドファンディングでした。
スウェーデンの企業の製品を、日本のメディアブリッジという企業が代行したのですが、ホウ・レン・ソウが全然できていなくて、めちゃくちゃヤキモキしました。あまりにも出資者が集まって、企業としてキャパシティオーバーだったと言うんですが、それにしても現在の状況をクラウドファンディングサイトの掲示板に書くくらい出来たと思うんです。挙げ句、クラウドファンディングとはこういうものです、なんて開き直りとも取れる発言。
出資者を差し置いて、一般販売されるし、ホントどうかしてるぜ!!
製品そのものも今ひとつでした。
正直、座り心地はいまいちで重く、公称の仕様時間がたったの40分……持ち歩く気持ちになれません。
epoquesewnコインケース- 軽い気持ちで出資、結果として良かった!
こちらは本当に軽い気持ちで出資しました。
最初は、革が接着された財布に残念な気持ちだったのですが、使っていてとても気に入りました。
コインケースですが、カードもお札もたっぷり入ります。
普通、こういった小さな財布ってカード何枚、コイン何枚と厳格にきまっているものなんですが、僕のような管理がズボラな人間がラフに使える財布です。
1000toys(千値練)/ 出雲重機:Probe 20WT[1/12スケール]-次は……
企業もクラウドファンディングの扱いを実験的に試してみたのでしょうか? おそらく、普段こういうフィギュアを買ったことのない人にもリーチする目的だったのでしょうが、結果は芳しくなかったのかもしれません。
次のアイテムがなかなか出てこない状況で、せっかくの組み換えのギミックが活かせていません。
普通に定価で受注販売で良いですけどねぇ。
MANGATRIX / 上山徹郎: LAMPO プレミアム版-絶版図書の限定復刻
この企画は素晴らしくスムーズでした。
文句なし。
好きな作家さんだったし、漫画も持っているんですが、今後の活動への応援の気持ちもありました。これぞクラウドファンディングって感じです。
Hera Publishing / 出雲重機 INDUSTRIAL DIVINITIES 2017
こちらは、本の内容は最高なのですが、はじめてのクラウドファンディングということで、発送やら一般販売やらでちょっとトラブルがありました。
このあとはクラウドファンディングで出版することがなくなったので、企画者にとって苦い経験だったのかもしれません。
cheero / BBmini -セット価格に釣られるが、二個はいらない……
一般販売価格3,600円が5000円だったので、セットで購入しました。
一応、二個同期でステレオ化という機能もあったのですが、正直一個しか使っていません。僕がマメな人間だったら、もう一つはヤフオクやメルカリで売っちゃうこともあったのですが、数千円のためにその手間がめんどくさい。
The NUÁ(ヌーア) -あんまり使えてません。
物は良いし、値段も安く購入できました。
ただ、僕が出不精なので、なかなか利用できていません。今年の夏こそは。
植田明志作品集 - 風の跡 MARK OF WIND[sipka刊]
こちらも丁寧な対応で満足の行く企画でした。
内容もボリュームアップしたみたい。予定よりずっと遅れてはいたのですが、きちんと進捗報告がされていましたし、クオリティアップのために遅れていたのが伺えたので、不満とは思いませんでした。ホウ・レン・ソウは大事。
The Van Keyboards / 自作メカニカルキーボード「KUMO」遂に海外クラウドファンディングサイトキックスターターで!!
ここまで上げたクラウドファンディング製品は、一つが代行、8つが国内クラウドファンディングサイトです。最後の10個めは、クラウドファンディングサイトとしては本丸中の本丸、キックスターターで出資したものです。
緊張はしましたが、キックスターターは保証がしっかりしていると聞いていましたし、企画者の進捗報告もしっかりしていました。
製品もとても気に入りました。今もこの記事はkumoで書いていますよ。
記事まとめ
今後はクラウドファンディング企画に出資することは、少なくなりそう。
国内では、先行割引の共同購入っぽい感じですし、最初に書いたとおり、優れた製品はきちんと一般販売されるんです。わざわざリスキーなクラウドファンディングで購入しようとは思いません。そういうドキドキ感が楽しいというのは否定しませんけれど、僕はもう満足しました。
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