京都ハイカーズ・ギア・パーティーで注文していたモンペズボンが届きました。
当初2月の出荷でしたが、材料の布の納品が遅れたため、3月の到着となりました。
十二(じゅうに)の用品店は、2017年にスタートしたメーカーです。
自然の中でも、街の中でもアクティブに遊べる服をコンセプトに制作されているみたいです。
今回購入したモンペズボンは、かつて日本にひろく普及していたモンペを現代的に解釈しなおした製品です。
もんぺとは、和服における袴の形状をした作業着の一種、またはそれを改良した作業用ボトムス(下半身を纏う為の衣服)を指す。一般的に女性用衣類で名称は地方により、山袴(やまばかま)、雪袴、裁着(たっつけ )、軽衫(かるさん)、裾細(すそぼそ)など多様に呼称がある。
もんぺそのものは、一般に女性用らしいですが、モンペズボンは男女兼用でフリーサイズでワンサイズ展開となっています。実は前後もありません。どっち向きに履いてもオーケーという、シンプルな作りです。ナイロンバージョンと、浜松産の綿麻(コットン85%・リネン15%)バージョンがあります。
僕は綿麻バーションの草色を購入しました。ウェザークロスというハリのある織りで乾きも速く、一年を通して使える素材です。 どこか和風の味ある色味は職人染めによるもので、色落ちによる風合いも楽しめるとのこと。色にちょっとミリタリー風な雰囲気があります。縫製後に洗いを数回かけて、天日干しされています。いい風合いで、かっこいいです。
若干テーパードになっていますが、かなり太いズボンです。
股下もゆとりがあるので、めっちゃ楽に履けます。
腰のゴムは15センチくらいの太さがあります。
ハイウエストに履いて、お腹のラインがスッキリ、腰履きしてゆったりって感じでしょうか。
ゴムはとても伸びます。最大ウエスト112センチまで対応。
腰にはアジャスター紐が付いています。
腰のゴムだけで十分ホールドしてくれるので、男性の場合はほとんど飾りかも。
でも結構賢い仕組みですよ。
ゴム紐をこのように通すだけの単純なしくみです。
緩めるときは、革ダブをつまんで引くだけ。
股下は深め。
股部分は、クライミングパンツのようなガゼットクロッチになっていて、足を広げてもつっぱらずにスムーズな動きができます。
片方の足に容量抜群のポケットが2つ付いています。
野良着として、草刈り機を肩にかけて作業するときなどには、ここに水筒やタオル、軍手などを入れられますね。ゴムのホールドが強めなので、沢山物を入れてもズレません。前後がない服なので、左利きのひとは逆向きに履けば良いです。
中にもサブポケットが付いていますので、大事なものなどはそっちに入れると良いです。
ニンテンドースイッチなら10枚はすっぽり入ります。
ゴムの一番下の部分を腰骨あたりにすると(男には結構締め付けキツイです)、9部丈くらいになります。
面白いズボンです。
購入は、僕のように出展イベントでオーダー出すか、十二の用品店さんのインスタグラムで、不定期に受注案内がされます。残念ながら、いつでも購入できるという製品ではないです。
公式サイト:一二の用品店
インスタグラム:一二さん(@juuni12) • Instagram写真と動画
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