smogbom

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ありがとう、さようなら

 

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12月18日、0時30分ごろ、僕のブログの看板犬が息を引き取りました。


年齢は丁度13歳になったばかりでした。
ダルメシアンの平均年齢は10から13歳と言われてますので、割と長生きしてくれたと思っています。でも飼い主として、もっとやれることはあったと後悔があります。


この記事を書いた一番の理由は、その事を書きたいと思いました。

憂鬱な記事かも知れませんが、書くことが癒しになってる部分があります。代わりにSNSでは発信しないようにしてます…。

 

 

ツイッターやInstagramなどで、ずっと犬の写真をアップして来ましたが、事情を告白してなかったので、驚いた方が居るかもしれません。
その事を告白することで、彼の写真が「可哀想」と取られるのが嫌だったので、そうしませんでした。

 

実は昨年の9月末、お尻の部分に腫瘍を見つけました。

直ぐに行きつけの動物病院へ。
診断の結果、癌である事が判明。その病院では手術以前に詳しい診断も出来ないので、岐阜の大学病院へ向かいました。


全身のレントゲンを撮ったところ、癌細胞は肺の方まで転移しており、医者の診断では「残り3ヶ月の命でしょう。外科手術を希望される場合、ここの施設では対応できません。三重県の病院を紹介しますが、高齢ですので、このまま看取ってあげるのをお勧めします」と言われました。

 

家族で相談の結果、僕たちは、このままいつものように過ごすことにしました。すごく元気だったので、「本当に3ヶ月の命なの?」と首を傾げていたんですけれど。


結果的にそれから14ヶ月も一緒にいられました。
僕の後悔は、医者の言ってる事がいい加減って事ではなく、ペットの機微が1番わかるのは、飼い主って事を知っていれば、と言う事です。

 

僕は、獣医は漫画の獣医のように鋭い眼力で、たちどころに動物の状態を把握するんだと思ってました(獣医を責めてるって訳ではないです。むしろ自分を責めてます)。


僕の犬は、かかりつけの獣医に、癌発覚の半年前に「この歳でこんなに健康的なダルメシアンは見た事がない、どこも悪いところはない」と太鼓判を押されて、全く健康状態に不安がありませんでした。

 

実はなんとなくお尻の部分に違和感を感じていたにも関わらず。


最初に違和感を感じたのは、お尻から太ももに薄くピンク色がかったものが見えた(血便?)。散歩の時にご機嫌な時は、尻尾をピンとあげるのですが、段々とあげなくなった(だいたい2年前ぐらいから顕著になって来ました)。お座りを渋り、座る時は尻尾を巻き込んで座る。

 

もしかしたら勘違いかもしれません。


でも、大きな外科手術が必要になる前に、お医者さんに「お尻にちょっと違和感あるのですが」と訴えていれば、早期発見できたかも知れません。

 

薄情かも知れませんが、医療費にビビってた部分も多分にあります。今になって、大切な家族の為にお金くらいなんとでもなるじゃん、って思ってる自分がいます。

 

つい先月まで普通に元気でした。

段々とやせ細って、癌腫瘍で大腸と肛門の位置が変わって、ぺらぺらのウンチを苦労してしてましたけど、毎日時間をかけて階段を登って、妹を押しのけて妹のベッドで寝ていました。


12月10日、深夜に階段から落ちて(それまでに何回も落ちていたけど平気だった)から、衰えは本格的になりました。それから3日も経つとほとんど、立つことも出来なくなりました。それでも這いずるようにして、トイレの場所へ向かったり、家族の団欒のところへ行こうとしていました。


まだまだ食欲があったので、こんなに早く亡くなってしまうとは思いませんでした。

 

今日は、食べ物も水もほとんど口にできない状態でした。


17日の21時くらいから、時折苦しそうな声をあげるようになり、苦しくて眠れないのか、瞳は開いたまま。

 

0時を回って、僕は仕事があるので少し横になると言って、部屋に戻ったのですが、朝にはもう……、と思ったら泣けてしまって寝付けられずにいました。

 

そして、母親に呼ばれて行くと、息を引き取ってました。まだ暖かかったです。あと30分起きていれば……。汚れた身体を綺麗にして、瞼を閉じてあげました。

 

本当に素晴らしい犬でした。
僕はずっと犬が飼いたかったんですが、どうしてもキチンと飼える自信がなくて、言いだせませんでした。
妹の暴走と言う形でしたが、彼と暮らす事が出来て本当に幸せでした。

 

今日から帰っても出迎えがありません。そんな日がこれから続くって、とても信じられない、とても悲しいです。

 

でも、彼と過ごした日々の喜びと、彼を失った悲しみを天秤にかけた時、後者が傾くなんて事はあってはならないんです。

だから、ペットロスになんて絶対なりません。

ありがとう、さようなら。

 

仕事から帰って来たら、小さく可愛らしくなっていました。

(冷静に考えると、こんなに写真撮るのって気持ち悪いかなぁ。うーん、ごめん。わからないや…)

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家のお墓に一緒に納めます。

お疲れちゃん。

安らかに眠ってください。