ブルース玩具さんより2016年6月に、まんだらけの新品を販売する「SAHRA(サーラ……さら……新ってことかな)」にて販売されたナゾラ1号です。
ブルース玩具さんとナゾラ1号については、僕がオモチャやインディーズソフビにハマるずっと前にリリースされたモノのようです。詳しくはいつもながら、ケヤホルムさんのブログ「エスムスザイン」が詳しいです。
広大なネットの海を彷徨ったところ、2007年と2008年のスーフェスにて入手情報がありました。いつ頃からなのかリリースはストップしてしまい、なかなか入手しにくい、知る人ぞ知る隠れた名作だったようです。
僕はインスタグラムにて、玩具道の先輩のポストなどを見て知り、「なんだこれは!?」と思いましたが、簡単に手に入るものではないと知り(作家さんと直接やり取りして入手された模様)、欲しい気持ちを内に秘めて半ば入手を諦めていたのです。
その後、おなじくインスタグラムで、ブルース玩具さんのアカウントがあることを知りました。そこには組み立て途中と思わしき、ナゾラ1号のパーツが並んでいるではありませんか!
プロフィールには、前述のまんだらけサーラのリンクがあり、その時のリンク先は今回入手したナゾラとは別カラーのモノで既に完売していました。つまり! 前回の販売を逃していた!! でも、近いうちに組立途中のこのナゾラが販売されるに違いない、とアラート登録して、まんだらけサイトをチェックしていました。その甲斐あって、(まんだらけの勤務形態はどうなっているのか甚だ疑問なんですけど)、深夜の販売開始直後にオーダーすることができました。
今回のナゾラ1号は3期カラーとありますが、おそらく当時販売された3期カラーを再販したカタチなんだと思います(だってネットで調べた限り、今回が3期めって感じではありませんし)。
僕のようなニワカが言うセリフではないかも知れませんが、ナゾラ1号は登場する時代を間違えた作品に思えてなりません。昨今のソフビブームがあったからこそ、再評価されリバイバル販売できる感じも否めないですが、約10年前に登場したナゾラ1号の尖りようが僕には眩しく、鮮烈に思えます。
価格が高額化していく玩具業界において、当時のままなのではと思える懐に優しい価格も嬉しい。それでいてふんだんに取り入れられたギミック、見栄えがよく遊びやすい多色成型、と仕様に手抜きはありません。
前置きが長くなってしまいました。
以下、ポケGOで賑わう公園で人目から逃れつつ、ステルス撮影した写真と詳細レビューになります。あ、そういえばこのカラー、ポリゴンっていうポケモンのカラーリングに少し似てますね。
大きさは約19センチ。
ソフビとしては、スレンダーでフラットな面をな強調したアウトラインが特徴的です。
パーツ数は11パーツを数えます。
成型色は乳白、クリアブルー(ラメ入り)、群青色、ライトブルーと4色も使っています。
頭部以外は着色されていないので、塗装ハゲを気にせずガシガシ遊ぶことができます。
腰のパーツと両足のパーツのカンチャクの角度が素晴らしいです。この部分は、斜めになっているソフビしか僕は見たことがなく、このように直角に付いているものは初めて。金型のことはよく解っていませんが、僕には古い作品なのに現代の作品より、ずっと挑戦的に思えるんです。
腕はカニバサミ。
後頭部には、ソフビのオーバーマスクに見られる意匠が!
マスクの下には、ロボットの顔があります。
どうして、怪獣ロボの振りをしているのか……謎だらけです!
さらにさらにギミックはまだあります!
足裏に強力磁石がついています。
不思議に思ったのは、わざわざ2パーツにして磁石を露出させた理由です。内側に仕込めば良いのでは? と。
謎が解けたのは、ソフビのカスタムに磁石を使おうと思った時(カスタムしたソフビは近日某所にて公開される!)で、強い磁石でもソフビの厚みがあると強固に引っ付きません。ナゾラは片足でも付き、安定します。
このギミックは最高です!
コレクションの仕方もより自由です。
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いいオモチャを入手できました。
記事のアップ時、購入可能です。かなりオススメです!
最後に1点。
脇の下にもカンチャクのメスになりそうな造形があり、もしかしたら4本腕バージョンの構想があったのかもしれませんね。
ブルース玩具さんの作品はナゾラ1号のみとなっていますが、今のタイミングでしたら、新しい展開も可能なのでは……という僕の願望です。
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