CHIKA TOYS / COROBO
なんだか、今月は立てこんでまして……玩具のオフ会やカスタムイベント(参照:Rusty rain 6/27(土)にthreeAオフ&カスタム会行ないます!)に合わせて、カスタムペイントしてみていたり、”あの件”に進捗が合ったり…、なかなか今月は、ブログの更新数が稼げませんでした。
滋味にレビューしたいオモチャも溜ってきていますし、更新頻度をアップしたいところです。
来月はワンフェスですしね! まだ行けるか確定していませんが、夏のワンフェスは2年続けて参加できているので、また今年も……、と思っております。
今回紹介するのはデザフェス編最終回。
前3回のものは、代理購入していただいて手に入れたのですが、今回は通販で手に入れました。
チカトイズさんのコロボです。
素材はレジンです。
僕が購入したチカトイズさん作品は、カピ次郎をカスタムペイントしたものがあります。
今回のコロボは、塗装版も手に入れることができました。
カピ次郎も塗装版も欲しかったのですが、価格的に両方購入できませんでした。チカトイズさんとしても、手軽に購入できない価格帯であることを考慮して、コロボは、パーツ数を少なくして縫製服も無くして、お求めやすい作品にしたかったそうです。
……と聞いていたので、チカトイズさんも塗装でコラボされていた、グライダーワークスさん(参照:Facebook)のビットみたいな1パーツか、首ふりができるくらいの2パーツのものなのかな……と思っていましたが、ええィ、ところがどっこい!
接着されていないパーツは6パーツ、中抜きのために頭部は組み木のように複雑にパーツ分けされていて、蓋をあけてみれば全然パーツ数が減っていないような……???
逆に、飽くなきコダワリを感じてしまう次第でしたが、価格に関してはキッチリプライスダウンされていて、めでたく塗装/未塗装版を手に入れる事ができました。
◯塗装版全体
服を着ているようにみえますが、原型に直接布地の服を着せて複製しているのです。
言わずもがなですが、塗装の素晴らしいこと! これが一人による手作業の塗りということがまた凄い。これだけの贅沢な気分にさせてくれる玩具が他にあるのだろうか!
聞いたところによると、今回販売された3種類の作品の総パーツ数は、7000パーツ超にも及んだとか!!
実際はどうなのかわかりませんが、高価な完成品を少数販売、未組立の未塗装品を大量販売というやり方でも、売れちゃうと思うのですが、あえて苦しそうな道を征く心意気に痺れますね。本当に。
パーツ数を少なくするという当初の計画からなのか、コロボは両腕がありません。
しかし、口のようなノズルをくるくる回すと非常に愛嬌があります。
首の可動域も広く、この秘密は下記で、詳しく書きます。
◯首……可動について
コロボは、全パーツレジン製ですが、首パーツ(これだけで1パーツ!)の接続部分が長くつくられているので、引き伸ばして可動域を広げることができます。
◯塗装版頭部
頭部に感電注意とありますが、コロボは電力で協力な磁界を形成して金属を浮かすのです。金属をそのまま動かすだけじゃなく、それで即席の腕や道具作ったりして、作業したりするのではないでしょうか……。
アシンメトリーにロボットを作ると、部品の汎用性を低くしてしまいます。工業製品として運用面ではマイナスとなり、フィクションだからこそリアリティを追求する場合は、あまり採用しないデザインだと思います。
ところが、チカトイズさんの場合は、塗装の力で説得力を持たせ、さらに独自の世界観も確立させていると感じました。
また、今回のコロボについては、顔のパーツが中心線からズレていることで、本物と見紛うばかりの金属製のファスナーがバッチリ見れます。この部分が口のノズルで隠れてしまっていたら、今感じる情報量の密度はなかったはずです。作品の魅力を伝えようとする意図をも感じました。
側面のこの部分は、メンテナンス用の開口部のように思いました。
実際は開きませんが、金庫のようにも見えて、開ける手順を考えると、中にどんな機械があるのか、ワクワクしちゃいますね。
◯服について
シームテープが施された、いかにもヘビーデューティな用途を連想させるディテールをしています。
足首のリブのふわふわした質感との違いも良いですね。
靴はキャンバス地のスニーカーのような感じの塗装がされていますが、完全に直角です。
全体として見た時の納まりのよさは、頭部と脚部のシンプルな直線と間に挟まれた布地のやわらかい曲線とのメリハリの効いた配置のせいなんでしょうね。
◯未塗装版
今回もキッチリバリ取りされていて、このまま棚に飾っても大丈夫になっています。
またカスタムするつもりです。今回は、ペイントだけでなく、少しカタチも弄りたいなぁなんて思ってますが、はてさて……
◯カピ次郎と
運命の対決!
◯まとめ
マスコット的な可愛さがありつつ、朽ち果てていく機械の哀愁のようなものも感じ、凄く良いです。
ボディにも可能性を感じました。
頭部の違うバリエーション展開なんかも面白そうです。
あ、それと今年の11月締め切りでファンフォト募集されてます。
はやくもコンテスト用と思わしき写真がSNSでチラホラ……。
採用されれば、作品をまとめたフォトブックに掲載されるそうなので、僕も時間を見つけて撮影したいと考えております。
2015/6/25追記:ファンフォトは応募すると漏れなく採用戴けるそうです! これは是が非でも応募せねば!
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