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smogbom

蒐集/レビュー/散財。アートトイ,ThreeA,ソフビ,民藝。ウルトラライトハイキング。Giant MR4r。Apple,Mac,iPhone。

ノマディックストーブ トレッカーウルトラ

レビュー アウトドア

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久々のアウトドアグッズの紹介記事です。

いわゆるネイチャーストーブと呼ばれる、調理器具となります。燃料は枯葉や松ぼっくり、小枝などを使いますが、中にアルコールストーブや固形燃料を仕込むことも可能となっています。

中は2重構造になっていて、風の通りを確保して、不完全燃焼を防ぎ、効率よく燃焼させることがウリみたいです。この手のストーブの元祖はブッシュバディウルトラと言う名前でハンドメイド少量生産されていましたが、その生みの親が高齢のため、生産が落ちて日本ではほとんど手に入らなくなってしまったみたいです。

こちらのノマディックストーブは、そのブッシュバディウルトラを作っていたひとの唯一の弟子とされる人が生産しており、素材と生産ともに、アメリカ産をコダワリにしています。

 

◯基礎データ

形状:収納時/高さ96ミリ×直径108ミリ

   使用時/高さ144ミリ

重さ:公称値142.5グラム

 

◯包装

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ダンボールを巻いただけの簡易な包装です。そのまま燃料にできるように、との意味が込められているようです。思想がにじみますね。

 

◯シンデレラフィットする鍋との組み合わせ

カミソリの刃も入らないほどフィットした状態を、シンデレラにガラスの靴がフィットした様をなぞらえて、シンデレラフィットというそうです。

トレッカーウルトラとエバーニューのECA265という鍋が、奇跡のシンデレラフィットをするそうなので、セット購入してみました。

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使用後なので、煤でかなり汚れています。

鍋と上蓋がフライパンとなるセットです。鍋の容量は900ml。重量は公称値で125グラム。この容量だと、一人ではちょっと持て余すかもしれませんが、トレッカーウルトラは、ちょっとビックリするぐらい、作りが華奢なので、これをケースとして使うと、取り扱いが楽です。

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こんな感じで収まってます。緩衝材としてキッチンペーパーを一枚挟んでいますが、それだけでコトリともしません。

 

◯本体説明 

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 組み立て前。

正直、一万円以上するとは思えません。溶接や板金加工の難易度がわかる人が見れば納得するのかもしれませんが・・・。素人には、凄くチャチに見えます。素材のステンレス板も凄く薄くて、手に持つだけで変形します。ウルトラライトハイキングを知らずして、この製品を手に入れていたら、怒りすら覚えてしまっていたことでしょう。しかし、軽量化と言う名の底なし沼に足を踏み入れた今では、ぬふふ、と笑みすら浮かべてしまいます。

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 組み立て。

 スタッキングしている五徳を取り出し、ひっくり返します。

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完成。

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 燃料を投下して、鍋を載せます。

 

◯試験運用

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庭先で、調理してみました。

友人と一緒にやったので、ちょっとテンパってしまって、写真が撮れてなかったりします。

一番大事な燃焼性能ですが、上の写真を見るように、水分を含んだ燃料は盛大に煙を出します。火種を作り、枝や落ち葉に火を移すのは、それなりにコツを要します。火が出だしたかな? と思ったら、直ぐに燃え尽きてしまったりして、忙しなく火の番をしなければなりません。そういうのが面倒くさい人には向かない調理器具です。

少なからず火が作れないというリスクもあるので、ロングトレイルの際には代替の燃料を容易したほうが無難かもしれません。

この時の実験では、燃料にした枝が結構水を含んでいたので、全然燃えず、雨が降り出しそうだったので、燃料用アルコールを染み込ませたトイレットペーパーでドーピングするという手段で無理矢理、燃やしました。

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あ、ちなみに今回のメニューは、カレーソースのナンドッグです。

ナンは、家のレンジでチーンです。フランクフルトソーセージも、フライパンで焼きたかったのですが、天気の都合上、チーンで。

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カレーソース作りです。玉ねぎを炒めています。火が弱いので、見逃していたら、直ぐに焦げてしまいました。油が少なかった。

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玉ねぎに火が通ったら、野菜を投入。今回は、じゃがいも、ナス、オクラでした。

赤いのは、トマトペーストを入れたので。僕は、隠し味にイッパイ入れます。

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生野菜なので、しばし、煮炊きます。

燃料を忙しなく入れなければ、火は維持できません。手慣れたら大人数でもワイワイとして楽しそうです。一人、山でぼーっと火の世話をしたい・・・。

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カレールウ投入。

今は粉末のやつがあるみたいですね。さっと溶けます。

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ソースなので、粘度高めです。

完成したソースをソーセージを挟んだナンにかけます。

食感のアクセントに、生の玉ねぎのみじん切りをふりかけて。

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ちょっと写真映え悪いけれど、味は文句なしでした。

うまい。

ソーセージがもっと大きくて、焼き目付いていて、ソースももっと素材がゴロゴロだったら良かったんですが。

 

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煤がすごくて、後片付けは大変ですが、お湯だけ作ってレトルト食品だけというキャンプよりも、彩りあるものになるのは確実です。後始末の問題もありますが、寒い夜は一晩中火を灯すことも出来ます。

練炭をひとつ持っていけばいいんじゃない? と思いましたが・・・サイズもそれこそシンデレラフィットなんじゃないか? でも、大抵12個入りとかなんですよね、アレ。結構値段もするし。耐久性の問題もあるし、ちょっと実験出来ないなぁ。

 

◯まとめ

ことこと煮炊きできる調理器具が欲しかったので、その欲望は満たすことができました。現在、販売されている製品の中では、おそらく最も軽く、性能の良い商品だと思います。

しかし、ゴッサマーギアのリックサックで感じたのですが、メイド・イン・USAに、それほど信頼性を感じられないのですよね。多分、見る人が見たら、中国製のクローンよりも優れた作りをしているのだろうなァ、とは思います。でも、日本の職人が作ったら、これより美しくて凄いものができることは、想像に難くなく、素人目には、まだまだ伸びしろを感じる製品に思えました。