お盆に、母の親元である北海道に24年ぶりに、一人、訪れました。
今回の記事は、後半です。
◯3日目
今日も、しっかり朝食を戴きます。
観光地での食事はどこもイッパイなので、叔父さんに、おにぎりを握ってもらいました。
最初のプランでは、本日、遠軽を発ち、電車で札幌に向かう予定でしたが、昨日も観光案内してくれた大叔父さんが、車で観光しながら、新千歳空港までの400キロにも及ぶ道のりを送ってくれると言ってくれました。
そんなわけで、親元のみんなとは、お別れです。忙しい時期に、あまり覚えのない親戚を邪険にせず、泊めてくれた皆さんに感謝です。
今日は、大叔父さんの家に泊めて頂く予定でしたが、色々な事があって、旭川の宿泊施設で一泊して、旭川駅でお別れという算段となりました。理由としては、帰郷ラッシュのピークが読めず、飛行機の離陸に間に合わないとか、空港に向かうには、早朝4時くらいに大叔父さんの家を出ないと間に合わないとか。
◯大雪山・旭岳
僕の趣味の一つとして、山登りを大叔父に伝えると、本格的な登山は時間的にも無理だけれども、ちょっとしたコースを歩く事ができるというので、北海道最高峰、旭岳に向かいます。ぱっといいましたが、そこまでの道のりだけでも3時間ほどかかります。北海道は”でっかいどう”です。
高規格道路と言う名前の無料の高速道路を使い、旭川方面へ。大叔父さんも、こちらに向かうのは10年ぶりということで、途中、道を迷いながらでした。車の運転も変わってもらいましたが、路面がフラットで運転しやすかったです。自分の車か、バイクなんかで走ったら、最高なんだろうなあ・・・。
ロープウェイで旭岳へ。
終着点は標高1000メートル以上。
ロープウェイの中では、音声ガイダンスが流れていて、大雪山とは一つの山を指すのではなく、連峰のことだそうです。驚きなのはその面積で、なんと和歌山県と同じだそうです。旭岳は、大雪山でもっとも高い山で、同時に北海道で一番高い山だそうです。
今日も、天気は曇天でした。
上の写真の平に見える緑の濃い部分も旭岳の一部です。奥に見える煙を見るとわかるとおり、旭岳は活火山で、600年程前の大噴火によって、齧られたように山の一部が吹き飛び、山の中腹に真っ平らな部分と幾つもの湖を作りだしたようです。丁度、平になっている部分から、頂上部分の境目が森林限界になっていて、不思議な景観となっています。
旭岳は、アイヌ語では、”神々の遊ぶ庭”というそうです。
上の写真で、ガイドさんが指しているところが、現在地です。ほんの数キロですが、ぐるりと名所を回る事ができます。
厚底のサンダルや、ピンヒールのお姉さんも回っていましたが、砂利道や、傾斜のキツイ所も結構あったので、レンタルの靴があるので、借りた方が良いと思います。
草花の時期はうまいこと逃してしまったようで、花の種類は少なかったようです。
とても素敵な山で、いつか必ず、ロープウェイを使わず、下から頂上まで登りたいと思いました。
◯天人峡
羽衣の滝に向かいましたが、その道中の道が崩落、復旧工事中とのことでした。
中国の秘境のような奇石群。
◯白ひげの滝
河の色が、青い!
人が多くて行けませんでしたが、この下流に”青い池”という、絵の具の青のような水を湛えた池があるそうです。
◯吹上温泉
ここも、無料・混浴の天然露天風呂でした。人が多く、写真が撮れなかった(載せられるような)のが残念。崖にへばりつくような形で温泉が湧いています。温度が高めで、沢の水をホースでバイパスして丁度いい温度にしています。最初はむちゃくちゃ暑くて、ボコボコ茹だっていました。
日の高いうちは、女性は水着姿で人数も少ないのですが、夜になり暗くなると、増えるそうです。・・・何の情報だ。
源泉は飲めるようで、コップが置いてありました。テイスティングしてみると、まるで梅干しを溶かしこんだみたいに酸味があり、身体に良さそうでした。
◯富良野、美唄(びばい)
この後、暗くなってしまい、写真は撮れませんでしたが、富良野と美唄の隆起した畑の見事さ!
関係ないけれど、北海道の地名ってカッコイイの多いですね。元のアイヌ語を当て字したんだと思うのですが、場所によって漢字だったりカタカナだったり、法則はよく解りません。
◯旭川
ビジネスホテルに電話しましたが、どこも満員で確保できず、話に聞いていた健康ランドで一泊することにしました。大叔父さんも初めてだそうです。
健康ランドの手前で、立派な花火を見ました。丁度、長い赤信号を待っている時でした。
お別れの夜ということで、僕はあまり飲めないビールで乾杯しました。アルコールが入って食欲が暴走し、ボリュームたっぷりのジンギスカン定食を食べたあと、味噌ラーメンまで食べました。味噌ラーメンは健康ランドのラーメンとは思えない美味しさでした。
◯4日目
朝の5時前に起床し、大叔父さんと健康ランドのお風呂に入りました。
6時の電車で、新千歳空港に向かいます。旭川駅は、2年前に建て替えられ、とても立派でした。どことなく、せんだいメディアテークを思わせます。外構工事はまだ終わっておらず、雑然としていました。
お世話になった大叔父さんとお別れし、空港へ。
10時の便には、一時間以上あったので、お土産を買いました。来た時に目星をつけていたお陰か、ものの10分で買物が終わってしまいました。
時間が空いたので、親元に無事、空港に着いたことを報告しました。
残った時間をロビーで何をするでもなく、ぼーっと過ごしました。
そういえば、帰省ラッシュといえるような混雑には全く、関わりませんでした。
時間が来たので、飛行機に乗ります。帰りの飛行機は、ほとんど起きていましたが、中部国際空港まで、本当にすぐです。なんで24年間も行かなかったのか、疑問です。
また、行きたいです。