smogbom

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高島トレイルでソロキャンプ・2日目【追記有り】

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5月の連休に全行程80kmもの距離を歩くことのできる高島トレイル(その一部なので、ロングトレイル的にはセクションハイクって言うのかな)に行って来ました。

前回の記事が1日目となり、今回が2日目となります。

【追記】あとで確認したら、高島トレイルには事前に入山届が必要のようでした。事前調べが不十分でした。トレイルを踏み外したり、ゴミを置いて行ったりなどマナー違反はしてないので、許してね、てへぺろ

 

 

◯眠れぬ夜は続きます。

深夜1時ごろ、やっと、うとうとしだしたら、風がにわかに強くなりだしました。フットプリントとしてマットの下に敷いたエマージェンシーシートや、タープがワシャワシャと音を立てます。時々、びっくりするぐらい大きな風切り音がして、タープが飛んでしまわないか、心配します。

ふと気になって眠い目を開けて見れば、なんと、天井が顔に接触しそうなほど低くなっています。慌てて寝袋から這い出ると、ペグからラインが抜けて、トレッキングポールが、ぶらぶらしていました。暗闇の中で何とかペグを探し当て、ラインを取り付けます。事なきを得、寝袋に戻ります。

 

3時半ごろ。またしても夢うつつの狭間の状態を、タープがはためく音で無理矢理、覚醒させられます。目を開けると、先ほどと同じ状況・・・・。眠いし、放って置こうと、再び目を閉じますが・・・やっぱり気になるので、再びペグに取り付け、寝袋に戻ります。

 

4時ごろ。・・・再発。どうやら、先が鉤爪状のペグがくるくる回転してしまい、ラインがスッポ抜けてしまうようです。別のラインを留めてあった、棒状のネイルベグを引きぬき、ペグを交換します。ラインを長めにとって、力が横に掛かるようにしました。

 

こうして、タープとの格闘を終え、眠りに就くことができました。

次に覚醒すると、太陽は雲の中で完全に昇っていました。時刻を確認すると5時半でした。下半身に寝袋を巻きつけた状態で、坐禅を組み、残っていたアルコール燃料をストーブに全て投入し、200mlのお湯を沸かします。インスタントのミルクティーの粉末をお湯に溶かし、半分残しておいたバケットと一緒に摂り、朝食とします。

 

太陽は昇っているのに、とても寒い朝でした。

風も強く、身体を折りながら寒さに耐えます。太陽がもっと高く昇れば、少しは暖かくなるはず、と信じて、読みかけのジェフィ・ライダー物語のページをめくりつつ、時間が経つの待ちます。

しかし、6時を過ぎても、ちっとも暖かくなりません。

 

根負けして、動けば暖かくなるだろうと考え、撤収作業に入ります。

マットを丸め、ザックのインナーフレームにし、中央の空洞にパックライナーを広げます。寝袋は中の羽毛が折れて傷まないように、スタッフサックは使わず、そのままふんわりとパックライナーの底に。その上に小説、枕、食器、携帯の充電池、トイレットペーパーなどもう必要ないものを放り込み、パックライナーの蓋を閉めます。軽く、パックライナーをカバンに押しこみ慣らし、地面の湿気で湿ったエマージェンシーシート、ビビィサック、タープなどを適当に畳んで押し込み、プラティパスに残った水を炭酸水が無くなったペットボトルに移します。空のプラティバスの容器とゴミをまとめた袋をカバンに詰め、蓋をします。

メッシュペケットに傘、ヘッ電、バンダナを入れ、ヒップベルトポケットに携帯食を詰めます。

サコッシュにカメラ、地図、iPhone、ペットボトルを入れ、両手にはトレッキングポールを持てば、準備が整いました。

 

◯きた道を戻る

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昨日降ってきた、つれづれ折りの登山道を今度は登っていきます。

厚く、色の濃い雲から、ポツポツと雨が降り出しました。降る量も勢いも弱い事が救いです。

 

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同じ道とはいえ、違う向きに歩くと、昨日撮り逃した風景があります。

 

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高島トレイルの印はこの黄色いリボンのようです。一定間隔に枝に結んであります。頼りない感じですが、心強い目印です。

 

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5月の1,000メートル以下の低山だというのに谷間には雪が残っています。

 

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下が水でぬかるんでいる為か、丸太で道が作られています。道のちょっとした変化も楽しい。

 

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再び、明王の禿。

 

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雲が直ぐそこにあるので、切れ間に入ると雨が止みます。

 

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昨日の自分の足跡と遭遇したり。

 

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雲の中を歩いたり。

 

ここからは、写真を撮る気も無くなり、ひたすら下山に専念します。日頃の散歩の賜物か、足裏に異常はありませんが、下山は常に太ももに力を入れていないと駄目なので、こたえます。

が、ラフバーシの背負い心地は最高です。ふわふわで、しっとりです。

標高が低くなり、汗ばんできたので、上下とも雨具を脱ぎます。

 

長い階段が続き、トレポを次の階段に差し出し、太ももの踏ん張りを機械的に続けていくうちに、行きとは違う道に入ってしまったようです。一応、道標はマキノ高原を指しているので、道を戻ることはせずに、そのまま階段を降りていきます。

 

途中、大きなニホンザルが道を横切ります。キャンプしていた時に、こんなのが出たらパニックになっていたことでしょう。猿は、僕を気にしながら、それでも悠然とした足取りで森の中に消えました。

 

◯下山

しばらくして、舗装道路と建物が見え、下山となりました。(午前9時ごろ)

今までギリギリの所でもっていた天気が一気に崩れ、大粒の雨が降り出しました。駐車場まで、もう坂道はなく、ゆるやかな舗装道路が続いていたので、トレポを片づけ、傘をさします。アウトドア用のこの傘は、丈夫なのですが、ちょっとした風でしなって潰れてしまうので、一体どのように使えばいいのか、困っています。でもULハイクのアイコンのような傘なので、ミーハーは僕は結構気に入っているのかもしれません。

 

車に荷物を一度置いて、自販機のコーラを買おうとしたところ、この天気で今から登ろうか、それとも今日はマキノで泊まって明日登ろうかと思案されている、デイハイクのご夫婦に山の天気について話しかけられました。

 

下山した瞬間に、雨脚が強くなりだしたので、山は今どんな状態かわからないと答えました。日帰りとは思えない、僕が背負っている大きなザックに興味が惹かれたらしく、事情を説明すると、驚かれました。ちょっと誇らしい気持ちになりました。

 

それだけ大きいと重いんでしょ? と聞かれ、待ってましたとばかりに、ザックをお貸ししました。ご夫婦で代わりばんこに持ってもらい、予想以上の軽さにびっくりされておりました。

 

心のなかで、会心のドヤ顔しました(別に僕が偉くないのに)

 

僕もそれなりに空気を読んで、道具について深い話はせずに、にこやかにお別れしました。

その後、できればマキノ高原で温泉と食事をしたかったのですが、時間が早すぎて施設が開いていませんでした。

帰路の途中でちょっと豪華な食事をとって、今回の山行のシメとしました。

 

 

おしまい。