いよいよ、月末あたりに、はるばるアメリカより、ハイパーライトマウンテンギア謹製のやまびこ2タープが届きます。試し張りの場所は、一応、自分の家の畑にでも張ろうと考えていたのですが、どうせなら、山の中で張ってやろうと思いました。
そこで、試し張り適正地を見つけるかたわら、この日はいつもの様に夜勤明けだったので、ハンモックで寝てやろうと思いました。ゴッサマーギアのリックサックに、中国謹製のノーブランドの綿ハンモックと、読みかけの本、ポテトチップス、紅茶を注いだ水筒、ブッシュネルの単眼鏡などを詰め込み、近所の目を気にしつつ、そそくさと裏山へ足を運びました。
この日は、暖かな小春日和でしたが、山深くなるとと木漏れ日は届かなくなり、薄暗く寒々しくなってきました。タープなり、テントなり、接地適正地となると、それなりの平地が必要です。意外と、そう言う適切な場所が、山には無いことがわかりました。見つけたとしても、水が集まって来て地面がグチャグチャだったりして、張れそうもありません。山の中で試し張りは早々に諦めて、ハンモックを張ることにしました。
ハンモックを貼るのに必要なのは、大体2〜3メートルの感覚に空いて並んで生えた木を見つければいいのです。これは簡単でした。ところが、普段なんてこと無い木の表面も、この後、寝る場所としてよくよく見ていみると、野生動物が、如何にも俺の縄張りだ! と主張しているかのような、おしっこの跡、爪とぎの跡が有りました。
こんなところで、昼間の数時間とは言え、眠れない・・・と、もっと陽の射す方へ、帰って行きました。
いい場所を見つけた頃には、身体が汗ばみ、ダウンがしぼんでしまったので、脱いで乾かします。
丁度いい木に綱を渡し、ハンモックを設置しました。実は、ハンモックを使うのはこれが初めてでした。僕は、道具を買って満足のアウトドア指向のインドアマンです。ちょっと怖いので、徐々に体重をかけます。
バチン。
・・・最初、綱の結び方がまずくて、解けてしまったのだと思いました。
打ち付けたお尻(というほど痛くはありませんでした)をさすりながら、結び目を見ると・・・
そんなに簡単にちぎれますか? というくらい抵抗なく、綱が切れてしまいました。
本体自体は無事だったので、綱をきちんとしたクライミング用のモノにすればいいと思います・・・が、綱がこの状態だと、本体も不安です。
ここまで来て、失敗したと家にタダ帰るのは、勿体無いので、ハンモック本体を四つ折りにして、地面に敷きました。
その後、適当に紅茶を飲んだり、酸っぱすぎるソルトアンドビネガー味のポテトチップススの悪い脂の味に胸焼けを起こしたり、最近、中古で落札したジェフィ・ライダー物語を読んだりして過ごしました。
家に帰ると、ヤフオクで落札してしまいました。
中古のヘネシーハンモックを。
本日届いた、それは、使用感有り、とのことでしたが、中身はぱっと見、十分美品でした。次はこれで再挑戦。
まったく、予想していなかった展開です。
月末には、タープ届くのに・・・。
今月も、かなりボム(自爆)ってます。