今回紹介するのは、3A、アドベンチャーカルテルの10フィンガーギャングが一人、No.8です。たまたま中古でポツンとあったのをゲットしました。個人的な感想として、11人いるフィンガーギャングの中で最も不遇の装備・カラーでは無いかと思うのですが・・・。
個人的には、ロケットランチャーを装備したヤツが欲しかったのですが、これはこれで、カッコイイです。
◯外観
武器は山刀・・・の一種だと思います。ツナギの色のイメージとは正反対ですね。ゾンブと戦うには役に立ちそうです。奴ら、鉛球をしこたま食らっても向かってきそうですもの。
この形状の頭部は、かつてゾンボットと呼ばれ、 シャドウ家のみが作成できた、ゾンブとロボットのハイブリット・・・サイボーグでしたが、今回は完全なるロボットのようです。
◯2期シリーズ:ロボットアイランド
前回のレェルをレビューした時に、アドベンチャーカルテルは独自のモラル・ルールが適応した閉じた箱庭のような世界観が魅力と述べました。10フィンガーギャングは、それをぶっ壊すキャラクターに僕は思えるのです。
ロボットアイランドのキャラクターが登場するまで、アドベンチャーカルテルのキャラクターにはごく一部のキャラクター以外に、武器らしい武器というものは存在しませんでした。しかし、2期シリーズであるロボットアイランドのキャラクターたちは、銃火器を含めた武器を当然のごとく持っています。良いか悪いかはさて置き、このように一度組み上がった世界観をゴロリと変えてしまうのに驚きを隠せません。
作者のアシュレイ・ウッドさんは、ロボットアイランドシリーズを発表する時に、自分は第3勢力というものが好きだ、と言った感じのことを述べていたと記憶しています。つまりそれは、勧善懲悪的な単純な話ではなく、もっと流動的な複雑な物語を期待させるのです。