smogbom

蒐集/レビュー/散財。アートトイ,ThreeA,ソフビ,民藝。ウルトラライトハイキング。Giant MR4r。Apple,Mac,iPhone。

#読書 KAWS 1993-2010

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◯最初に

いままで、僕はTwitterのほうに、読んだ本の一口感想文を載せていたのですが、140文字という文字制限のために、どうしても批判的な評論になってしまうのと、あわせて装丁などのことも書けないのが、心残りでした。

因みに、感想文は例に出すと、こんな感じ。

 

ブログに残すとなると、あまりイイとは思えなかった本の感想を、いちいち一つのエントリーとして残すのもめんどくさいし、読んだ本リストを一元化できないのも嫌でした。

Twitterでは、僕は読んだ本を#(ハッシュダグ)で、#読書とダグ付しています。はてなブログTwitter通知機能を使うと、記事のタイトルが通知されます。このタイトルに#読書をつければ、いいのではないか、と思いたち、今回、記事にしてみました。

(追記:Twitterで確認したところ、きちんと#になっていました。これは使える!)

 

今回の本はKAWSの作品集です。

誕生日プレゼントでKAWSのおもちゃを頂いたので、気になって購入しました。どういう作家なのか知りたかったのですが、洋書なのでそういうところはわかりませんでした。

 

◯装丁

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布地の本体に、ビニールのカバーという作り。中の切断された両手の絵は、型押しされた上にシールで貼られています。この手のブックデザインはよく見る、とは言わないけれど、それほど珍しいものではありません。けれど、KAWSというアーティストがもともと、ウォールグラフィティの人である、と考えると相応しい手法と思います。

荒く織られた布地の本体はタイル張りの壁と考えれますし、ビニールのカバーは、本文にあるファッションブランドの広告のガラスのようです。「KAWS」の文字がビニールの裏側から印刷されているため、より空間的な奥行きを感じます。

 

◯内容

大きく「STREET & ENVIRONMENT」と題された野外の作品と「STUDIO & INSTALLATION」と題された屋内の作品、「PRODUCTS & COLLABORATIONS」と題された、おもちゃやアパレルなどのプロダクトと企業・アーティストとのコラボレーション作品のパートにわかれています。

僕はどちらかと言うと、野外作品のパートが見応えがありました。一番初期の作品と思われるKAWSの文字の作品は壁や電車など、デカくかかれているのですが、バッテン印の骸骨のキャラクターが生まれると、小さな街頭広告に寄生する形になっていきます。その変遷が、アーティストを理解する一つの足がかりになりそうです。

 

◯僕が思うに

本が洋書なので、本文中の解説やら、対談やらは読めないので、作品の写真から推し量るしかないのですが、思うにウォールグラフィティとは、ギャングチームの縄張りを示すためにやたらと攻撃的だったり、ペインターの技量を見せびらかすためにギラついていたり、巨大だったりするものだと思います。事実、初期の文字の作品は、ビルボード広告や、電車に大きく、威勢よく描かれています。

それが、アパレルブランドの街頭広告に描かれるようになる。そこに描かれるキャラクターは、両目をバッテンにして、弱った顔をしています。この意味は、威勢よくポーズしたモデル達の内面、本当の気持ちを風刺しているのかもしれません。「おいおい、お前ら本当はそんなに強い人間じゃないだろ?」ってね。

 

KAWS

KAWS

  • 作者: Monica Ramirez-Montagut,Germano Celant
  • 出版社/メーカー: Skira Rizzoli
  • 発売日: 2010/11/09
  • メディア: ハードカバー
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