週末に予定していた実戦テストを木曜日に行いました。
我慢できずに。夜勤明けに・・・。
家に戻って準備して、車でどこかの山へ、という気になれず、いつもの近所のかぶと山へ行くことにしました。
◯道具リスト;というほどではない、自己満足リスト
今回は、2時間ほど歩くだけでしたが、きちんと背負ってみたくて、ウルトラライト指向なのに、重さ度外視で、いろいろ道具を詰め込んでみました。祖母にも、何日山に籠るのだ、と呆れられてしまいました・・・。
(1)ラフバーシ フッケパック:公称値365グラム
(2)ビーニー(カメラ保護ケース他として):実測74グラム
(3)シグマDP1(デジカメ・ラッキーストラップ含む):実測347グラム
(4)CCP ライクラサコッシュ(金属リング除く):実測40グラム
(5)ノーブランドの化繊寝袋:実測995グラム
(6)綿のハンモック:実測760グラム
(7)H.I.D ゼロファイタージャケットとパンツ(雨具として/豪華すぎる・・・)
(8)スタッフサックとパックライナー:実測29グラム・58グラム
(9)犬の世話用の袋
(10)2.5リットルの水、クッカーセット、食材、トレペ等
◯レッツ、パッキング!
上の品々をパッキングしていきます。
(A)パックライナーは、防水の為の大きな袋です。今回初導入です。
ノーブランドのキューベンファイバー製の超軽量なものです。ニマニマします。今回は、寝袋とハンモックを入れました。夜勤明けだったので、当初、山で昼寝しようと考えていたのです。
キューベンファイバーのパックライナーは、高価ですが、シルナイロン製の物に比べて軽いですし、中身も透けて見えます。ただ、機密性が高すぎて、空気を抜くのが大変でした。空気を絞るように抜くと、テレビショッピングでお馴染みの、掃除機で空気を抜く布団収納袋のように、カラッカラになります。オーバーナイトする場合は、さらにシェルターと防寒着を入れればいいかと思います。
(B)スタッフサックには、クッカーセット、食材、トレペ等を主に入れます。
(C)ライクラサコッシュには、すぐ取り出せれるように、ビーニーで包んだカメラと携帯を入れました。
フッケパックの一番下に(A)を入れ、土台をつくります。
その上に(B)をいれます。その隣、背中側の方に一番重い水を押しこみ、その上に雨具を入れます。大きなメッシュポケットに犬の道具の入った袋を入れればパッキング完了です。
行動食などは持ち歩かないので、ヒップベルトポケットは置いていきます。
今回は、マットを入れませんでしたが、なかなか見栄え良くパッキング出来たのではないでしょうか。自己満足。
サコッシュを肩に掛け、フッケパックを背負います。
体重計でのいい加減な測り方ですが、服を着ている状態から背負った状態の差で、パックウェイトは約7キログラムでした。
背負い心地は、僕の持っているバックパックはデイナデザインのT3000位なので、それと比較すると、とてもソフトで、よかったです。
デイナには、厚いパッドがついているのに、この背負心地と比べると、ゴツゴツしていて硬い、と感じました。
剛性感はというと、持ち上げる時、片方のショルダーストラップを持つのですが、流石にビクビクしました。が、問題は無さそうです。ただ、両肩のストラップの中央の吊り下げ用のループは、最大積載時に持つと不味そうな感じはしました。
◯いざ、山へ向かう。
僕の仕事は立ち仕事で、夜勤は12時間ずっと立ちっぱなしです。昔、スノーボードで右膝を痛めたらしく、夜勤明けには痛みと違和感の中間のような状態になります。
なのに、山に登ります。
使用した靴は、ビブラムのファイブフィンガー。山まで向かう、舗装道路は反発が強くて苦痛でしたが、山にはいると、地面は落ち葉と、ふかふかの土で楽しくハイクできます。
思いの外、紅葉が美しく、カメラに納めます。
今回、トレッキングポール無しですが、カメラとのアクセスが容易で、いいですね。
必要と感じるか、疲れるまでトレッキングポール無しでいいかも知れません。
かぶと山の道は短いのですが、アップダウンが結構はげしいです。
途中、倒木をまたぎます。フッケパックは軽いのですが、その分脆いので、枝に引っかかって破いてしまわないように、慎重に。
いつも道を間違ってしまうところにさしかかり、慎重になりつつも、やっぱりまちがってしまいました。僕は方向オンチなのです。ちょっと自己嫌悪に陥ったせいでしょうか。
おもいっきりコケます。急な下り坂で、登りはじめとは違って、地面は締まった粘土質、その上に落ち葉が積もっていました。
自分の身はなんともありませんでしたが、卸したてのバックパックにはダメージが無かったか。貧乏性な僕は気が気ではありません。
昼食を取る予定の広場へ急ぎます。
広場に付いて、ザックを降ろし、確認します。
・・・角のところに土が付いているだけでした。
耐久度テスト、完了。
そう、心のなかでつぶやき、平静を取り戻します。
◯エバニューのチタンアルコールストーブで、うどんを作る!
ザックの中から、材料を取り出します。
うどん(よく見ると、賞味期限が3日切れていました・・・)、ヒガシマルのうどんスープ(マイフェイバレット調味料です!)、生卵です。
まずはお湯を準備。
鍋に0.5リットルの水を入れます。
エバニューのチタンアルコールストーブ本体(全セット:実測190グラム・スタッフサック含む)に、60ミリリットルの燃料用アルコールを注ぎます。風防を兼ねた五徳を組み立て、エクスタックのナノストライカー(実測19グラム)で火花を散らします。アルコールの炎は見えにくいのですが、普通に着火しました。
家の中での燃焼とは違い、野外では、やはり風の影響か、6分経ってもふつふつと泡立つものの、完全には沸騰しませんでした。
7分20秒ほどで、完全燃焼。
給食のソフト麺の要領で、うどんが温まらないかと、鍋の蓋の上にうどんを載せ、カメラ収納として持ってきたビーニーを被せ、コジー代わりに。ビーニーは、鍋つかみとしても使っているので、3役こなしたことになります。これぞULトリック!!
・・・が、お腹が減りすぎていて、温まるのを待てません。
モンベルのシエラカップ(容量480cc:実測52グラム)にうどんスープをお湯で溶かします。関西風の出汁の効いた金色のプールに、純白のうどんが投げ込まれます。
野外で食べるご飯は、なんでこんなに美味しいのでしょう。温かいものなら尚更です。
モンベルのシエラカップは、ケチらずに900ccを買えば良かった、と後悔。うどんが半玉しか入らず、スープは濃いし、替え玉すると、微温くなってしまいます。
あと、月見うどんにするつもりが、卵をいれるの忘れていました。思い出した時には、熱量不足・・・。
お湯はまだ残っています。
◯食後のコーヒーを淹れる!!
用意したのはモンベルのO.D.コンパクトドリッパー2(実測9グラム・収納ケース含む)。展開し、お箸を差し込んで、カップに落ちない様にします。カップはベルモントの中空チタンカップ(容量160cc/実測59グラム)。
このドリッパーは繰り返し使えて、お茶にも使えます。
きちんと抽出できました。
山で飲むコーヒーは美味い!
◯撤収する
本当は、ハンモックで昼寝するつもりでしたが、曇ってきたので、下山することにします。
腹も満たされ、水がなくなった分、身が軽くなりました。
次はベストな体調な時に、まだ登ったことのない山に登りたいと思いました。
◯写真について
今月の容量に達してしまい、いつもの幅600pxから、500pxになっています。いつもだと、写真がページの幅いっぱいに表示されて気持ちいいのですが(自己満足)、すこし、左に寄っているのが、気になります。
どうして、写真を中央揃えしてくれないのでしょうか。自分でCSSを書けばいいのでしょうか。そのうちやってみようと思います。
思ったより速く、容量に達してしまったことについては、試験的に使った、正方形にトリミングした写真を多用したせいだと思います。今後は使用を控えよう。
・・・というわけで、写真がもうアップロード出来ないので、今月のエントリーは今回が最後です。