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Wattam (ワッタン) 感想 ‐ お膳立てされた優しい世界にツバを吐く

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塊魂の高橋慶太さんによる新作ワッタンを一時間ほど遊びました。

高橋慶太さんの作品を遊ぶのは初めて。ナムコ退社後に発売した塊魂のiOS版の体験版を触ったくらいでしょうか。

今年発売予定のプレイデート用タイトル・クランキータイムアドベンチャーを開発されているので、気になって購入しました。

タイトルは、日本の輪と同じ意味をもつタミル語のヴァッタンを掛けたもの。コンセプトがデス・ストランディングと似ているのも注目ポイントです。ポストアポカリプス後の世界、爆発、人と人を繋ぐゲームとなっていて、しかし内容がよくわからないのも共通しています。発売を楽しみにしていましたが……自分にはちょっと合いませんでしたね。ソロプレイのゲームなんですけど、家族や友人と一緒に遊ぶと楽しいゲームだと思いました。

 

  •  ゲームの趣旨
  • 良い点
  • 悪い点
  • 総評
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客観的な個人レビューという幻想、その正体

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レビューへの批判として、「客観的ではない」という批判を見ることがあります。

それって変じゃないですか? 本当に客観性を求めているのでしょうか? 

仮に客観的レビューなるものがあるとすれば、それはアマゾンレビューなどに見られる評価の平均値です。あるいは性能評価や安全性評価であるとか、きちんと数値化できるものです。レビューって主観ですもの。自分が見て、体験して、良いか良くないかじゃないですか。面白い、良い、悪いと言えば、それは主観なんです。「みんなこの展開には不満なはずだ」なんて言い方したって、その人の主観です。

 

批判に値する批評もあります。たとえば、「ゴミ」「つまらない」「神」などと一言だけで中身のないレビュー。また、良い点だけで、明らかな悪い点が指摘されていないレビュー(逆もしかり)。提供品など外的要因が作用しているやらせくさいレビュー。自分の意見があたかもファンや第三者の総意であるかのように語るレビュー。しかし、このようなレビューの良いか悪いかも、批判した人の主観でしかありません。

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LEOそふび坊や / ブレンギグロメニアン・サーペント[クリアオレンジ]〈+Eng sub〉

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Translation Services‐DeepL Translator

令和2年の最初の玩具です。

12月に抽選販売されたLEOそふび坊やさんのブレンギグロメニアン・サーペントです。発表されたとき、偶像怪獣の幼生と勝手に解釈したので、プランクトンっぽいクリア成型が良いなァ~、とタイミングを見計らっていました。

全高約15センチ、4パーツ構成。

お値段も手頃で購入しやすいのも嬉しい。

This is the first toy of the second year of Reiwa.

This is the Brengigro Menian Serpent by LEO Sobibiboya, which was sold by lottery in December. When it was announced, I interpreted it as a larva of an idol monster, so I thought it would be nice to have a plankton-like clear molding, and I was waiting for the right moment.

Approximately 15 cm in height, 4 parts configuration.

I'm glad it's affordable and easy to buy.

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映画感想‐移動都市/モータル・エンジンの動力はロマンです

f:id:smoglog:20200105154658p:plain正月にプライム・ビデオで鑑賞した映画の感想です。

ポストアポカリプス後の世界、枯渇した資源をめぐり、移動要塞化した都市が、都市を食らっていくというメチャクチャな設定の映画です。ラノベやアニメに似た設定のものがあったと思いますが、実写映画の説得力がすごいです。

できの良い映画ではないのですが、心踊る設定と画作りで、とてもおもしろかったです。

以下ネタバレあり。

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自作PCアップデート:RAMメモリを16GBから32GBに変更!

先日、グラボが高く売れたので、そのお金を使ってメモリを買いました。

以前は8ギガバイト2枚刺しで16ギガバイトをオーバークロックして3200MHZで駆動して問題なかったんですけど、今後余裕をもつため、16ギガバイト2枚刺し32ギガバイトに書い直ししました。

smoglog.hatenablog.com

買い増ししなかったのは、動作クロックが高い場合、4枚刺しだと安定しないらしいので、勿体ないけど今あるメモリを交換することにしました。

一年前よりも半額以上安くなっていました。ショップの店員さんいわく、今後メモリは高価になっていくみたいなので、買い替え時期としては正解とのことでした。

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スターウォーズEP9スカイウォーカーの夜明けの感想‐抜群のバランス感覚

スカイウォーカー・サーガ完結編となるエピソード9を見てきました。ネタバレあり。

smoglog.hatenablog.com

前作、最後のジェダイは、前評判から自分は少数派と思っていたんですけど、世間的にも賛否両論だったみたいですね。

評価されている人には申し訳ないけれど、いまでも自分が見てきたスターウォーズの中で一番の駄作だと思っています。自分が嫌いなスターウォーズの部分が集約されている作品だと思っています。それほどスターウォーズ好きって訳じゃないんですけど。

今回は、エピソード7を監督したエイブラムスさんがカムバックしてきたので、すこし期待していました。

感想としては、レイを主人公とした続三部作(シークエル・トリロジー)の中では一番好きですね! EP8もエイブラムス監督がメガホンをとっていたらと思わずにはいられません。しかし、EP8とEP9の際立ったスタイルの違いから、映画監督の裁量でここまで違いがでてくるのが面白いと感じました。

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ANEMONE/交響詩篇エウレカセブンハイエボリューションは前作の意味がないくらい単体で見ても面白かった

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正月を自堕落にダラダラ過ごす私です。

期待して劇場版を見に行ったら、落胆しきりだった「交響詩篇エウレカセブンハイエボリューション1」。丁度キャンペーンでチケット無料だったので、溜飲さがったものの、代金を支払っていたら発狂モノの駄作でした。

smoglog.hatenablog.com

アマゾンプライムで今作を見て、前作の制作の意図がなんとなく理解できましたが、やはり前作が駄作であることに変わりありません。

手のひらを返すようですが、今作はめちゃくちゃおもしろかったです。前作を見なくても、TVシリーズのエウレカを見ていたら、理解できると思いますので、とてもおすすめです。

以下ネタバレ。

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2020

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新年あけましておめでとうございます!

ブログ納めのあとは、ブログ更新しない日の違和感が半端なかったんですけど、ダラダラと過ごすと、すぐ年があけるのもすぐですね。

何個か記事を書き溜めようと思ったんですけど、映画みたり漫画読んだりしてたら、今日から更新再開かぁ……、と渋々筆をとった次第です。

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RESTORE / スカルプターズ‐ジュンノスケ‐〈+Eng sub〉

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Translation Services‐DeepL Translator

令和元年、(たぶん)最後の玩具紹介です!

12月に抽選販売されたレストアさんの新作スカルプターズ‐ジュンノスケ‐です!

ビスマストライアングロス、アミコムシターゴ、パッカリーノと頭部をレジンで仕上げた少数制作品の一連の作品に続く、宇宙要素の強い設定を持っています。

その姿カタチは、紛うことなきレストアさんのソフビ処女作であるデブリスジャパンを彷彿とさせます。初期のネオジャパン以前の作品は未塗装版のデブリスジャパンしか持っていなくて、ワンフェスなどで「また出してくれませんかねぇ~」とお話したことあるのですが、そんな声が多かったんでしょうね、こんなカタチで今回応えてくれたわけですね!

全高約23センチ、本体可動部で10パーツ分割、マスク、勾玉ネックレス、ふんどし付き。さらにビデオゲームのディスク付き(詳細は別記事にて)。成型色はおそらく白色。

In the first year of the Decree of Harmony (I think), the last toy introduction!

It's Mr. Restore's new Skullpters - Junnosuke - which was sold by lottery in December!

It has a strong cosmic-element setting, following a series of minority works with Bismuth Triangros, Amicom Citago, Paccarino and a resin-finished head.

The shape of the figure is reminiscent of Debris Japan, the undeniable soft vinyl maiden work of Mr. Restore. I've only had an unpainted version of the early Neo Japan models, and I've talked to people at festivals about releasing them again, but I'm sure there were many voices like that, and this time they responded in this form!

The figure is approximately 23cm in height, divided into 10 parts with movable parts, and comes with a mask, a pendant necklace, and a loincloth. Plus it comes with a video game disc (more on that in another article). The molding color is probably white.

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PC版CONTROL約50時間でクリア! 革新的と言うより古典的かつ硬派なゲームに感じた

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未だPC版で日本語がアンロックされていないサードパーソン・シューティングゲーム「CONTROL」。

追記:アンロックされています。

自分は非推奨の方法で、日本語をアンロックして約50時間でクリアしました。サイドミッションがいくつか残っていますが、満足しました。

ネタバレ含みますので、その点ご了承して読んでください。

  • レビュー要約
  • レビュー詳細
  • シナリオ考察

 

レビュー要約

ゲームは斬新というより正統派と感じた。メトロイドや悪魔城シリーズのような2D探索アクションゲームを、ハイクオリティかつ硬派に3Dシューター化した作品。

ゲームプレイそのものの品質は高いが、シナリオは投げっぱなしで完成度はいまひとつ。設定、キャラクターや魅力的な小道具を活かしきれていないと感じた。ローカライズの品質の低さも、全体的完成度を下げてしまっている。

物語よりもゲームプレイを重要視する人向け。難易度が高めなので、歯ごたえのあるシューターゲームを求めている人なら満足できると思う。

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