smogbom

蒐集/レビュー/散財。アートトイ,ThreeA,ソフビ,民藝。ウルトラライトハイキング。Giant MR4r。Apple,Mac,iPhone。

ブレードランナー2049の感想(後半ネタバレあり)

f:id:smoglog:20171101153736j:plain

フィリップ・K・ディックのSF小説「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」を原作としたリドリー・スコット監督の「ブレードランナー」続編、「ブレードランナー2049」を見てきました。今回の監督はドゥニ・ヴィルヌーヴ、「メッセージ」の監督さんみたいですね。

前作ブレードランナーが原作から設定や展開が異なり、「舞台設定を拝借した」という感じでしたので、今回もそういう感じなのかな? と思って監督交代も安心していました。自分自身、前作はうろ覚えでしたし、前日談のアニメーションだけ見て鑑賞しましたが、その状態でも十分楽しめました。追記:製作総指揮はリドリー・スコットなんですね。あと、短編も全部で3つあるようです。リサーチ不足。

youtu.be

 

人造人間レプリカントが製造された近未来。レプリカントは人間と同じ見た目、自我を持ちますが、逃亡したり人類を害したりするような思想をもった者を処分するための捜査官「ブレードランナー」のお話です。

 

映像、音楽、ストーリー、演出、とても素晴らしかったです。

3時間近い長い映画ですが、一瞬も退屈することなかったです。

漫然とした鑑賞だと、何が言いたいのかわからない……となりそうですし、勧善懲悪のわかりやすいエンターテイメント作品でもありませんでしたが、とても好きな映画になりました。

 

以下ネタバレあり。

鑑賞していない人はここまでにしておいてください。

 

続きを読む

トランスフォーマー最後の騎士王の感想(ネタバレあり)

f:id:smoglog:20171031001344j:plain

劇場版5作目。

ようやく地元の映画館で公開されたので、見てきました。

これ見て気がついたのですが、前作のロストエイジを見ていませんでした。

見ていたらもっと楽しめたのかもしれませんね。

 

映画館で見なくても良かったかな、という内容でした。

映像は素晴らしかったのですが、戦う理由が稚拙で、幼稚な内容に感じました。

一生懸命要素を詰め込んでいる感じなのですが、なんか心に響かない。

緊迫感を出しているのでしょうが、どこかセリフが空回りしていていました(これは吹き替え版だから?)。

 

以下ネタバレあり。

 

続きを読む

スーパーマリオ オデッセイの感想

f:id:smoglog:20171029071913j:plain

めちゃくちゃおもしろいです!

 

Nintendo switchにスーパーマリオの最新作が27日に発売し、都市の国まで進んだので、ここいらで感想を書きたいと思います。

僕の据置機3Dマリオ遍歴は、スーパーマリオ64(クリア済み)、サンシャイン(クリア済み)、ギャラクシー(途中放棄)、ギャラクシー2はやってないという感じ。

今回のマリオは64やサンシャインの時のように箱庭型と呼ばれていて、ひとつのステージに散りばめられたキーアイテムを必要数集めて次のステージに進むという方式に回帰しているとの事。プレイしてみて、64やサンシャインとも少し異なるゲームプレイに感じたので、そこも感想にしておきたいと思います。

 

とりあえず、Amazonレビューにある不満点に対する僕の反論から書いていきたいと思います。

続きを読む

マックスファクトリー / ねんどろいどもあ: メカトロウィーゴ

f:id:smoglog:20170922230244j:plain

モデリズムさんのオリジナルデザインロボット「メカトロウィーゴ」が、まさかのねんどろいど化しました。その一報をワンフェスのパネル展示で知った時、「あざとい! しかし、これはヒットするぞ!」と思いました。

そもそも、メカトロウィーゴは、ガレージキットとして誕生し、ニッチでマニアックな作品でした。今あるような展開は予想されていなかったと思います。マスプロ品としては千値練が1/35スケールでダイキャストカーを彷彿とする、男の子向けのアクションフィギュアとして企画されたように思います。蓋を開けてみると、ドールを購入する女性にまでウケて、カラバリ展開も相まって大ヒット、アニメなどを原作としない稀有なオリジナル作品となりました。

 

今回、ねんどろいど化に際して、モデリズムさん御本人によるデフォルメデザインで、もとより可愛かったウィーゴが、よりキュートになっています。これはインスタ女子もバシバシ画像アップするに違いない、しかも35ウィーゴのようなディテールと可動すれば、僕達もとても嬉しいアイテムになるに違いない……そう思ってました。

目の付けどころは良かったのに、本当に勿体無い製品です。

流行っている作品をタイアップして右から左へと、ルーチン化された商品企画のやり方に慣れすぎてしまったのでしょうか。オモチャの魅力よりも、商品開発スピード優先し、「そのキャラだから売れるだろう」っていう安直な打算による製品企画。

「ねんどろいど」という型枠がある以上、多少は定形どおりになってしまう部分はあると思いますが、ねんどろいどにはフル可動仕様のモノもあるのに……どうしてなんでしょうか……、メーカーの得意とする仕事と製品が合ってなかったという感じがします。

 

続きを読む

ハヤシダイスケ / 土人形: 常滑壺たぬき(緑)

f:id:smoglog:20170922230234j:plain

ハヤシダイスケさんの焼き陶土に胡粉下地を塗り、その後着色した作品です。 やきものの町「常滑」で暮らす事になったご縁から生まれた、たぬきのオリジナル土人形です。

たぬきの置物というのは信楽焼で有名ですが、調べてみると歴史はそれほど長くないのですが、意匠登録出願などもされなかったため、各窯で作られるようになったようです。

信楽焼の狸の置物の歴史は比較的浅く、明治時代に陶芸家の藤原銕造が作ったものが最初と言われている。

1951年(昭和26年)、昭和天皇が信楽町行幸の際、たくさんの信楽狸に日の丸の小旗を持たせ沿道に設置したところ、狸たちが延々と続く情景に感興を覚え、歌を詠んだ逸話が新聞で報道され、全国に知られるようになった。

引用‐信楽焼 - Wikipedia

たぬきは「他を抜く」に言葉遊びで通じるため、この置物は商売繁盛に願を掛けて店舗などに置かれるようになったそうです。ハヤシさんのタヌキには人を押しのけてまで他を抜こうという感じではなく、自分のペースで着実に行くぜ、って感じがしますね。

 

続きを読む

バケタンブログ / SDソフビシリーズ:Zガンダム[2016年版と2017年版比較レビュー!]

f:id:smoglog:20170922230224j:plain

「C3 AFA TOKYO2017(旧キャラホビ)」の二日目に開催される、創通&サンライズの当日ライセンスが許可される「C3 AFA MARKET」で販売されたバケタンブログさんのゼータガンダムです。

ソフビ製で、全19パーツ(+1パーツ)しかも接着箇所なし、というトンデモナイ仕様となっています。

昨年に青色のみが発売されましたが、どうしてもプロポーションに納得がいかないと、19パーツ中9パーツ改修して、2017年版が販売されました。

ほとんど作り直しの域なので、こうなってくるとレビュアーとして比較レビューしたい……と思い、どなたか2016年版貸してくれないですか(チラッ、チラッ)とやっていたら、仏のようなコレクターさんにお借りすることができました(ありがとうございます!!!)。

 

大きさは約24センチと実物を見ると唸ってしまうようなボリュームです。

f:id:smoglog:20171016151719j:plain

 

今回の記事では、2016年版をバージョン1(V1)、2017年版をバージョン2(V2)と仮称します(かっこつけ〜)。

 

続きを読む

ゴッコ堂 / アストロ・ウンコツ ブリスターパック[ピンク]

f:id:smoglog:20171015152828j:plain

ゴッコマニアでゲットしたアストロウンコツのブリスターパックバージョンです。

こちらのアイテムは、なかなかゲットしにくいゴッコ堂作品の中で、入手が簡単であることをコンセプトに企画されたそうです。塗装版も今後リリース予定のようです。

その名の通り、ブリスターパックに封入されています。ホチキス止めなので、ストレスなく開封ができ、ブリスターのまま飾ってよし、取り出して遊ぶもよしです。

全高約13センチ。クリアフード/頭部/胴体/下半身/右腕/左腕の計6パーツとなっています。

 

続きを読む

関ヶ原の半分も面白さがわからない人の感想

f:id:smoglog:20170922230155j:plain

地元滋賀がロケ地として多数採用されていたので、気になっていた関ヶ原を見てきました。司馬遼太郎原作。

ぶっちゃけ、僕には面白さがわかりませんでした。日本史をしっかり勉強していて、史実と映画の内容の違いがわかり、登場人物がどんな人なのか名前を聞いただけで理解できないと、置いてけぼりになるような。かなり硬派な内容だったと思います。セリフも不明瞭で何言ってるのかわからないところもありました。歴史を知っていると「ははぁ、あのシーンだな」ってわかるんでしょうけど。キャストが被ってる(配役はちがうけど)清須会議のほうが、映画としてエンターテイメントとして楽しめた、というのが個人的な感想です。

 

続きを読む

1000toys(千値練)/ 出雲重機:Probe 20WT[1/12スケール]

f:id:smoglog:20170922230119j:plain

クラウドファンディングサイト「キャンプファイヤ」でストレッチゴールを達成した出雲重機さんのプローブ20WTです。デザイナーは、大久保淳二さん。出雲重機は1998年にアートプロジェクトとして始まり、立体化プロジェクトは今回が3度めの正直だったようです。

キャッチーになるように、火器武装させるなどの案もあったようですが、もともとの「10数年後のリアリティ、近未来都市に働く用途不明な重機」というコンセプトのまま製品化されました。このコンセプトに惹かれたので、嬉しい。

構成パーツのジョイントはモジュール化され、今後製品化が計画されている他の重機ともブロック玩具のように組み合わせが可能となっています。

 

自分が出資したのは、早割の白と、アイボリーと黒のセットの二口でした。

1000toysで、IDA Security Editionが販売中(記事の投稿時)。

1/12 Scale Probe 20WT (IDA Security Edition) | 1000toys

 

続きを読む

ちみどろトイ(Blood guts toys) / サベージキッド[屁泥カラー:STAYMELLOW × VillageVanguard MUSEUM限定]

f:id:smoglog:20170922230053j:plain

ヴィレッジヴァンガードのイオンモール長久手店にて、新進気鋭のクリエイターが集まるSTAYMELLOW × VillageVanguard MUSEUMのライブペイント&物販が開催され、そちらで販売されたサベージキッドの屁泥カラーです。

ちみどろトイ(Blood guts toys)さんのアイテムは東京の大まん祭のときにも入手を試みたのですが、その時は抽選番号が悪く撃沈。今回は愛知県郊外の長久手のイオンモールにて開催だったので、東京ほど列びはキツくないだろうと踏んで、前日に知って急遽会場へと向かい、狙い通りにゲットすることができました。

f:id:smoglog:20170922230103j:plain

僕の入手した鬼? の頭部と骸骨の頭部バージョンがあり、各3点ずつ合計6個。東京のイベントだったら入手は難しかったと思います。アーティストさん本人とも会話できましたし、すごく貴重な体験でした。

 

f:id:smoglog:20170922230104j:plain

 

サベージ(Savage)とは獰猛(どうもう)な、残忍な、残酷な、野蛮な、未開の、(自然のままに)荒れた、荒涼とした、飼い慣らされていない、野生の、かんかんに怒った等の意味。参照-savageの意味 - 英和辞典 Weblio辞書

 

 2パーツ構成、成型色は朱色。

屁泥カラーと名付けられましたが、色数が豊富でとても綺麗な塗装です。

全高約13センチ。

 

続きを読む

千値練 / 4インチネル: ロックマンDASH ロック・ヴォルナット

f:id:smoglog:20170922230044j:plain

初代PSで発売されたフリーランニングRPG「ロックマンDASH」の主人公ロック・ヴォルナットが4インチネルにラインナップされました。

ロックマンDASHは、コンシューマ機で本編2作、外伝1作が発売、長らく新作の発表が無かったのちに本編3作目の発表があったものの、後に中止となりました。一連の流れの中で、ロックマンの開発に深く関わった稲船敬二さんがカプコンを退社、外から見聞きする分には円満退社という感じではなくて、ファンにとっては色々な想いが入り交じるタイトルとなっていました。根強いファンが未だにいるものの、立体化などはあまり無かったように思います。
4インチネルでロックマン、ロックマンX、ロックマンエグゼと来て、次はDASHが来たらな〜、なんて夢想したら本当に出てビックリしました。

全高:約100mm、付属品は平手(左右)、ロックバスター、ヘルメット付き頭部パーツ、専用台座となっています。

 

続きを読む

スパイダーマン・ホームカミングの感想[ネタバレ有り]

https://www.instagram.com/p/BXxb5cEjHw5/

何度目かわからないくらいの新しいリブートされたスパイダーマンです。

結構前に見たのですが、レビュー記事上げるの忘れていました。

僕の悪いクセで、不満(こうしたらもっと良くなるのにという意見)がある映画、文句なしに良かった映画、毒にもクスリにもならない映画の順でレビュー意欲が失せます。おそらく僕の普段の生活が冴えてなさすぎの反動なのでしょう。

前回記事でエウレカを叩いた反動で良かった映画のレビューが書きたくなりました。

文句なしに良かった映画です。

 

続きを読む

交響詩篇エウレカセブンハイエボリューション1の酷評[ネタバレ有り]

f:id:smoglog:20170927181901j:plain

交響詩篇エウレカセブンのリメイク劇場版を見てきました。

かなり期待を裏切られました。

U-NEXTというビデオオンデマンドサービス(フールーとかネットフレックスのような)のキャンペーンで、会員になるとタダ券が貰えました。無料期間内に解約すればタダなのでラッキーでした。タダでなければ、この記事はもっと酷いものになっていたでしょう。

 

「交響詩篇エウレカセブン・ハイエボリューション」、このタイトルを聞いて期待したのは、新しいキャラクター、美麗な新規の映像、明かされなかった謎や伏線の回収でした。

不満に思うことは、超進化と言うには3分の2がTV版の素材をそのまま使った総集編だったことです。「新劇場版ヱヴァンゲリヲン:序」だと思ったら「シト新生」だったんです。

初見では圧倒的な説明不足ですし、一体誰に向けて作られたのか疑問が残りました。この不満はおそらく予想できたとおもいますし、ファンを食い物にしたかっただけの企画だったのかもしれません。

 

続きを読む

JUNX outside TOY SHOW Vol.9 に行って来た!!

f:id:smoglog:20170922230014j:plain

9月24日、名古屋の吹上ホールにて開催された「ジャンクス・アウトサイド・トイショウ」に行ってきました。

入場料は1200円(前売り1000円)。

第9回目を数えるJUNXですが、初めて行きました。初にして最後のJUNXとなってしまいました。そう、残念ながら今回が最後のようです。

 

JUNXとは?

トイ( おもちゃ )をメインに全国各地から集まった出展者様が「良い」と思った、 【 仕入れたモノ 】【 描いたモノ 】【 作ったモノ】 が、 見たり買えたりできる東海唯一の トイ&マーケット&アートが集まったイベント。

 

主なイベント内容

  • アメトイや映画グッズ、クリエータートイ&グッズ、ソフビ、アンティーク、ヴィンテージ雑貨や家具、アパレル、アメリカンな自転車や家 等 様々な商品の販売。​
  • プロ、セミプロクリエーターによるカスタムトイの展示やライブアートペイント。​
  • 映画の先行告知&パフォーマンス。​
  • メイクアーティストによるフェイスペインティング、傷等の特殊メイク。​
  • 出店者様、来場者様の仮装( コスプレ )も毎年恒例となっております。   

引用‐junx-outside-toyshow

 

続きを読む